2014年8月26日火曜日

“人事”が踊る晩夏

いきなり秋突入の感。気温差に戸惑っています。

気候とは別に永田町はお熱いようで。来月3日の党役員、内閣改造。人事を巡ってさまざまな動き。

人事を追う。政治記者にとってはまさに“男子の本懐”到来。いや、今は女性記者も多いから男子の本懐っていうのは変かな。

政治の世界でも、企業でも、官庁でも、人事は“要諦”なのであります。どういう人事をするかによって組織の命運も左右しかねない。

しかし、まあ、これほど、人事構想がぱらぱら出てきて、マスコミを賑わすってのは珍しかも。

昔、佐藤栄作という総理大臣がいました。ノーベル平和賞まで受賞した人。

人事の佐藤とも言われていました。微妙なバランスの上に党内融和を図ろうと人事には熱心でした。

そして人事がマスコミに漏れることを極端に嫌った人でもありました。

「新聞辞令」って言い習わしがあります。新聞が入閣候補として伝える。その新聞はコピーされ、大量に選挙区にばらまかれる。でも、それは結局、記事になっただけという悲しい結末。
とにかく政権党には大臣病患者がうようよいたのでした。

ある時の改造人事。佐藤内閣の。「新聞に出たら、人事は全部ご破算。変える」。栄作さん、そう公言していました。

人事が漏れるってことは人事権者の沽券にかかわるとうことでもあったのでしょうか。

そして、栄作さんが構想していた主要人事が、見事、新聞にすっぱ抜かれました。栄作さんは見事でした。全部変えてしまったのです。

人事が報道される。それは、関係者の、いわゆるリークによるところ大です。後は記者の聞き出す腕次第。

石破の処遇を巡っては、リークと取材合戦の中で、いろいろ取沙汰されてきました。石破がラジオで安保相受けないと言って終わり。
改造前一週間にして人事の一角が決まってしまう。これとて稀有な例なのです。

これから一週間、人事をめぐる報道、それの意味合いを巡って当事者もマスコミも踊りに踊るってことなんでしょうね。

大方の骨格も決まったような報道ぶりもあり。相も変わらずの光景。

先ほどの佐藤栄作の件。人事を潰すための「リーク」でした。

新聞辞令、観測気球。書かせて反応を見る、様子を見る。名前の出る出ないで一喜一憂。

政界だけではない。企業でも同じ。人事を巡る人間模様は。漏らすなと言っても漏れる。

言葉のこじつけのようですが、「いちえふ」では、水が漏れっぱなしです。そして肝心の事は箝口令のもと漏れてこない。

漏れた吉田調書。公開決めたが黒塗りの可能性もあり。

改造人事報道は、書き得です。結果が間違っていても、誰からも誰何されない。

いわゆる人事とはちょっと違うけれど、福島県知事選。なんだかすっきりしない展開のまま進行中。

自民県連の推す鉢村には党本部がなぜか「うん」といわない。相乗り目指す。

単独では勝てる見込みが立たないという算段か。

注目される雄平はだんまりを決め込んだまま。近々、決着するであろう中間貯蔵施設受け入れ問題。それを見ての判断ということか。雄平支持の民主党県連。これまたなんとも。何も決められない。荒井広幸が後ろに居るから熊坂には乗れないということか。

福島県民の多くは、あらゆることで「不信感」に満ち満ちています。国には騙されてきた。東電本社には恨みしかない。知事に対しても然り。

結果、候補がはっきりしないことでの県民の政治不信は募るのではないかと。

永田町では“踊っている”。福島県では“眠っている”の感。

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