2006年1月1日日曜日

年の初めに・・・

新しい年があけました。新しい年が始まりました。今年はどんな年になるのかー。少なくとも、ボクのまわりは平和で、穏やかな新年の幕開けでした。
 昨夜は"恒例"、紅白歌合戦を見ました。その一年、どんな歌が流行ったのか、いま歌はどんな世界になっているのか。集大成で理解するための"行事"にしています。さだまさしの♪広島の空♪に感動しました。込み上げて来るものがありました。2004年の紅白、「遥かなるメリークリスマス」に続いて。森山良子・直太郎母子の♪さとうきび畑♪、松任谷由美の♪smaile again♪。平和を希求するアーティストの心根に打たれました。歌だからこそ、音楽だからこそ伝えられるものがあるのです。吉永小百合が詩を朗読していました。
峠三吉の「序」。栗原貞子の「生ましめんと」。原爆を詠んだ詩を噛み締めました。
戦後60年の節目の年。番組のコンセプトが「平和への祈り」であると見て取れました。様々な歌手が登場した中、記憶に残る歌や演出があったのが救いでした。司会にものもんたの"舞台回し"には、それらの余韻をつなぎとめてくれるものはありませんでしたが。
 今朝、最初に見たテレビはベルリンフィルの「バッハのヨハネ受難曲」。サイモン・ラトルの指が導き出す荘厳な調べと合唱に、心を清められました。
音楽の力を再認識した去年今年―。
これらの映像と音を、デジタルハイビジョンで堪能しました。平和なのです。私たちの周りは。地球のどこかでは、いまその瞬間に"戦火"があるはずなのに。戦争を知っている人も知らない人も、それぞれ「平和」ということの意味はわかっているはずです。いまの平和を壊されたくない。平和が続いて欲しい。
そういう思いが、歌によって紡がれていくのでしょう。

戌年―。我が家の犬を連れて散歩しました。「お前の年だぞ」と言いながら走らせましたが、100メートルも走れませんでした。からだの老いを実感しながら、犬と歩いていられる"平和"を享受していました。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...