2011年3月31日木曜日

この国の姿 その13

今日。久々事務所に行きました。片付け、掃除。通信機能の復旧。電話不通。FAX送信不可とかであちこちからお叱り。通信不可の原因はいつあったかわからない停電によるモデムの電源落ちだったみたいで。給湯機も元から切れていました。いつまでやっても水が温まらないのに気づいて。

復旧しました。

部屋の中、あちこちに散乱している物、物。ハサミが無い。入れていた空き缶だけ転がっている。カッターもペンもそこにあったのに。机の下から端の端まで探しても無い。

ふと気付きました。大揺れで引き出しが皆開いていたことに。引き出しあけてみたらハサミもあったーしかも、なぜか、ペンも含めて、横一列に“整然”と並んでいました(笑)。発見した時には言うべき言葉も無しで。

言葉といえば・・・・。

先日のサッカー。日本代表とJリーグ選抜の試合。カズのゴール!!!テレビも見られない被災地の人や避難所の人、原発の現場の人。申し訳ありません。よかったです。感動的でした。スタンドのサポーターも凄かった。

ザッケローニ監督の言葉。「私はゴールを決められるのは嫌いです。しかし、ゴールを決められて嬉しかったのは、私のキャリアの中で初めてです」。キングカズ。諦めない精神。

ツイッターのつぶやきも面白かった。実況中継風に。「先ほどのカズのゴールから放射能の基準値をはるかに上回る勇気と希望が検出されました。人への影響は甚大です」。

甲子園の選抜高校野球。選手宣誓の岡山、創志高校の野山くん。見事な宣誓の言葉でした。泣けましたよ。阪神淡路大震災時に生まれた子供たち。「人は仲間に支えられることで大きな困難を乗り越えられると信じています。生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々と」。

伝わってくるものがあります。

天皇皇后両陛下が避難所を訪問。穏やかにゆっくり語りかけられる言葉の数々。福島県からの避難民。どれだけ勇気づけられたか。

人は言葉によって励まされる。気持を奮い起こす。力を貰う。言葉の力。

翻ってこの国の宰相、トップーリーダーの言葉。「この危機を日本人が乗り越えていくことができるかどうか、それがすべての日本人に問われていると思います。そうじゃありませんか、みなさん」。まるで他人事にような響き。

彼の言葉を聞いてだれが勇気とか希望を感じたか。誰もいない。彼の言葉がもたらしたもの。それは不信と、ある種の絶望。
その他の政治家。皆似て非なるが如し。

国が存亡の危機にある時、なぜ、政治家の言葉だけが胸に響いてこないのか。

それが、今の、この国の姿。

2011年3月30日水曜日

この国の姿 12

今朝、郡山の坪井病院に行ってきました。ロービーで急ごしらえの”診察”。どこが悪い訳でもありません。かかりつけ医に定期的のもらっている薬を処方して貰うだけ。

副院長との話は自然に原発事故、放射線汚染のことに及びました。
「少なくとも郡山ではまったく心配はありません。危険性もありません。水だってそうです。原発の半径5キロ圏内ならいざしらず。皆さん普通の生活していてください」。断言。「放射線によるガンの心配よりも、もっと怖いのをはタバコなんですよ」。あちゃ~~~。「テレビは煽りすぎです。報道姿勢がおかしい。抗議しているんですが」とも。

そういえば最初の水素爆発があった時に隣の急患連れていった旧知の医者も言っていました。同様なことを。だからでしょう。南相馬に戻っていく医者もいるとか。

きのうもテレビみていてつくづく感じました。事象を断片的に大仰に取り上げ、とにかく危機感煽っている。NHKも民放も。専門家という学者が冷静に事態を説明しているのに、発言を遮って「でも危険にはかわりないでしょ」というNHKの夜の女性キャスター。

すぐに「最悪の場合は」とキャスターは言う。最悪ってどんな事態?。それを専門家には聞かない。もちろん自分たちだってわからないし、知らない。「最悪の事態」。それってどんなこと?。視聴者はどんな事態と受け止めればいいの。何もわからない。

無責任過ぎるテレビ。しかし、それにしか情報源を持たない民草。官房長官の会見も、保安院の会見も、電力の会見も絶対に全部は流さない。片言隻句だけの報道。中継は何の意味もない部分だけ数分流しておわり。

同じ被災地映像を繰り返し繰り返しドキュメンタリーで放映しているんなら、現在進行形をもっとちゃんとやってよって言いたくなる。

昨夜のNHKの放送で二本松、岳温泉の老舗旅館、松溪苑が閉鎖、廃業って事実を知りました。経営者、佐藤俊夫さん。いろいろお世話になったし、仲のよかった友人です。後を継ごうとして東京の会社を辞め戻って来ていた次女の亮子さんの涙・・・。

地震の被害は相当な物でした。しかし、数千満円借りれば修復出来る。しかし絶望的にさせられたのはキャンセルキャンセルの風評被害。二本松に放射線は行っていない。「もう集客は望めないって判断したんです」と俊夫ちゃん。

この風評被害という怪物に俊夫ちゃんの気力は折れてしまった。家族も。
夜、電話で話しました。一緒に泣きました。俊夫ちゃんはとてもいい人です。善人です。「NHKさんはよくまとめてくれた」と感謝してました。彼の中ではテレビが風評被害をまき散らしているなんて思ってもいない。そのことを言うとなぜか怪訝そうな声が返ってきていました・・・・。

またもや怒りがこみ上げる日々。

閉鎖中の郡山駅。新幹線の切符の払いもどしに行ってきました。一カ所だけ通路があって緑の窓口に行けた。

カウンター越しに応対してくれた駅員さん。申し訳ありません、申し訳けありませんと頭を下げていました。「あなた方のせいじゃないよ。大変だったね。ご苦労さん」。思わず優しい言葉が亭主の口をついて出ていました。まわってみた食品館のジュピター。店員さんは皆元気でした。それなりに被災しているのに。亭主の顔をみると「よかった~~~」と歓声をあげてくれました。

みんな大変だろうけど、ありがとう。店員さんにもなぜか優しく接していました。そんな自分に気づいた時、ちょっと自分のこころにも余裕が出来たような気がしました。

テレビにも早く優しい言葉をかけてあげたい。

2011年3月29日火曜日

この国の姿 その11

春のような気配です。暖かいです。日差しや柔らかく・・・。寒さに震えていた被災地の人達にとっては束の間の天の恵み。復興作業もいささかは捗るのかと。

穏やかな春の陽気も天の業。大地震も、巨大津波も天の業。この陽気をなんと思うか。人それぞれ。

陽光を浴びた原子力発電所。ここから聞こえてくるのは悲鳴と不安。拡大する一方の放射能被害。その恐怖に怯え戸惑う福島県民。野菜農家では自殺者も。

貯まりに貯まった汚染水。あふれ出るのを防ぐために土嚢を積んでいるとか。なんだか嗤える光景。

改めて問いかけます。専門家ってなんですか。せめて専門家と称する人たちの見解だけは信じようと耳を傾けているのに。あなた方の無責任な発言が不安を増加させ、パニックまで起こしている。

一人は安全だといい、一人は危険な状態だという。あくまでも学問上のこと。現場の話しになるとワカラナイって。東電の御用学者のような人まで登場。「東京電力”さん”が頑張っていますから」。

学者は構造は解説出来ても。現場の様子は解説出来ず。まして有効な対処法など提示も出来ず。
専門家という漠然としたくくりの中で、メディアが珍重する学者さんたち。学校で学生に知識を与えることはできても現実に起きたことに対しては無見識。

目下は安全圏の東京のスタジオで論じる「他人ごと」かと。真の専門家はいないものか。

たとえばヨウ素剤。住民に配った自治体も。いわきと三春。その薬は24時間しか効用が無いから今飲んでも無駄という学者。配りなさい、飲んでおけば大丈夫という学者。学問と言うのは一つであるはずなのに、どっちかが間違ったことを言っている。

その学者どもを集めて参与にして周りを固めたような菅。国会では大見栄切って。参与集めた官邸からは有効な手立てはなんら打ち出されていない。東電に行くことすらやめた菅。自ら本部長なんていきがったくせに。ま、行っても鼻つまみ。邪魔なだけだけど。

プルトニュームが出たということで県民の不安感はピークに達しています。そのプルトニュームについて説明や解説、見通しは語られない。

相変わらず無責任マスコミは不安を煽ることに必死。論調はあすにでも日本沈没の勢い。
放射能汚染、被曝で入院してた作業員退院。病院の見解は「健康上問題ない」。ベタ記事。入院時は多くのテレビ新聞が病院に押しかけたのに。安全とわかればニュースバリュー無しとは。。。。放射能医学研究所は発電所の東京電力や関連会社員、近隣住民など1092人の被爆調査。27日までに。すべて健康被害が出るほど被曝した人はいなかったーこの記事もベタ、テレビは無視。

扇情的な報道はもはやテレビの宿弊。直すことかなわず。テレビみていて不安感にさいなまれ、ストレス講じて人生おかしくなる人も近くにいる。わずか数ミリシーベルトの数字に一喜一憂する人も。

素人には原子力のことなんかわからない。わからない人にわかりやすく、しかも正確に的確に説明するのがメディアや専門家の役目。

情報が錯綜して、かえって何も見えなくなっている日本人・・・。

2011年3月28日月曜日

この国の姿 その10

喜怒哀楽。人間が持つこの4つの感情が日本中を行き来しています。四苦八苦という人間の”業”の恐ろしさも。

入り乱れる情報。度重なる東電本店の頼りなさ。人々はより正確な情報が欲しいという。情報過疎。一つの不安。そして正確かどうかはともかく、それなりの情報に接すると、知ったことによって右往左往する。新たな不安を抱く。東電をめぐり、原発を巡り、錯綜する情報にいささか疲れてきました。

時として怒りやすくなってり、時として涙もろくなったり。感情のコントロールは難しい。

情報に踊らされる人達。水道水から汚染物質でパニック化した首都圏の水事情。浄水場からの水は安全と発表されているのに、相変わらず「念のため」が通用している曖昧さ。

その水パニックの最中、東京の世田谷区の人の書き込みだったか。
「赤ん坊を抱いて水を買いに行き、500mlのボトルを篭に入れてレジに並んでいたら、見知らぬ女性が近づいてきて、お水交換しませんかと言ってきた。彼女の手にしているのは2リットルのペットボトル。長い間並ばないと買えなかったもの。ありがとう。ありがとう。私も次はこの恩を誰かに譲る」。「いい話しですね」という亭主の返信に「子供がわかる年になったらこの話しをして忘れないようにさせます」と返ってきました。こういう話しに接するだけで泣けて泣けて仕方ないのです。

原発の現場にいる人の家族あてのメールにも泣けます。陣頭指揮をとって放水に向かった消防庁の隊長の話にも何回泣いたか。「現場を見ずして指揮をとるな」。

計画停電で灯りが消えた首都圏。若者が言ったという。明るい東京は楽しいけど灯りの消えた東京は優しい。
灯りの消えた町からは星がくっきり見えたーーーと

郡山の避難場。若い子供たちが手伝っています。高校生や中学生。野球場でもビッグパレットでも。「いまどきの若いやつらは」と言っていた大人は何もせずに政府と東電の悪口を言い、噂を撒き散らしてる。

買いだめに走るのは大人。買占め太りという”新語”も登場したとか。

福島県の農家は大変です。たぶん全滅に近いかも。コメをはじめ作付延期を指示した県。翌日はハウスものの野菜は安全だから出荷OK。消費者なる人達は細かい区別がつかない。出荷されても買わないでしょう。都知事一家が買うだけか。

国も県もみな付け焼刃。

自主避難という曖昧な措置で住民を惑わせる政府。牛は家族同然だと一人30キロ圏内に20キロ圏内に餌やりと、捨てるにきまっている乳搾りに戻る酪農家のお年寄り。餌を食む牛の目の優しさ・・・。

ビッグパレットには車で犬を連れて来た人もかなりいます。避難所には犬は入れない。零下になった車の中で子犬が夜を過ごしている・・・。二匹が寄り添うようにして。湯たんぽ代わりにお湯の入ったペットボトルを置いてきました。「ペットにはペットボトルですよ」と飼い主に冗談飛ばして笑わせて。
郡山はようやくガソリンが行きわたってきたような気配です。東京からの電話では、買い占めも含めやや落ち着いてきたとのこと。

テレビが映し出す前途を思うと何も考えられないと哀しくつぶやく人、慰問に訪れたサッカー選手とボールを蹴りながら嬉々とした声をあげる子供たち・・・。

あすはどんな世相になっているのか。

2011年3月27日日曜日

この国の姿 その9

この国にはリーダーという人が存在しないものだとつくづく知らされた。真の指導者がいないということを。少ない情報の中で言えば、自衛隊と消防、警察だけだったような。リーダーたる人物がいたのは。優れた現場の指揮官を見たのは。それと小さな村の村長、町長くらいか。

この国のリーダーは菅直人という男である。議会制民主主義の下ではいたしかたなく彼を指揮官にせざるをえない。

その男が、リーダーとしての能力を全く持っていなかったこと。最大の不幸である。彼がすべての国民の生命を担っているかと思うと絶望的な思いに駆られる。その器ではない。

リーダーとは国家においても然り。自治体においても然り、企業においても然り。優れた識見、決断力、判断力、そして先を見通した想像力。それを兼ね備えた人で無くてはならない。

菅直人の無能さが暴露されたのが原発事故。一部報道では「臨界ってなんだ」と数日前言ったといわれる。なにをかいわんや。

同心円を引き、退避命令を出せば事足れりと考えているような。全く違っている。そのためのどれだけ多くの人が「不幸」の陥ったか。追い込まれたか。

危機管理能力全く無し。いくらでも今日に事態にならないような原発事故の「拡散」は防げたはず。国と言う権力を履き違え、地方自治体を無視し続けた。国と言うからには官僚も居るはず。その官僚さえ遠ざけ、自分やその周りの人間でなんとかできると考えた。東電に乗り込み怒鳴ればなんとかなると考えた。浅はかなリーダー。
先を見通さない指示は混乱に拍車をかける。それすらわかってない。

どこかに、だれかに任せることもできない。

原発事故。東電を説き伏せ、すべてお任せしますと国際社会に頭をさげてお願いしなさい。IAEAの指揮下に入りなさい。IAEAには英語で書かれた報告書を出しなさい。日本語で付け焼刃のもの出したとかで元外交官は電話してきて怒りまくっていた。

菅による人災。これだけははっきりした。指示、指示を乱発するなよ。枝野。

宮城・岩手の震災復興も誰か有能な人に任せなさい。危機管理能力が備わっている人に。

福島県知事はどうか。リーダーとして。東電に怒りぶつけているだけでは県民の生命財産を守ることにはならない。

枚挙にいとまの無い政治の無策。無能、無策のリーダーの下で死者が増え、不安が増加し、生活が脅かされていく。

首都圏の人に聞いたというフジテレビの”世論調査”。46%もの人が原発事故対策を是とし、内閣支持率は30%を超えている。この温度差。

スポーツ選手や芸能人の募金活動。こころが伝わってくる。政治家からは相変わらず何も伝わってこない・・・・。伝わってくるのは諦めだけか。

2011年3月26日土曜日

この国の姿 その8

おかげさまでというか、なんというか。当店へのご来店増えているようです。これまでの3倍の方々。ツィッター含め発信することした出来ない身ではありますが、時々はチャチャを入れながらも書いていきます。

今、昨日から、福島県内は県民は、「疑心暗鬼と恐怖」の虜になっています。もちろん原発の事。断片的な報道、的を射てない報道。後手後手の政府の対策。非常時なのに、顔で判断してはいけないんでしょうが、薄笑いをうかべているようにしか見えない原子力安全保安院の広報官の会見。

政府は一応政権中枢にあって責任ある立場の官房長官がスポークスマンをつとめているが、保安院や東電は単なるメッセンジャーボーイにすぎないようなやつが情報を出す。にわか科学記者になったマスコミの質問にも窮するとは何事。

昨日、枝野の会見。20~30キロ圏内に自主避難迫った。社会生活が営めない人達の避難、当然だけど、なんら対策講じずに。無責任です。どうやてどこへ行けばいいのか。

菅の会見なんて意味無し。むしろあの脳天気な言葉の数々は被災地や恐怖におびえる人達の不安感を増長させている。菅さん、あんたが国民に向けてのメッセージだとかお願いだおtか言ってもだれも受け入れない。神経を逆なでする。

避難地域はコンパスで書いた同心円にすべきではない。各地を計測してピンポイント避難。きめ細かさが必要。南相馬がその典型例。

今まで書かなかったけど、海外メディアは報じ始めた。3号機のプルトニューム。プルサーマル。

菅の会見では誰も聞かない、向こうも一切言わない。

原発の現場今はどうなっている。聞こえてこない。懸命な作業は続けられているのだろうが。

政府はたかをくくっていたとしか思えない。

情報公開と大上段に言うわけではないが、原子炉が損傷したと言われ始めた現在、考え方変えないと。

最悪どうなる。最悪列島のどこまでが汚染される、被害がでる。それを数字をあげ、わかりやすく説明すべき。その上で、今はこの数字だからどこまでは安全とか、時期的見通しも含めて明らかにすべき。

暗中模索。無垢の民草はうろたえるばかり・・・・。次の一手が打てない。

きょう午前中のNHKテレビ。昨日の再放送。びっくり。また被曝者が出たかと。再放送はいらないんです。今を伝えなければ。県内の被災地、避難所の今でもいいから。原発の情報は入ってこないんだろうから。

これから避難所のビッグパレットに行ってきます。きのう行って知り合いになった犬2匹をつれて川内村から避難してきたおばあちゃん。炊き出しなど食べ物はあるけど、犬の餌は配布されっこない。犬は車の中で生活し、雪の降る車の中で寝ているという。ガソリンのない車。暖房はかけられない。そういう人たちもいるという。飯館の牛たちはどうしているのか。

きのうは犬2匹のためにシャツを差し入れ。ゲンキのお古。きょうは餌でも持っていこう。

岩手か宮城か。津波で流された瓦礫の中、ひとりさまよっている犬の後ろ姿を写した写真をどこかで見た。あの犬は何を考えどこへ行ったのだろう。避難場に行くために泣く泣く犬をおいてきた、放してきた・・・。そういう話しもいっぱい聞いた。

2011年3月25日金曜日

この国の姿 その7

情報化社会。人々はあらゆるメディアを手に入れ、その情報を頼りにしています。情報が伝わらない、情報が欲しいといいます。正確な。

多様になったメディア。この国難の時期にあっても例えば2ちゃんねるなどではスレッドを立ち上げた人はソースを明記し、よかれと思って記事を記載するけれど、それに対しての書き込みの内容はあまりにもひどい。まだまだいるんです。そういった種類の”暴力”を楽しんでいる人が。

まことしやかに書き込まれる情報。真偽とりまぜ。なぜだろう。人は偽の方を信じる。どこかがなにかをかくしていると信じる。そして自縄自縛に陥り、正当な判断力を失っていく。

いまがちょうどその時期。リテラシー能力が試される時。全体像を把握出来ず片言隻句の踊らされ。

今朝の朝日新聞。一面トップ。白抜きの大見出し。「汚染、スリーマイル超す」。国試算、相当量の放射能のサブ見出し。原子力安全委員会の発表だというが、この安全委員会って何?いままで沈黙していて。記者の質か整理部(もうそんな部署ないかな)の食いつきか。たしかにその記事署名無し。っていうことは社としての見解??

本文読んでみるとどっかの先生のコメントあり。「すぐに健康を害するとは考えにくい」って。見出しだけみたら日本は消滅だよ。

今伝えなければならないこと。原発の状況。たとえ瑕疵があったとしても事故にあった作業員のこと。多くの人を守るために死を覚悟で作業している現場の人のこと。その話しは21面に署名入りでありましたが。

作業員や消防隊員、自衛隊。これら現地にいる人と思いを一つにすることが国難を乗り切ること。メディアが不安心理だけ煽ってどうする。昨夜のテレビ朝日だったか。学者の話にかぶせてチェルノブイリの映像を。さもこうなるんだよといわんばかり。今、チェルノブイリ見せて不安煽って何になる。いや、国家騒乱罪だぞ。

メディアの、正しいと思っているメディアの皆さん。冷静に何を今伝えるべきか考え直してください。いきなりミネラルウオーターが店頭から無くならないような報道を。

被曝って言葉やめましょう。被ばくにしても。放射線を浴びたでいいのです。爆発って書くと原爆、水爆って不安心理は拡大するのです。水素爆発って書くと水爆と誤解されるのです。爆発した箇所を見出しにちゃんと書いてください。高濃度なんて言葉もやたらに使わないでよ。しかも「超」をつけてるとこもある。

原発地域からの避難、退避。理工学部出身の人だからか。コンパスで丸描いてそこは駄目ってやりかた改めなさい。ちゃんと計測してピンポイントで避難や退避を呼びかけるべき。

丸描いて指示出して終わりっていうんじゃたまったもんじゃない。市民派標榜するくせに市民のことは全くわかってない人。

2011年3月24日木曜日

この国の姿 その6

ツィッターにおもしろいつぶやきがありました。

真っ先に「買いだめ」するオバサンが、真っ先に「福島の野菜は買わない」って言い出す。
防風林みたいな身体のくせに、風評被害を増長させる。

みのもんたがテレビで「ナスがいい」って言えば店頭からナスが無くなるまで買いあさる人達なんだから、科学的に説明するのは無駄。というのも。

様々な人間模様。どれも日本人。東京の金町浄水場から、乳児の摂取”基準値”を超える放射線ヨウ素が出たと発表されるや、首都圏からミネラルウオーターが消えた。買い占めに走った人の頭の中からは乳児という言葉は消えている。乳児が大人に入れ替わっている。

きょうはその摂取制限注意が解除された。かわりに松戸とか茨城の浄水場で検出される。
行政が手当してるけど、もう自助努力ではミネラレウウオーターは買うことが出来ない。

東北に水を。善意と好意で送った人たちが、一晩たてば自分たちが水に悩む。

大人は飲んでも大丈夫って言っているのに。

NHKは各地の放射線量を伝える。「高い数値」と連呼する。通常、平時よりは数値は高いけど前の日からは減っている。「高い時よりは減った」となぜ言えない。

福島県内の放射線量。郡山も減った。福島市も減った。郡山1,4マイクロ。福島4,72マイクロ。以前より低い。7とか2台だたのに。人がよりつかないといわれるいわき。郡山より低い。南相馬は郡山並み。県庁があるからってわけじゃないけど福島市は数字だけでいえば多いのに、避難所含め人であふれかえっている・・・。

郡山の浄水場でも「乳児に摂取させないように」って数字でた。もうどこにも水は売って無いはず。

知り合いに暴力団の組長がいます。電話がかかってきました。広域指定暴力団の郡山の組。北海道はじめ、各地から支援物資集めて郡山の避難所に若い衆が持ってきた。組名はもちろん名乗らず架空名義でおいてきたという。物資運んできた若い衆たちは帰りのガソリンが無いって困っていたという。
件の組長、愛車のベンツが瓦礫でつぶされた。今は軽自動車に乗っているという。
阪神淡路大震災時の広域暴力団、山口組の”支援””活躍”ぶりは今でも語りぐさだとか。

民の苦しみは民にしかわからないということか。

テレビの人たちは口をそろえて国を責める。国がなんとか対策を講じないとと。国とは政府を指していっているんでしょう。もちろん、どうしようもない政権に身を任せてしまているという諦念はありますが、買いだめ、買い占め、風評をまき散らす一部の民を責めてもいいのでは。テレビで能書きたれてるお方たち。

テレビに疲れた人はラジオをどうぞ。毎日の細かい生活情報を得るにはラジオが一番。今見直されるラジオ。どこの店が何をやっているか。どこの食堂がやっているとか。ランチの値段まで。だいたい500円。
給水情報や放射線情報まで、町の名前あげて放送。素人ぽいパーソナリティーは言う。「大人が飲んでも大丈夫です。問題ありません」と。念のためとか、一応とか曖昧な言い方しない。それを聞いたリスナーは断言されると安心する。だれかさんの会見よりも。

ラジオふくしまという局とFMふくしま、それに郡山には去年出来たばかりのココラジってミニFMがある。ミニFM、そんなに取材者はいないはず。なぜか細かい情報まで届けられる。

我が家の町内会は全く機能していない。どっかで回覧板が滞っていた。ポストの中で。その家、”逐電”したのか。もぬけの殻。気づいた隣の人が回収してあわてて個別にまわした回覧板。4冊。10日も前のゴミ収集のお知らせだったり、もう終わってしまったはずの町内会総会延期のお知らせ・・・・。

隣の町内会では地震直後に町内会長さんが壊れた家がないかどうか様子を見て回り、戸別訪問したという。自分の家は倒壊寸前だった。今も住めるような建物でもないのに。FAXも駆使して回されたお知らせ。ゴミと水に関する件。隣の町内会さんの回覧を見せてもらいました。はい、当町内会にはもちろん何も回ってきていません。

さまざまです。ほんとさまざまです。

2011年3月23日水曜日

この国の姿  その5

東京目線。よく言われることなんですが。テレビの報道姿勢。ま、全て東京発で成り立っているんだから。

報道番組のキャスターやレポーター。それに新聞も含めた記者。東京にいる人。ある一つの仮説めいたものを持っていて、ゲストの話しをそこに導こうとする。無理矢理にでも。特に原発。

たとえばいわきに行ったレポーター。瓦礫と人の全くいない場所だけ写す。人はいるんだよ。東京の人に恐怖心植え付ける。
岩手や宮城の避難所。なんとか泣かせるように話しを持っていき。お涙ちょうだいに仕立て。中継の時間にあわせるため被災者を寒空に立たせて待たせて。

自己演出、やらせといってもいいような。

市長や町長のインタビュー。「今一番困っているものなんです」。決まり文句の質問。「あんたのインタビューだよ」。そうはいえない。テレビを過信してるからなにか援助がくるかと思って必死にしゃべる。全部困っているんだぜ。

放射能汚染問題。ことさら危機感を煽っているとしかいえない報道姿勢。学者が危険無いといっても、しかし~と危ない話しに持っていこうとしている。

何回も書いてるけど「ただちに」とか「今すぐ」とか「念のため」って言い方やめてよ。枝野くん。はっきり物を言うって評判いいようだけど、実は変なんだよ。君の一言で何百万人の人が動揺したり動いたり、噂まきちらしたり。
会見の言葉使い、前後の脈絡よく吟味してしゃべってよ。最初に一言、ガンとやれば、後から否定的なこと言っても最初の一節がもうすり込まれてしまっている。

水道水に100ベクレルのヨウ素。会見に臨んだ記者はたぶん東京人か。乳児持つ母親なのか。水道局責め立てる。ヒステリックに。そのころ厚生労働大臣はその事実を知らない、知らされていない。

牛乳、野菜。次々に出荷停止命令出す菅。そして、摂取しても人体に影響ないって付け足す。

過剰反応病に犯されてしまった消費者とやらは大騒ぎ。店頭から野菜が牛乳が姿消す。産地の如何を問わずに。

政府も消費者がどうだこうだ、流通業者も消費者がどうだこうだ。お店も「お客様が・・・」と。消費者っていったいなんだい。誰だい。野菜農家だって酪農家だって、立場変えれば消費者。見えない影におびえるかのごとく消費者ってお化けにおびえる行政。

震災よりも、大津波よりも、原発事故よりも、一番怖い物。それは人の心理。不安心理を煽っている政府やメディア。

やがて魚も店頭から姿消すことになるかも。今を騒いで大事にして、一週間後、一ヶ月後が見えなくなっている。

あのですね。みなさん。つい10日あまり前には日常だったことが今では日常じゃ無くなったんですよ。計画停電も然り。

安心、安全神話にどっぷり浸かって来た人たち。価値観、生活様式、社会構造。全てが変わってしまっているんです。

東京でミネラルウオーターパニックが起きないことを祈るのみ。

それにしてもどうにかしてよ、やめてよ。ACC、公共広告機構のCM.。あの馬鹿げたアニメの音楽聞くだけでストレス倍加。仁科亜紀子ももういいよ。オシムももういいよ。
CM出稿は無いんだから景色の映像でも流しておいてよ。ま、そういうローカル局もあるけれど。

テレビ局も広告収入ゼロ。頑張ってやっているけどもしかしたら経営難で・・・・ってことになるかも。
恐ろしけど。

2011年3月22日火曜日

この国の姿 その4

大震災から10日。様々な人間模様を見た。聞いた。

ある中華料理店は地震で店内がめちゃめちゃに破壊された。夜を徹して半分だけのスペースをつくり、翌日から店に明かりをつけた。郡山は停電しなかったので。
「我々は食べ物屋だ。それをやらないでどうする」。翌日、災害対策本部に並び給水を受けてチャーハンだけは出せるようにした。米はあったから。心を込めてチャーハンをシェフは作ったという。

夜、年配の婦人が明かりを頼りに一人で来店したという。疲れ果てて。ご主人が東京に行っているのでかえってこない。どうしていいか恐怖でと。

振る舞われたチャーハン。老婦人は涙を流しながら食べたという。「このチャーハンの温かさは一生忘れません」と。その言葉に店の夫婦も涙したという。ほとんど寝ていないことも忘れて。

赤木の喫茶店ドンモナミも水を73歳のご主人が給水所でもらってきて自宅をほったらかしにして営業始めた。

顔なじみがどうしているかと来てみると店やっている。「こんなに、ここがあってほっとしたことはない」。異口同音に常連さんはお互いの無事を喜びあったという。

亭主が見たところ多少の不行儀な大人がいてもスーパーや買い物で混乱は起きていない。
ガソリンスタンドには何百メートルという列が出来ている。

被災地では子供たちが大活躍しているという。親を失ったこどものボランティア活動に精を出しているという。卒業式で唄った合唱。避難民はその歌声に涙とどまることをしらなかった。

郡山を”脱出”した人が2万人あまりになるという。理由はいろいろあるだろう。友人はマンションが居住不能になったし。

東京に行った人たちは”いじめ”にあっているという。電車に乗った時、子供の制服に福島と書いてあったのを見た東京の”ご婦人”が言ったという。「放射能に汚染されているんだから乗らないで」と。牛乳とほうれん草を口の中に放り込んでやれ。いくら飲んでも食っても問題ないんだ。婆の健康は犯されない。子供は心に大きな傷をもらった。

原発の電気は皆関東の人たちが使っていた。東京のきらびやかな生活は福島県から送られた電気で成り立っていた。首都圏の皆さん、もう、いくらなんでも、それは知っているよね。

東京では何におびえているのか。食料品などの買いだめ、買い占めが横行している人がいるという。悲しい我が東京。

被災者救済をかたっての詐欺が横行しているという。宮城県の被災地では津波に流された家のあとをほっくりかえして金庫を盗んで行く奴らもいる。見かけない顔だから、ボランティアかと思ったら火事場泥棒だった・・・・。

どこまでが偽善で、どこまでが本当の善意か。見極める余裕が無い。

2011年3月21日月曜日

この国の姿 その3

亭主の周りは突然に水の危機に襲われています。県北の村の水道水から放射線要素が検出されたと報道があるやいなやスーパーや食料品関係のお店からことごとく水が消えた。買い占められたという話し。

なんかすごく悲しい。水道からは水が出ているというのに。誰も郡山の水が危険だとは公式アナウンスないのに。

テレビの情報を見ては一喜一憂。その情報選択もできずに。「最悪の事態に備える」。そんな心理だけが鎌首もたげ。

備えあれば憂い無しってことかい。

テレビだけでなく新聞も含めて相変わらず扇情的な報道見受けられ、不安に拍車をかける。東京以西で他人事のように見てる心ない人たち対象にした報道とも。

牛乳、ほうれんそう、大丈夫だとテレビは連呼すべき。暫定値なんて厚労省が腰だめで決めたもの。まともな専門家の話を素直に受け入れましょうよ。問題ないって言い切りましょう。

いまイッペイちゃんと話しをしました。「牛乳飲んでほうれん草食って水飲む会をやろう」って。いろんな飛び交う情報に人は振り回されているのです。

国が、国がとコメンテーターはなんでも国のせいにする。国に押しつける。風評をまきちらして同じ国民を窮地に陥れているのは民衆なんだよ。国を責めることと事象が違う。

「日本の救世主になってください」。メールで原発に赴く消防士に伝えた妻。被爆しながらも復旧させると必死の原発従業員。甘受する家族。

放射能と闘いながら多くの人の生活を守ろうとしている人がいる。たかが微量の放射線におびえてヒステリックになってる人がいる。

いきなり石巻や福島県楢葉に行くと言い出した菅。数時間後雨を理由に中止。ヘリが飛べないって操縦士が言ったのかい。もっとも菅がくること自体、全くの無意味なこと。役立たない人、迷惑な人は黙って引っ込んでろ。

いずれ国会で追及されること必定。そのときの答弁にわけのわからぬ現地入りを言い出したとしか思えない。

昨日も書いたけど、「いまのところ」とか、「現状では」という含み持たせた発言やめろよ官房長官。あんたの言葉遣いの貧弱さが人々の不安を醸成してるんだぜ。

そしてテレビよ。他人事のような顔して出てきてしどろもどろの記者会見やってる東京電力本店の記者会見中継たれながさないで。あれ見りゃだれだって不安になるさ。

信じよう。現場の勇気ある男たちがやがてあげるであろう凱旋の声を。

2011年3月20日日曜日

この国の姿  その2

決着の見えない原発事故。不安感にさいなまれた人たちは郡山からも脱出しているという。計画停電を嫌がった東京都民は東京脱出をはかっているという。都民は原発事故よりも地震、津波に関心あり。死者が不明者がたくさんいて被害は甚大なので当然なのですが。福島原発が首都圏に電気を供給しているなんてさらさらご存知なく。

放射能問題。牛乳やほうれん草に。予測されていたこととはいえ。食べても飲んでもどうってことないのに。すでにして福島県産の農産物は捨てられているという。

官房長官や保安院のあのかつらさん、「いまのところ」って言葉やめてください。今のところっていうと次はどうなるとかって疑惑の連鎖を生む。

マスコミとて同様。現場で涙している記者もいる。本社では、どう興味深く記事や番組作ろうかと腐心している人もいる。いきなりチェルノブイリの映像。その悲惨さを述べ。最悪の事態はこうなるといわんばかり。そのナレーションやVTR終わってからとってつけたように「そうは、たぶん、ならないでしょう」って専門家のコメント。お願いだから煽るのやめて。

朝日新聞が出している二つの雑誌。アエラと週間朝日。アエラ。表紙の防毒マスクの顔。見出しが、「放射能がくる」。絶句。抗議のメールを送りました。かたや週間朝日、見出しは「負けないぞニッポン」。編集長の違いだけか。

原発被災地でもないのに福島を”脱出”する人たち。その車列をテレビが放映する。見ている方は脱出の誘惑に駆られる。

とにかくマスコミ各位。誰のために何を伝えるのか。もっともっと自覚してください。取材するだけじゃだめ。伝えない勇気ってのも必要。伝えるべきことを伝えず、伝えるべきでないないことをやる。

間違いです。

世に言う風評被害。それを作り出しているのはマスコミに大いに原因があるのですよ。キャスターの言葉使い一つで心理的影響大なんですよ。慎重の上にも慎重を。最悪のシナリオなんて特集やめなさい。やってなんの意味がある。最悪を想定して皆安全地帯に逃げよとしたらどうなるの。

買いだめや買い占めだって同様。マスコミが大げさに伝えるから皆それに走る。無視しなさい。なんのニュースバリューも無いはず。

皆、情報を求めている。情報は必要不可欠。そして、その情報に振り回される。平時はマスコミを非難しまくっている人が、非常時にはマスコミにすがる。あわれではありませんか。ツイター、ネットは真偽不明もあり。テレビにすがるしかないのですが。

郡山市長が「廃炉」と言えば、そうか、そんなに危険な状態なんだと深読みする。当然といえばとうぜんだけど。皆、疑心暗鬼なんです。疑心暗鬼列島なんです。

2011年3月19日土曜日

この国の姿

多分、地震のせいでしょうがパソコンが機能しなくなり、いや、機械ではなく回線。無線ランでは接続出来ない状態になっています。

すっかりご無沙汰というか閉店状態のからから亭。いま、ちょっと”間借り”しての営業。本当の実在する飲食店さんは殆ど閉店、でも、どうにか開店にむけての努力がされているようです。

一週間前までのこの国は情報化社会といわれ、あらゆる人が、様々な形で情報化社会の恩恵を享受してきました。

大地震と巨大津波。通信インフラをことごとく壊し、携帯電話も機能せず。突然情報過疎におかれた人達は絶望感とパニックに襲われます。

なんの疑いもなく当然として受け入れてきた様々な先進文明。それがことごとく破壊され。

新聞の情報は余りにも遅すぎます。勢いテレビに頼る。テレビが伝えているものは何か。テレビとしても初めての経験。何をどう伝えるか模索の中の情報提供。誤報だって含まれます。その誤報ほどまことしやかに伝播される・・・。何を伝え、何を伝えなかったのか。伝えたことに誤りはなかったのか。やがて総括が求められる。

ここ最近ツイッターというツールを我々は手に入れた。真偽取り混ぜてツイッターからは様々な情報が吐き出されています。紙面に反映されない取材結果をつぶやく新聞記者。テレビ記者。既存のメディアが取り上げない情報が140文字の中で吐き出されて行きます。市井の人達が身近に起きていることを訴えます。悲鳴もあります。善意もあります。

「拡散」。この二文字を使ってツイッター情報が言の葉になって伝えられ増幅されています。

東京電力の原子力発電の事故。一番知りたいのが情報。それが開示されているのかどうかさえ分からない状態。

政治は機能しているのか。していない。党利党略が渦巻いている。乗り切れば政権浮揚などを考える総理大臣。ついに与野党救国内閣を呼びかけると、政治的思惑でそれを断る自民党。

国民の生命、安全、財産を守るとういうのが政治家に課せら使命であるにも拘わらず。党利党略に走る国会議員なるものを国民は見放す。なんの役にも立たないやつらを。原発20キロ圏から30キロ圏に行けよ。その実態をみてこいよ。

マスコミ報道を信じるかどうか難しいが、菅は「東日本はつぶれる」と言ったという。馬鹿な。
間抜けな顔して記者会見。言うべき言葉はただ一つ。「東日本はつぶさない、この国は俺が守る」。嘘でもいいからそう言うべき。彼がもしリーダーであるならば。

これがこの国の姿・・・。

助け合っている被災地の人達がいる。子ども達も。パニックに陥って停電を嘆き怒り、買いだめ買い占めだけに奔走する首都圏の人達がいる。

多くの善意やその行動が思うに任ぬような規制をする権力。風評を信じ、被災地に向かわない運転手もいるとかいう。

それもこの国の姿・・・。

原発の現場では己の死を賭して、死を覚悟して、メルトダウンは俺が防ぐと作業を続ける人達がいる。東京ではわけのわからぬ記者会見に一回でたまま”雲隠れ”状態の社長がいる。大企業の社長が。担当大臣は物流拠点や燃料輸送の確保など、美味しい話になると饒舌に説明する。原発のことでは出てこない。対策本部で情報に接しているというのに。

確かな情報が無ければ噂は噂をよぶ。根も葉もない噂が拡散されていく。

いつか来た道の戻っていくような、今のこの国の姿・・・。

近々また綴ります。

2011年3月15日火曜日

ご心配、ご迷惑かけています

東日本大地震。すっかり被災者になりました。もちろん健在なんですが。
通信手段やられ、ネットダウン。

当店営業できませんでした。ご心配おかけしました。

とりあえず、仮の賃貸営業。(笑)。

地震の被災で家も事務所もガタガタ。復興に着手と思ったら原発事故。

まさに未曾有。対処の仕方わかりません。

また、あらためて営業します。とりあえずの報告。

お見舞い、メール、コメントくださったみなさまありがとうございました。

2011年3月11日金曜日

本音と建前

本音と建前。この構図で世の中は成り立っています。この二つをいかに使い分けるか。それが物事の成否を分ける。

アメリカの前日本部長の「沖縄侮辱発言」。許されるものは非ず。明らかに認識含めて大間違いである。ブッシュ政権もホゾをかんでいることでしょう。

あのメア発言。多くのアメリカ人の本音なんではないかと。いや、きっと本音でしょう。本音で物を言った奴に建前だらけの穏便外交、腰ぬけ外交やってもしょがない。

さてさてこの世の中に本音で物を言っている人がどれだけいるか。建前だらけの日々。それのほうが人間関係は円滑に行く。すべからく知恵。知恵。

政界でも本音と建前の使い分けが常識。メディアの報道姿勢も建前だらけ。

外国人からの政治献金は禁止されている。そう、法律ってのは建前を並べ立てたもの。誰だってカネがほしいさ(笑)。バレ元。ばれたら謝ればどうにか・・・・。本音と建前、惻隠の情。日本独特の「文化」だもん。

世界とだって、国内政治だって、企業の間だって、家庭だって、恋人同士だって、本音と建前をうまく使い分けている。だから成り立つこの世とやら。

ゲンキ君の散歩の途中、建前やってるお宅を見かけました。職人さんはたぶん、本気で仕事に打ち込んでいたんでしょうね。

本気、本音、本心・・・。本がつく字は・・・・。なんか相田みつをの言葉にあったような。なんだけ、思い出せない。

本音言いすぎて身を誤った見本の一人が亭主(爆)。

2011年3月10日木曜日

日光の唐揚げ(爆)

昨夜、とある居酒屋。数人で飲んでいたところに。若からぬ女性お二人さまが入店。テーブルに座るなり、いきなりトーク炸裂。
「なんとか先生がこういった」「あの先生もそうなのよ」。先生を話題にするんだから学校の先生か看護婦さんかと。はやくも束の間、人間ウオッチングの亭主。

おしゃべりに夢中のお二人に店の人もさすがに業を煮やしたのか。食べ物の注文をとりに。

「あら、ごめんなさい」。やおらメニューに眼をやり。
「あ、この日光(ニッコウ)の唐揚げって美味しそうね。これいただこうかしら」「そうね、ワタクシも」。
店員さんの表情伺い知れず。亭主に届いたのはそのお二人の声だけ。

昔、郡山の堂前というところに日光という食堂があった。鶏の唐揚げ美味かった。まさか。郡山名物、日光名物の鶏唐があるのかよかよ。それなら・・・・。

「あらやだ、ごめんなさい。日光じゃ無くてメヒカリ(目光)だったわ。じゃやめとく、別の物に」。

当卓絶句。看護婦さん風のお二人が眼科の担当でないこと祈るのみ(笑)。

店も悪いんだよ(笑)。ちゃんとメヒカリってカタカナでかいておけばいいのに。そもそもカタカナの魚なんだから。

スターバックスで珈琲飲もうっていうのをどうしてもオートバックスでコーヒー飲もうって言っていた爺ちゃんいたっけ。

この手の話題、当からから亭では募集中。

で、件の店内。我が卓。読み違いの話で話題が出来たせいか、小声で「金太の大冒険」をうたってました。全員で。金太、負けるな!(爆)。

2011年3月9日水曜日

ドミノ

新聞にもテレビのおどろおどろしいタイトルスーパーにも「ドミノ。ドミノ・ドミノ現象」って字が踊る。

政権崩壊に向けてドミノ倒しのように閣僚が辞め、離反者が出て・・・ってことなんでしょうが。
一社が使うのならまだしも各紙揃ったようにドミノ、ドミノ。ドミノってドミノ倒し、将棋倒しのような状態を言おうとしているんでしょう。あまり上手い表現ではないですな。マスコミは言葉を扱いながら言葉が貧困。

ドミノってのサイコロみたいなゲーム。それを並べて倒すような遊びが出来てから、日本では将棋の駒を並べて倒して遊ぶのが流行ってからドミノ倒し、イコール、ドミノってなったのではと。

将棋倒し。並べ方にコツがある。間隔も問題だし、歩から倒しはじめても王様まではいかない事もある。

ギネスブック挑戦のドミノ倒しゲームも途中で頓挫することがある。

今、政界で起きている現象をうまく表現しようとして使った言葉だとは思いますが、なんで見出しまで一斉なんだろう。真似してるんだ、きっと(爆)。

今日は歯医者さんに行く日でした。玄関で靴を脱いで上がろうとして、思わずけつまずく先客女性患者のブーツ。これも流行なんでしょうか。ブーツ、ブーツ。しなびた大根を無理矢理立たせているみたいに脱がれているブーツ。邪魔なんです。年寄りはけつまずく。転びそう。日頃の鍛錬。踏みとどまる。ブーツは倒れる。横に。隣のも、そのまた隣のも。おお、ブーツのドミノ倒しだ。

故意じゃないですよ。倒した亭主が悪い。現象的には。
本意に非ずも、一応端の方つまんで現状復帰させておきましたよ。

うん、無用の長物。故意に倒してみるのも面白いかも(笑)。

2011年3月8日火曜日

まさに不毛地帯

不毛地帯。不毛とは土地が痩せていて穀物が育たないことをいう。または、成果の実らないことを言う。

不毛な地帯。不毛地帯。それは我が国にも存在する。永田町という首都のど真ん中。

センセイ達は毎日政局、政争に明け暮れる。もううんざりだという民草の思いに関係なく。
なにかあればすぐ辞めろ、ヤメさせろと騒ぐ。そして攻められた方は辞める・・・。
人間、為すことすべてに何らかの意義があると昔の哲学者は言った。閣僚が辞めることになにかの意義があるのか。残るのは混乱のみ。

自民党さんよ。あなたたちはつい先日までは政権党だった。政権というものがどういうものか少なからず知っていたはず。最早野党ボケでそれを忘れたか。

萬年野党ならいざしらず、少なくともこの国の命運を担ってきた政党。難癖とまでは言わないが、何かあるとすぐ閣僚辞任迫り。マスコミも同調して危機感あおり。マスコミは何らの解決策も示せず、断言もせず。危機的状況です。不透明です。緊迫感を増して来ました。あげく、展開は読めません。

菅ボロ内閣のせいだと言ってしまえばそれまで。ボロはボロ。だからって何をやってもいいというわけではない。仙石辞めさせた。前原辞めさせた。次が細川。そしてとどめは菅内閣問責決議案。国民が選択した参院の「ねじれ」という現象。こんな混乱を期待してではない。
野党が辞任を迫れば、皆、辞めなくてはならなくなる。

閣僚の任免権は野党にありと。

健全野党なんて存在しないんだ。日本には二大政党制は馴染まないんだ。

声高に言う。「説明責任」「任命責任」「政治責任」。ああやだね。責任の大安売り。責任の押し売り。

もうそろそろ日本という国も亡びるね。何の作物も出来ないのだから。

そしてテレビ。やだね。なんで民放の報道番組に元NHKの記者が解説しに出てくるの。外交評論家なんて肩書きで。手嶋とかいう奴。昔、ちと知ってるけど・・・。別に優れて優秀でも無かったような。失礼。
「次の外相は誰がいいですか」。臆面もなく聞く司会者、キャスター。「緒方貞子さんみたいな人ですよ」。昨夜と今朝と2局で同じ事言ってた。

外交の継続性のためにも、諸外国から認めて貰うためにも。

あらら、もうすぐつぶれる菅内閣。そんな「泥船」の緒方さんを乗せるのかい。不毛の論議だけが交わされて行く。

亭主の頭も不毛進行中(爆)。

2011年3月7日月曜日

在日とは・・・

サッカー、アジアカップで在日の李 忠成が決勝ゴールを決めた時、日本中は湧きに湧いた。日本人として皆歓迎した。

前原誠司が大阪の焼き肉屋のおばちゃんから政治献金を受けていた。一年5万円。日本名の通称でやっていたのが、どういうわけか、どういう手段で発覚したのか。自民党の西田というやはり関西選出の議員によって暴かれた。

結果、前原は辞任した。政治資金規正法の22条には「外国人から献金をうけてはならない」とあるから。

焼き肉屋のおばちゃんに政治的意図や「本国」とどういう関係にあるかはわからない。韓国焼き肉と言っているが北の出身だという。在日何世になるのか。

前原が中学生の時に近所に越して来たという。子供のころから可愛がっていたという。前原は辞任する前におばちゃんに電話して詫びたという。「オモニ」と呼んだかどうかはしらないが。第二の母のような存在だったのかも。

おばちゃんは政治資金規制法の事なんて知らなかったという。オモニとしてたかだか5万円の応援をしたかったのだろう。可愛がっていた子供の出世を喜んで。

二人の間に、どことなく「情」を見る。

匿名ネットは騒ぎ立てる。前原と北朝鮮との不可思議な関係と。一部週刊誌もキャンペーンやっていたような。

パチンコ産業は20兆円を越える巨大な産業である。経営者の8割は在日と言われる。当然政治資金は流されている。民主党の赤松元農水相の件は記憶に新しい。民主にも自民にもパチンコ資金は流れている。業界は警察官僚の天下り先。いろいろ策が巡らされているかも。

テレビのCMもパチンコ多い。CMに出演しているタレントも在日と言われる人だったり、アントニオ猪木のようにたびたび北朝鮮にいってるのも。

郡山の駅前に「オモニ」という名前の韓国料理の店がある。経営している女性、林 京連さんは在日。しかも北出身。もう70歳近くなっているはず。明け方まで営業している。夜の勤めを終えたホステスさん達は「オモニ」に立ち寄る。そこで店や客の不満、愚痴をオモニに喋って帰って行く。彼女たちに良き相談相手なのだ。まさにオモニ、母親なのだ。

前原問題。違法は違法。今に法律では。完璧な法律なんて無い。その時々によって上手く作り替えられる。
野党の方々はほんとオウムのよう。菅政権のガバナンスがどうだとか任命責任だとか、総辞職か解散と叫ぶ。あなた方のところにもいるかもよ。在日献金者。

法は時として”非情”きわまりないこともある。
在日と呼ばれる人達の方が、時には日本人よりも優しい時がある。

2011年3月6日日曜日

ハイパーメディアクリエーター

どうでもいいことなんです。お騒がせ女優沢尻エリカの夫の職業。ハイパーメディアクリエーターって。テレビにワイドショーは必ずこのこの肩書き、職業をつけている。

IT用語のハイパーテキストならかろうじて知っているけどメディアクリエーターってなんだい。そう思ってヤフー知恵袋のお世話に。回答見て笑ってしまった。

その回答。ベストアンサー。


横断的に活躍するクリエイターの意。映像作家、DJ、文筆業を初め、幅広い分野で活動しているマルチクリエイター横文字職業の一つ。
ちなみにハイパーメディアクリエイターって自ら名乗っている人物は現在世界中で彼一人だけです。
まあ、はっきりいえるのは、最高に胡散臭い業界人の典型的な例の一つということ。
肩書きからして怪しさ全開。「メディアクリエーター」だけでもよくわかんないのに、さらに「ハイパー」ですからね(笑) しかも自称だし(笑)

あはは、これを入試問題の解答に書いたらどうなるのかな。もっともそんな問題出ないだろうけど。

文筆業や講演、人生相談(笑)。幅広く活躍(笑)している亭主。ぴったりじゃん。ハイパーメディアクリエータじゃないの。あら違うって。ハンパメディアクリエータだって。しかも最高かどうかはともかく胡散臭いし。胡散臭そうに見られるし。最近もそう思われた様子。

友達の友達は皆友達だ。どうもそうはいかないようで(爆)。

からから亭メディアクリエーターではとてもじゃないが食っていけない。

おりしもグリーンジャンボ発売中とテレビで西田敏行が言っていた。
時々いわきに行く塾生の亮介。

「いわきに行ったら大黒屋で宝くじ買ってきてね」。大黒屋知らなかった亮介。県下で一番当たりくじの出ていたところ。大黒屋デパートの屋上には宝くじ神社まであった。

デパートは倒産。宝くじ売り場だけは近くに引っ越し。大黒屋の宝くじは超ブランド品(爆)。

昨年来、郡山、東京と年末ジャンボなど買ってはみたものの全部ハ・ズ・レ。

じゃ横断的に、ハイパーに購入してみようということで。昨日亮介持参なり。「もちろん自分のも買いました。期待しちゃいますね」。あはは。無理無理。そういいながらちょっと期待している亭主。籤運悪い亭主。

お願いですよ。一回くらい~~~。

2011年3月5日土曜日

そんなに急いでどこへ行く

昭和48年の交通安全標語。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」。哲学的でさえありました。高速道路が出来てスピード出しすぎの車激増。交通死亡事故が多発していた時代。

きょう東北新幹線の東京ー新青森間に新型車両「はやぶさ」が運航開始。青森・東京間をなんと三時間十分で結ぶ。

「いやはあ、ずいぶん便利な世の中になったものだべな」。やはりスピードとは便利なことなのか。

駕籠にゆられて下に、下に~~。弘前藩の御殿様もびっくりでしょうな。

一週間後には九州新幹線の鹿児島ルートが完成。新大阪と鹿児島中央駅との間が三時間45分。なんと青森と鹿児島が10時間台でいけることになる。どうするんだい弥二さんキタさん。

人類はこよなくスピードを求め、高さを求める。それを科学技術の粋と称賛する。

東京と青森が3時間10分でいけるようになったらあの♪s津軽海峡冬景色♪という名曲は生まれなかった。阿久 悠さんはどう思っているんだろうね。
歌の世界もKポップなどど言ってテンポの速いチャラチャラしたものばかり。

のんびり旅にでも行ってくれば・・・。

旅を楽しむってことはスピードを楽しむことか。いや、行った先でのんびりすれば目的達成か。

はてさて人生という旅は新幹線なのか各駅停車の鈍行の旅なのか。駆け抜けた人もいれば、十分満喫した人もいる。

知人のおじいちゃんが昨夜亡くなったと。95歳。時代も含め十分「旅」を堪能されたのだろうか。90歳過ぎても高速をそれなりのスピードで車走らせていたというが。

東京・青森間。グリーン車、グランクラスは26,360円とか。
狭い日本、そんなに急いで何処へ行く。そんなに金かけてどうする。昔の標語が今の時代にもよみがえりそう。海の向こうの外国にも4、000か5,000円で行けるっていうのに。

ま、どっちにしても、亭主、「はやぶさ」に乗ること無さそう。無いはず。だって郡山には停まらないもん(爆)。

2011年3月4日金曜日

「政治」と「カネ」

はやり言葉のような政治とカネ。天下御免のキーワードと相成っておりまして。

小沢問題で火がついたこの言葉。政界ではもっとも忌み嫌われることのようですが。

またもや民主党。前原・野田・蓮舫と。なんともチンケな収支報告書記載に架空計上などといった疑惑。十万円単位のパーティー券がどうとか。
もちろん一抹の疑惑もあってはいけないこと。指弾されるのは当然なんですが。

この話、出所はどこなのか。大手新聞はあまり触れず。全てをチェックしたわけではないけどTBSがやけに張り切っている・・・。

この名前の挙がった三人。いずれも民主党政権下ではポスト菅に名を連ねている人。

歴史は物語る。巷間言われる。権力者は後継者を作らないと。後継者が現れそうになるとつぶすと。

たしかにあり得る政治手法。

ま、身に火の粉がふりかかってくるのだから菅さんが知ってても言うわけ無いし使うわけ無いと思うけど。

権力闘争は想像も出来ない位、どろどろしたもの。昨日の友は今日の敵。政界では当たり前。

マスコミは前後の見境無く「政治とカネ」の話題には飛びつく。菅が夜な夜な”公費”使わずに(そういう話)、慣れない高級料亭でメシ食ってる相手でもちゃんと探し出せよ。天井裏にでも忍び込んで。
亭主、下足番を「買収」したことあったな(爆)。昔。

季節の予想はずれの雪が舞う中での独り言。

2011年3月3日木曜日

困った時のネット頼み

昔は、困った時の神頼みって言ったんですが。なにしろIT,ハイテクの時代。ネットに頼る人が多いようで。

今年初めのある会社の新年会。「余興」はクイズ大会でした。雑学の。司会をしていた亭主は冒頭言いました。「携帯電話は絶対使用しないでください。電源を切ってください」と。なにか分からないことがあったら携帯から検索するってのは今は普通の事。便利な世の中。

で、話題の京大をはじめとする数カ所の大学入試でのカンニング騒ぎ。ケータイというIT機器とネットというソフトを上手く使った仕業。”犯人”とされる受験生はさっき身柄確保されたようですが。

またもや山形、仙台は大変でしょうね。大勢の報道陣の方々が押しかけて。彼の母親やおじいちゃん、おばあちゃんまでカメラとマイクが取り囲む。
やった事はとんでもないけど孫の成長を生き甲斐にしていた祖父・祖母には気の毒すぎる。

カンニングはやってはいけないことです。何がどうであれ彼は間違ったことをしました。しかも偽計業務妨害罪を適用されるまでの。

彼が集積したネットや携帯の知識、技術がこうさせたのか。その意思を阻む体制を学校側がとっていなかったのか。
どうしても合格したかったのか。面白がってやったのか。
学歴偏重社会のもたらした現象か。
ネットの「副作用」か。

いろんな角度からいろんな見方が出てくるでしょう。

亭主も入試ではないけれどカンニングやったことあります。隣の席の奴の答案用紙のぞき込んだ。カンニングペーパー作った。丸めて持っていた。隣の奴に覗かれないよう腕で答案用紙隠したこともあった。

「あなたの大事な弟がカンニングをしました。あなたはそれに気がつきました。大学に通報しますか。黙っていますか」。サンデル教授の問いかけの一つ。カンニングは「悪」だという前提での設問ですが、今回の「事件」、サンデル教授に解説してもらいたいもの。

カンニングなどに思いも至らず必死に勉強してきた他の受験生にとっては、とてもじゃないが許されざること。彼の行為は糾弾されて然るべきなんですが。

テレビの世界だってカンニングってあります。広い意味でのカンニング。「カンペ」と称するもの。カメラの下か上にセリフや歌詞を書いた紙を差し出す。画面には映らないように。
プロンプターという装置があります。手元の原稿読まないでカメラかその脇に字が出てくる装置。アナウンサーはだから真正面向いて喋っている。凄い人だと思わせている。

総理大臣だってこのプロンプター使ってましたよ。喋ること間違えないように。オバマだってそう。

改めて思います。科学技術の進歩っていろんな事をもたらすんですね。

カンニングと語源調べるためにヤフーの知恵袋使ってしまいました。米語ではcunning。ずるい、悪質、狡猾などとベストアンサーには書かれていました。コインは三つだったかな。

2011年3月2日水曜日

これって「商魂」じゃないの

昨日の朝日新聞に奇妙なお知らせが。

学割で新聞購読を 期間限定キャンペーンという見出し。「朝日新聞社は、ひとり暮らしの学生の皆さんを応援するため、朝日新聞の購読料を通常より安く抑える学割キャンペーンを実施します。幅広い情報が欲しい。就職に役立てたい。そんな方々に手軽に新聞を読んでいただけるよう、経済的な負担を軽くした特別プランです」。そして、料金は通常3,007円が2,000円だと。

人の見方はいろいろです。「就職試験などには新聞記事からの出題も多い。一人暮らしの学生には朗報」と見る人ももちろんいるでしょう。

亭主はへそ曲がりです。素直に受け取れない。「なんだい、体のいい販売拡張告知じゃないか」って見てしまう。

いま、新聞社の経営は思わしくありません。一義的には広告量の低下。二番目が購読者の減。総体的に新聞の発行部数は減っています。

正確な実数かどうかは定かではありませんが、読売新聞が1,000万部をかろうじて越え、朝日新聞は大きく水をあけられ805万部の二位。三位は毎日で391万部。次いで日経、中日、東京、産経となっています。その次はなんと東スポ。223万部。

天敵読売に負けている朝日新聞。巻き返しの秘策として「学割」採用かと。
ケータイ、ソフトバンクからヒントを得たのか(笑)。それならついでに可愛い犬か猫かアヒルでもCMキャラクターにしてみたら(笑)。でも朝日はどちかというとau派なんだけど。

発行部数で新聞の優劣が決まるわけではありません。記事の内容や記者の質。骨太記事は毎日や東京に多かったりして。

新聞社とてやはり民間企業。天下国家を論じても自分たちが食っていけなければどうしようもない。
「購読料があるだけいいよ。こっちは広告料だけだよ」。僻む民放。税金の如く、いや税金よりも過酷に取り立てるNHKの聴取料。

さてさて、更なる”秘策”が登場するんでしょうかね。

2011年3月1日火曜日

あまりにも馬鹿馬鹿しい

女優(?)の沢尻エリカって人、たしかに綺麗だし、顔も可愛いし。いい女だとは思いますよ。非の打ち所が無い。見た目は。

その沢尻エリカという人、巷間「エリカさま」と呼ばれているとか。たしかに以前も見た。「別に~~」ってやっってるとこ。

どんな美人であろうが、なんであろうが、誰と誰がくっついた。誰と誰が別れる。本人同士の問題。どうでもいいことだと思うんだけど。
そういう亭主って変かな。

ワイドショーの彼女をめぐる大騒ぎ。追跡劇。異常ですな。どこでどうしようといいじゃないですか。

きのうの記者会見。この女はたいしたもんだ。質問に答えるだけでなく、”逆質問”。「聖女のエリカがいいですか~~」。なんと拍手あり。「悪女のエリカがいいですか~~~」。盛大な拍手。手を叩いているのはフアンじゃないですよ。マスコミ陣ですよ。あきれかえって血圧急上昇。

芸能レポーターと称する人達。キャンキャン声でその模様を得意げに話す。あげく、この日の会見の為にとエリカ様お手製のチョコレートみたいのがマスコミに配られて。それをスタジオで嬉しそうに食べるアナウンサー。

集まった報道陣(そう呼びたくはないけれど)は250人とか。それぞれがそのチョコを貰ったんでしょうな。甘い”注射”をうたれてる。

太平楽、太平楽。取材する側もされる側も、共にあるはずの緊張感なんて無し。あの会見の場に集まった人達は皆お仲間。共同体の人々。

芸能メディアの劣化甚だしい。放送は放送局の勝手。何を放送するかは。それを見さされているほうはたまったもんじゃない。

大学入試問題のヤフーへの投稿。馬鹿馬鹿しいネット社会。投稿の仕方を専門家とやら交えて”解説”。寄せられたベストアンサー。それをどうやって受験者に返したのか。どのような答案書いたのか。丸写しでしょうが、どうやってやったのか。どこも触れてくれない。隔靴掻痒。

国会も馬鹿馬鹿しい日々の繰りかえし。エリカさまの真似をして菅も記者会見でやってみればいい。「善良な菅がいいですか~~」「悪菅がいいですか~~~」って。どっちかに拍手で答える政治部記者いるのかな。もし菅に聞かれれば手を叩いて答えるべきでしょ。世論調査とやらでさんざん叩いているんだから。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...