2009年5月30日土曜日

「仕事ないですかね」

スポーツクラブで知り合いになり、時には飲みにいったりしていた"仲間"から突然電話。


「なんか仕事ないですかね・・・」。長年勤めていた会社からいわゆる"リストラ"にあったとのこと。50歳代。もちろん家族持ち。そういえばこのところクラブでも会っていなかった。


「今度、プールででも話ししようよ」。「いや、退会したんです。会費は払えない」。月9千円余り。そうですよね。大きな出費ですよね。


「ハローワークも行ってるんですが、なかなか見つからないし。失業保険の手続きはしたんですが、なんかないでしょうかね」。電話の先から伝わってくる悲壮感。わかります。亭主だってまだまだ"仕事"ほしいもん。安定的収入ほしいもん。いつも先行き不安という思いをかかえているのは辛いもん・・・。


「顔の広いところでなんとかなりませんか」。知人、友人はそれなりにあっても自分のこともままならない身。亭主のことはさておいてもサラリーマン、50歳代。難しいんです。


「とりあえず履歴書送ってよ。心当たりあたってみるから」「よろしくお願いします」。履歴書届き次第どこかあたってみるつもりではあるんですが。スポーツクラブの知り合いってだけの人にまで頼んでくるのだから彼にとっては藁にもすがる思い。大変なんだと。力にはなってあげたいんですが・・・。


雇用不安。解雇。失業。毎日ニュースで接していることが生の声で届く・・・。身近にもあった・・・。


そして昨夜のニュースから今朝の新聞。完全失業率5%。有効求人倍率0,46倍。過去最低・・・。福島県の有効求人倍率はなんと0,36倍。もちろん過去最低。


経済危機。倒産。失業。消費拡大せず。景気悪化。企業収益悪化。雇用調整・・・。負のスパイラル。メビウスの輪のごとく。


どこにも働く場所がまったく無いてわけじゃない。たとえば介護の現場は人をほしがっているとか。しかし、仕事はきつく賃金は安い・・・。


戦後の混乱期を経て、国は、人は、あまりにも安心安全に慣らされてきた。安心、安全が当然の社会だと錯覚していた。だからでしょうか。この「危機」を乗り越える、対処するすべを見つけられない・・・。大型補正予算成立。有効な手立てとなる期待は薄い。マスコミもこぞって「官民あげての知恵を」と書くが、何をすればいいのかは見当がつかない。書けない。誰も処方箋を書けない。


鉱工業生産指数が改善の兆しとか。企業の収益がいくらか回復したとしても、それが雇用につながる保証、見通しは皆無。まだまだ「失業者」は増えるのだろうと。


街から人は消え、安売りスーパーに人は群がり、飲食店は閑古鳥が鳴き・・・。明日の生活の保障はなくとも安酒くらって高笑いって、やけ笑い。そんな"根性"のある人もいなくなった。


相談するほうも、相談されるほうも「暗い」。暗澹たる思いに覆われる。


近くのJRの貨物操車場、物流拠点からの汽笛が聞こえる。汽笛が悲鳴に聞こえる。希望という名の列車の汽笛には聞こえない・・・。



2009年5月28日木曜日

太郎ちゃんの二枚舌

二枚舌とは矛盾したことを言う、嘘をいうってことです。一つ一つの舌で言うことが違う。


厚生労働省の分割問題をめぐる昨日から今日にかけての麻生太郎ちゃんの発言。新聞では「迷走」って書かれてますが、迷走じゃない。二枚舌。


「分割には最初からこだわっていない。再編の検討をしたらどうですか」って言っただけ。指示なんかしてないーーって。


当店でも書いたけど与謝野に指示したでしょ。議事録だってある。国会でも答弁してるでしょ。具体的に。二つの省への分割したいって。


テレビ局にはVTRあるはず。全部取り出して「検証」すれば明らか。分割の是非を亭主は言っているのでなく、自分が言ったことを言ってない、そんな考えないって言い張る麻生君に腹が立つってこと。


きのうの総理番記者とのやりとり。記者を睨みつけて「最初からこだわったような話を作られると困るんで。あたかも既成事実のように作られた話をすんのはやめたほうがいい」って。まるでけんか腰。この人自分に都合が悪くなるとすぐけんか腰になる。


ちょっとアドバルーン上げてみて反応見て・・・。政界ではよく使われる手法ですが、今回も分割に政府や与党の中から反対論や異論が噴出してくると「持論」をすぐ無かったものにしてしまうってやり方。自分の政策を持たない人。誰かが言ったことに飛び乗ったり、拝借してみたり。


二枚舌の使い分け。テレビできちんと発言の経緯をやってくださいよ。本人の声で。


閻魔さま、どうか、麻生さんの舌を一枚抜いてください(爆)。



2009年5月27日水曜日

文字だけが踊る・・・

昔、「会議は踊る」という映画がありました。ナポレオン失脚時のウイーン会議。題名の由来。「会議は踊る、されど進まず」。


きのう行われた麻生君と鳩山くんの党首討論。会議ではなく「討論」ではありましたが。「言葉は踊る。されど進まず」って。どうということのないような討論。テレビ見ていましたが。気になったのは麻生くんがやたらと連発した「我々は」という枕詞。我々とは誰なのか。麻生内閣の閣僚なのか。自民党議員なのか。与党なのか。はたまた官僚も含めた政権全般なのか。「こう思う」という言葉の客体がいかにも曖昧。麻生太郎はこう思う、こう考えるというものが無い。我々といいう不特定多数の主語によってかえって言おうとしていることの訴求力が薄められてしまっている。鳩山くんも時々は「私ども」という言い方をしていましたが。数えてはいませんが「我々」のなんと多かったことか。


笑っちゃうのが「言葉は大事にしなくてはなりません」と麻生君が鳩山君を諫めた場面。この人だけには言ってほしく無かった(爆)。


政治的にみれば「党首討論」をやったということだけで双方それなりの意味合いはあったのかもしれませんが、中味は何とも薄っぺら。一分ですむところを三分もかけて堂々巡りのような、同じような言葉を脈絡つかずに喋る麻生君の日本語力。さすがに党内からも「回りっくどい」って評価されるありさまだし。


そして今朝の新聞。「激しい応酬」「対決の号砲が鳴った」「相手の非をつく激しい展開」・・・・。新聞だけみればどんなに凄い舌戦がかわされたのかと思ってしまう。テレビの中継からは全くそんな気配を感じられず。無理矢理記事に仕立て上げたような。文字だけが躍る・・・。


鳩山君が「友愛の政治」を語れば、麻生君は「理念では政治は成り立たない。100年に一度という経済危機に如何に対処するかが大事」と。そう、理念でメシは食えないけれど、政治家に求められているもの、宰相に求められるもの。それは麻生君の言葉を借りるまでも無く「国家100年の大計」であると。大言壮語といわれようとも「国家100年の計」を語る政治家がいなくなった。夢と希望を与えるような国家の在り方を語る政治家が。


昭和の歌謡史に名を残し、きのう亡くなった作詞家の石本美由紀さん。憧れのハワイ航路♪。歌は人々に希望を与えた。だからそんな歌は何時の時代になっても歌い継がれる。語り継がれる国家の夢、ありや。



インフルエンザにやられた

新型インフルエンザの「被害」を蒙ってしまいました。


いえ、罹患したのではありません。インフルエンザの影響で予定されていたイベントが急にキャンセルになり。


白河のホテルで予定されていたある企業のお客様招待イベント。そのイベントでフラダンスショーの仕込みを依頼され。二日間。数ヶ月前の依頼物件。いわきのフラガール先生に頼み、出演者確保。電話、FAXで再三やりとり。スケジュール調整して貰い。来月初旬と下旬のイベント、出演者はかなり練習に励んでいたとか。出演者も楽しみにしていたとか。見る人あってのポリネシアンダンスショー。


きょうホテルから連絡あり。「接待、招待するお客さんの大半がなんと大阪の人達なんです。企業の方でもお客さんにもしものことがあってはということや、なるべく"集団での移動"は避けたほうがいいという経営者の判断でイベント中止にしたいって言ってきたんです・・・」。


目の前真っ暗。びっくり。ホテルも大きな売り上げ減。ことはインフルエンザ。これだけの騒ぎの中。致し方ないとはわかるんですが。まさか福島県に「飛び火」してくるとは。予想だにしなかった出来事。


フラダンスの先生に連絡してキャンセルの旨伝えると先方もしばし絶句。差し繰った踊り手さんたちの日程復元など大変な作業をさせてしまうようで。


事が事だけに了解はしてもらえましたが後味悪し。仲介者の亭主も疲労感でいっぱいになり。インフルエンザによる「被害」はこうやって全国に飛び火しているんでしょうかね。おそるべし、インフルエンザ。


さてさて、キャンセル料どうするとか、事後の問題も抱え込む始末。頭痛いです。なんか風邪にかかったみたいな体調になって来ました・・・。



2009年5月26日火曜日

下りもの

「もうそれは無いよ。あるのは下りものだけ」。郡山の農産物だけ扱っている「アグリショップ あさか」の社長。春野菜を買いに行った時にそう"宣告"されました。とにかく郡山産のものしか売っていません。それも朝採ってきた新鮮なものばかり。こだわりのお店。スーパーに並んでいる野菜とは全く違う。もちろんスーパーでも地場産品は顔写真掲げて売ってはいるんですが。白菜、キャベツ、くきだち菜・・・。今の時期は田植えも重なっているんでしょうか、野菜の種類が少なくなっていて。


「下りもの」。オモシロイ表現を聞いた気がしましてね。「下りもの」と言えば、京都から江戸の来たものと覚えていて。昔は都は京都。しかも京都から江戸へ下って来たものは上等の物が多かった。着物や酒。江戸では下りものは珍重されたとか。


しかしーーー。この「上り」「下り」っていう言葉。何を、どこを基準にいうのか時々分からなくなって来ることが。新幹線は東京が起点。東京行きは上り。東京発は下り。首都が起点。それはわかるんですが。


町の中でもよく使われます。文化通りを上ってとか下ってとか。これって駅を基準にいうのかどうか。いまだ判然とせず。坂を上るのか下るのかって感じになるような道もあり。


で、前述の「下りもの」。どうも深い意味はないようで。要するに他所の産ということらしい。まさか東京産の野菜を郡山で売ってる訳はないけれど。九州や四国産、お隣栃木産、宮城、山形産。どれも「下りもの」らしい。そこには言葉の由来のような「上等」って意味は全くなく。かといって郡山モンローでも無いようだし・・・。地元を愛する人の独特の表現かとも。


いやあ、スイマセン。きょうもくだらないこと書いてしまいました。くだらない。下らない。「下らないもの」は「下りもの」の反対。だから「とるにたらない」っていうような意味で使われる。パソコンで「くだら」って入力すると、変換は「百済」。そうすると「百済ない」は「くだらでない」。昔は朝鮮の百済人は「頭のいい人」って言われていたとか。だから・・・。


北海道のアスパラ貰いました。これって下りもの???(爆)。



鹿と熊

草薙くんが騒動を起こしたのでデジタル国の王様が怒って「クビ」にしてしまいました。替わりに「地デジ鹿」くんが起用されました。鹿くんは「草」を食みながら一生懸命お仕事に励んでいます。


すると・・・。「草」を全部食べられたら困る。飢えてしまう。地デジ鹿許さずとばかりに「クマさん」が登場。鹿の世界を風刺しています。名前は「アナロ熊」。


熊さんの歌は下記で聴ける筈です。


http://www.youtube.com/watch?v=bUMtQCPbTuc



2009年5月24日日曜日

カッコーワルツ

 

おじいさんは、きのう山に芝刈りに行きました。久しぶりの芝刈り。山の上は強い風が吹いていました。おじいさんはすっかり疲れてしまいました。腰も痛くしてしまいました。


風は強かったけどお天気はよく、山の林の中からはホーホケキョという鶯の鳴き声が聞こえ、おじいさんはすっかりいい気持になっていました。ウグイスの姿を探したのですが見つかりません。ウグイス鳴いてる、姿は見えず。まさにそのとおりでした。


そして、きょう。なんとおじいさんは、朝、カッコーに出会いました。カッコー、カッコーという鳴き声に誘われて、声のするほうに行ってみたら、なんとテレビのアンテナの上でカッコー君が鳴いているではありませんか。おじいさんは興奮してポケットのカメラで写真を撮ってみました。望遠もズームもないのでアップの写真は撮れませんでしたが、貴重な一枚。しかも羽を広げた瞬間。



かっこー.jpg


カッコー、カッコー、カッコー♪。カッコーワルツを歌いながら帰ってきました。なんでテレビのアンテナの上にカッコーがいるのか。不思議です。やはりカッコーもデジタル化されたのか(笑)。


家でテレビをつけました。カッコーが映ってないかと思って。でも、テレビではアヒルがワルツを踊っていました。


カッコーワルツ。読み方変えると「格好悪つ」。いえいえ、おじいさんのことですよ。(爆)。



2009年5月22日金曜日

結局は「空騒ぎ」!?

新型インフルエンザ騒ぎ。ようやく、政府が言っていた「冷静な対応」に自分たちがなったのか。


きょう決められた「基本的対処方針」。感染拡大地域では従来の対策を緩和。患者のすくない地域では拡大防止策継続。


一斉休校も止め。煩わしい手続き。保健所、発熱センター、医療機関ってのも止め。季節性インフルエンザと同様の対応するとか。


「弱毒性であり、タミフルなどの医薬品が効く」ってことが分かったからだとか。


字面だけ見ると、いや、実際に感染者は増えているのに「緩和」って言葉がくるのはどうも戸惑う。


メキシコへの渡航制限も解除。水際作戦も取りやめ。あの完全武装の人達が飛行機に乗り込んでいく光景はなんだたのか。もう国内に入ってきてしまったから「水際作戦」意味無しってことなの。


インフルエンザのウイルスの「正体」が分かっていなかったことによる"混乱"だったのか。


どうも不可解なことばかり。いったいこの数週間は何だったんだい。


挙げ句の果て・・・・。マスク、マスクって言っていたのに「マスクは飛沫感染をさせないために患者がすればいい」って。ていうことはマスクしてる人は「患者です」って"口"で言ってるようなもの。


すべては「過度の情報化社会」の為せる業なのか。積算、累積患者数は増えるでしょうが、やっと「冷静さ」を取り戻したかに見えるお上、国民。でも「偏見」はいまだはびこっているようでもあり。「なんで休校にしないんだ」って脅迫まがいの電話かけてくる人。自分の子供が通っているわけでもなく。ただ近所だっていうだけで。


アメリカではすでに終息って報道もあり。


マスクかけてのテレビレポーターも見られなくなり。メディア含めた空騒ぎだったような気が。


今もテレビで"CM"。麻生のだみ声。「政府からのお知らせです」。「早期に治療すれば安全です」。「冷静な対応を」。なんか笑えてくる・・・。


そしてマスクに変わって抗ウイルス、抗菌作用のある高価な空気清浄機が飛ぶように売れているとか・・・。一夜にして世相は変わる。



2009年5月21日木曜日

まるで「マスクショック」のようで

かつてこの国を「オイルショッック」という化け物が襲った時、トイレットペーパーが店頭から消え、買いだめに狂奔する人々の阿修羅のような光景がありました。あのトイレットペーパーみ飛びつくような光景ではありませんが、なぜか当時を彷彿とさせる昨今・・・。


東京ではどこに行ってもマスクを売っていないとのこと。買いたくても買えない。生産が追いつかない。マスク、マスク。少なくともテレビが映し出す光景は、マスク姿の群れ。神戸や大阪始め東京でもマスクをしていない人は"非国民"扱いみたいだとか。「なんでマスクしないんですか」って問いつめられるとも。


アメリカではマスク姿は殆どないとアメリカ帰りの人が言っていました。マスクをしている日本人がかえって"異様"な人に映るとも。


東京から依頼あり。郡山の薬局、ドラッグストアを数軒回りましたがどこにもマスク無し。売り切れ。入荷予定無しとのこと。薬局にあったのは通常のガーゼのマスクだけ。「しないよりはマシですよ」って。抗菌マスク購入(笑)。立ち寄ったドラッグストアで「無い」と言われたその時、ちょうど入荷したてのあのフルフェイス(笑)マスクが運ばれて来て。


「ラッキー」なんて良いながら3枚入りの箱をやっと二つ買うことが出来。


「使い捨てな罹患者だけですよ。予防のためのマスクならいちいち捨てる必要ないから、何回でも使えますよ」。慰めのお言葉か。で、お値段。マスクってこんなに高かったのって。3枚入りで1,300円くらいです。便乗値上げではなくそれなりの機能持っているからっていうことなんですが。


驚きました。驚きました。まさに「マスク狂騒曲」鳴りやまずですな。どうも用心の為に買いだめ、買い占めに入っているひとがいる様子。亭主の脇では次々に「マスクありませんか」って人が。値段聞いてびっくりしながらも手を出していました・・・。


インフルエンザにおびやかされる今日の日本列島の一光景・・・。



2009年5月20日水曜日

元に戻せばいい

麻生君が経済財政諮問会議とやらで指示したとか。厚生労働省の分割を。しかもそれを与謝野経済財政相に。なんで経済財政相が省庁の分割を担当するのかよくわからん。行革担当大臣ならわかるんだけど。


医療や介護、年金などを所管する「社会保障省」と、雇用や少子化対策などを所管する「国民生活省」にしろって。ならば元の厚生省と労働省に戻せばいいじゃありませんか。なんで新しい名称にするの。国民生活省なんてすると消費者省ってとことの兼ね合いはどうなるの。どうも、やってることがよくわからん。


朝令暮改とは言わないまでも2、000年の初めの省庁再編成でできた厚生労働省。昭和の人間にとってこの再編成で出来た役所の名前がピンとこない。大蔵省が財務省になり通産省が経済産業省になり国土省が、その前は建設省だったっけ、それが国土交通省になり・・・。ややこしことややこしいこと。


「厚労省は肥大化した」っていうのがその理由だそうだけど、そうしたのは誰。いったい、あの時の行革、再編ってなんだったのか。その結果文部省と(これも文部科学省になったんだっけ)厚労省とで幼児教育、幼稚園と保育園の"二重行政"生まれており。


どうもこの国の為政者たちのやる「改革」てのがよくわからん。小泉改革も然り。なんだい、あの「詐欺」を誘発、黙認させた郵便事業。郵政民営化。民営化が善政だとしても、その結果はどこにも無い。


昔、誰かが言っていました。役所は「外務省」と「大蔵省」と「内務省」だけあればいいーーって。郵政事業が問題ばかり起こしているのにもう郵政省って役所は無い。聞けば総務省だって(笑)。企業に例えれば総務部だとしたら、それは内閣官房では。


場当たり改革は今も全盛なり。



過剰反応


新型インフルエンザの感染、拡大の一途。メディアも政府も自治体も皆流行性感冒"の感染し。


いったいあの総出の水際作戦ってなんだったのか。おそるべしウイルスの伝播力。そりゃそうでしょう。これだけ人がひしめきあっていれば・・・。


で、この新型インフルエンザの「正体、実態」がはっきりしない。いつもの季節的インフルエンザよりも弱毒性だとも。ウイルスに対する判断が曖昧。各自治体の判断も政府の指針も曖昧。日本列島、初期のパニック状態。


どうも過剰反応が多すぎるきらいも。蔓延する可能性もあるってことか。列島中が侵されるってってことか。タカをくくるつもりはありませんがどうも騒ぎ過ぎだという指摘もある。なんかメディアも参加して過剰反応煽っているような世情とも見え。


昨夜、農場主と一献。タミフルだリレンザだ。備蓄、備蓄って薬屋さん儲けさせているだけじゃないのかって話も。アメリカではそろそろ薬頼りをやめるって話もあるとか。


過小評価してるわけではありませんが、死者にまでは至らず数日で治癒とか。薬が効いているのかどうか。そりゃ幼児や高齢者、疾病ある人は気をつけねばなんりませんが。


休校相次ぎ。高校生は町のゲームセンターへ。人ごみですよ。人の動きは止められるはずもなく。


農場主。無農薬野菜作りに精を出しています。土壌改良、品質改善は大変な作業とか。


「ジャンクフード」ばかり食べているせいでしょうかね。高校生に感染者多いのは。そんな分析も。免疫力の低下にウイルスがつけ込むって図式か。


インフルエンザ騒動から垣間見えるすべてに曖昧なこの国の対応。とはいえ、亭主が当事者であっても的確なことは言えるはずもありませんが。


「風評」重なり、この国の経済活動は、人々の日常は混乱の限りであることだけは間違いなく。過剰反応、しばらく収まらずでしょう。



2009年5月19日火曜日

掃除機爺さん♪

民主党代表になった鳩山くん。就任に当たり声を大にして言った。「この国を大掃除する」って。


大変なことですよ。大掃除。掃除機かけただけじゃダメ。水回りからトイレから庭先まで。玄関だけの体裁繕うような掃除じゃねダメ。でも必要。正直な話。


「裏の畑でポチが鳴く、正直爺さん掘ったれば、大判小判がざくざく・・・♪」。正直爺さんのくだりを掃除機爺さんて覚えていた人がいましてね。多分そのオタクではおじいさんかおとうさんが掃除担当なのかと。


亭主はポチが泣いても掃除機持ち出さず。ポチ連れだし係(笑)。


「裏の畑で民が泣く 鳩山兄ちゃん掘ったれば・・・・♪」。何が出てくるのか。賢夫人の教えで掃除の仕方覚えるのか(笑)。


歌詞の二番。「意地悪爺さんポチ借りて、裏の畑を掘ったれば・・・」。出てきたのは石や瓦でしょ。意地悪爺さんって誰?(爆)。


正直爺さんと鳩ポッポ。歌でつながっています。ボーイスカウトかなんかで歌われた戯れ歌。昔。歌詞のしりとり。


♪正直じいさんポチつれてーきは幾万ありとて桃から生まれてもしもしカアカアからすが鳩ポッポ、ポポッポポッポ飛んで遊べらぼうでこんちくしょうでやっつけろ、さつきは鯉のふきながし なんて長いんでしょーじきじいさんポチつれて・・・・・♪


ドリームジャンボ3億円。只今発売中!!(爆)。亭主、本日、煙草とコーヒーで汚れた歯の掃除に行ってきました。小判はたいてきました(笑)。



2009年5月17日日曜日

エコポイントの"怪"

「今までの二倍のお客様が見えてます」。家電販売店の店長はニコニコ顔でこう喋っている。きのうから始まった省エネ家電のエコポイント制度。


どうも素直に歓迎する気になれない「景気浮揚策」。エアコン、冷蔵庫、地上デジタルテレビに限ったポイント制。本当にそれらの商品は省エネ、エコに合致しているの?。メーカーが省エネ基準を満たしているからそれを信じるしかないけど。もし「省エネ偽装」「省エネ詐欺」があったらどうするつもり。


ポイント貰っても何に使えるのかもはっきりしてない。1ポイント1円相当だというけれど、ポイントは何に化けるのか。ポイントは政府の「事務局」というところが"管理"するという。「お国のやることだから安心」。いや「お国のやることだから心配」。


そりゃ補正予算は成立することは決まっているものの、まだ何の裏付けもないのに、買いに走る人々。こんな制度が出来る前に省エネ家電を、それこそ純粋に省エネに協力しなければいけないと思って買った人達はホゾを噛む思いなのでは。


ポイント還元。メーカーや量販店がするのではない。税金が投入されるんです。2900億円もの。家電メーカーや販売店だけが売り上げ伸びて儲かる仕組み。


たまたま昨日発表された大手企業の決算。家電メーカー、電機業界は大幅な欠損。車のエコカー優遇税制と併せて、とにかく自動車・電機という基幹産業を儲けさせて景気を回復させようということ。


なにしろ「エコ」とか「ポイント」って言葉に弱いこの国の民の「心理」を利用して。排ガスまき散らせETC割引に続く「愚策」第二弾とも。


どことなく、なんとなく「陰謀」めいたものを感じてしまう亭主は変なのか。定額給付金も然り。日本人の美徳、倹約、節約の精神を無視しての無駄遣い奨励策とも。エアコン使えばそれだけ、いくら省エネと言っても二酸化炭素は排出されるはず。


景気浮揚と省エネ・エコの相対的矛盾なりと。



2009年5月16日土曜日

魚の眼

只今民主党メディアジャック展開中ーーー。


連日、岡田・鳩山両氏がテレビからテレビへ。積極的なメディア露出で「閉ざされた代表戦」をいかに"公開"しようかと。


テレビでアップになる両氏の顔。どうもお二人ともその眼が魚の眼に似ているように。眼は口ほどに物を言い。人間の顔ってどっか何かの動物に似ているところがあるんですよね。犬顔、ネコ顔、馬顔・・・。遠藤周作は「馬の眼はイエスキリストの眼」と言ったけど。お二人、馬顔ではない。犬のような可愛さもない。ネコのようにくるくる回るでもない。


眼からこころが読み取れない。眼にあまり表情が無いって印象。眼が動かない。どこか似ている魚の眼。魚ってほとんど眼に表情が無いじゃないですか。魚の眼。しかし、それも良し。魚眼。魚の眼って凄い。水の中から水上を見たり、水中でも然り。180度の視界を持っている。視界が広い。いいことじゃないですか。よくよく世間を見渡してくださいな。


ついでに鳥の目も持ってくれれば。お二人を鳥に例えればどんな鳥か。鳥のような目つきしてるのか。うーん(笑)。鳩の目とも違うし(爆)。鳥瞰してください。世間を、世の中を、暮らしを。


良寛は鳥に例えて人間世界に「教え」を伝えています。特に鳶と雀が助け合う姿をして、人間同士の諍いをいましめています。そして貞心尼はこんな歌を詠んでいます。


  「鳶は鳶 雀は雀 鷺は鷺 烏は烏 何が怪しき」と。


岡田・鳩山の政権構想。鷺が詐欺になりませんように(爆)。



2009年5月14日木曜日

永田町の中心で愛を叫ぶ

民主党代表選、鳩山君が立候補会見。「愛のある政治を」と。「友愛の政治を」と。さすが世襲議員(笑)。友愛とは祖父鳩山一郎氏の政治理念。鳩山家の建物や関係団体にはやたら「友愛」がつけられ。友愛とは人種、国家、民族の壁を乗り越え、人間と人間が、人間と自然が対立するのでなく共生すという理念とか。鳩山友愛塾が言ってるんですよ。


なんか政治家にいきなり「愛」を説かれると戸惑ってしまい(笑)。「愛」の意味をどう解すればいのか。愛国心の「愛」か慈愛の「愛」か。同じようでもなんとなく印象が違う。まして「love」でもないだろうし。で、思わず安部晋三の「美しい国」ってキャッチフレーズが思い出される始末なのです。


永田町発の「愛」ってどんな愛なのかってね。


片や岡田くん。「新しい」って言葉の連発。岡田君見ているとある人思い出す。愛称「笑わん殿下」。そう河本敏夫さん。たしかに滅多に笑顔を見せなかった。腹の中が見えにくい。岡田君もほとんど笑わないし。「愛」のバレンタインチョコも突き返すっていう人だと言うし(爆)。


言葉だけの愛はいらないよ。言葉だけの新しさはいらないよ。「変わらなくっちゃいけない」って言った小沢君も結局何にも変わっていなかった・・・・。



ビールの季節でありまして

昼間の日差しは夏を思わせるように暑く。夕方の風はやさしく。水を張られた田をわたる風は穏やかであり・・・。


ビールの美味しい季節なのであります。いや、今や年中美味しいんですが、真夏よりもこの時期のビールの味は格別。


ビール会社の回し者ってわけじゃありませんが、今、書店で「ヱビス本」というムック本が大量に平積みにされています。売れているみたいです。ムック。magazineのmとbookのookをとった「造語」なのか。


その本の中に美味しいビールの飲み方ってのがあり。グラスをテーブルの上に立てて垂直に瓶ビールを勢いよく注ぐ。上の方まで泡が行ったら注ぐのをやめ、泡が静まってからこんどはゆっくりまた上まで注ぐ。その泡が少しおさまったらグラスの縁から泡がこぼれるくらいまでゆっくり注ぐ・・・。三回つぎ。ビールは泡が命。30%の泡が一番美味しい・・・。昔から言われており、出来る限り"実践"しているのでありまして。


今は大体の飲食店はジョッキ生。泡の立った生ビールが出されますが、ホテルでの宴会などは瓶。「それでは乾杯」となると隣同士でビールをつぎ合う。そのルール。必ずグラスを傾け泡の出ないようにつぐ。乾杯のご発声。時には長広舌。立って手に持ったグラスから泡は消え、手のぬくもりで冷えたビールが温まり(笑)。まずくなったビールで潤す喉・・・。


先日も上記のような光景に。隣の人がお酌してくれるのを断るわけにも行かず、さりとてビールは美味しく飲みたい。「いえいえ、自分でつぎますから」。嫌味にとられてしまうし。


ビールも酒も手酌が一番。ビールは注ぎ足し無し。飲み干してから次の一杯。乾杯の発声は一言で・・・。差しつ差されつは昔のことと割り切って。「俺のビールは飲めないっていうのかよ」。"上司"に叱られたこともあったっけ(笑)。


ビール会社さん、「美味しいビールの飲み方」、「お酌は止めましょう」、「泡がビールの命です」。そんなCMでもやっては如何?(爆)。



2009年5月13日水曜日

NHKの「ニュース感覚」

小沢一郎クンの"突然"の代表辞任。予測されたこととは言え速報見て「あらら・・・」って。


あす13日に予定されていた党首討論を控えての敵前逃亡か麻生クンに一泡吹かせたのか・・・。


時宜に叶っていたのか。時期を失したのか。衆目相半ばというところでしょうか。


NHKの昨夜7時のニュース。もちろん大々的に取り上げられ。事実は伝えられているのですが、なんか物足りない。記者レポート、解説含め。昨日の時点で知りたいのは、「なんで今日という日を選んだの」ってこと。それがいささかも明快でない。後継者の話は今日からでも良いのであって、昨日の時点での辞任の意味をちゃんと伝え教えて欲しかった。NHKに弱い「時代を読み解く能力」。


しかも噴飯物だったのは関連ニュースで長々やっていた世論調査。きのうの放送っていうことが決まっていたからでしょう。もちろん小沢辞任を受けての調査結果ではない。麻生内閣支持率が上がり30%台。民主党は支持率下げ。次の総理に相応しいのは麻生っていう数字が上がり、小沢は半減。総選挙での投票先も自民上がり民主下げ・・・。


小沢くんは辞めるって言ったんですよ。もうこの世論調査結果は何のニュース性も持たない。金かけてやった調査だろうけど放送に値しない。反古同然の結果なのに。この「感覚」。いったいなんと見ればいいいのか。


敢えて言わして貰えば、小沢が辞めても麻生の支持率は上がっており、民主党は下降しているという世論誘導のアナウンス効果狙いかと。さすが「皆様のNHK」(爆)。


報道に携わっている者には「捨てる勇気」も必要なこと。昨日の夕方の時点ではこの調査結果のニュースは捨てるべきだった。だってなんの意味も持たないもん。辞める前だったらそれなりのプレッシャーを小沢クンに与えたかもしれないが。それとも小沢クンは事前にこの調査結果知っていて敢えて昨日の夕方という発表時期を選んだのかな。小沢vsNHK(笑)。


時々、いや、いつも変なNHKの「ニュース感覚」。7時のニュース、視聴率高いんですよね・・・。



2009年5月12日火曜日

資料の整理はホテルでする

毎日の新聞の片隅に載っている「首相動静」。麻生君の一日の動きの概略。これがけっこう「オモシロイ」。


数日前。土曜日だったでしょうか。午後5時20分に青山の洋服屋さんでお買い物。所要時間は30分。そのあと帝国ホテルへ。そして夜の8時20分までおそよ2時間半、客室で資料整理とあります。時々あるんですね。このホテルの客室での資料整理って動静が。


ホテルの客室を使って資料を整理するって、どういう「整理」をするのか。まずは整理する資料を持ち込まなければ。2時間半かかって整理する資料とは相当な量じゃないの(笑)。


なんでわざわざ資料整理にホテルを使わないとならないの。いつも資料が置いてある官邸やあるいは自宅(ま、そえれは殆どありえないでしょうが)ですればいい。いやするべきものと。


ホテルの部屋を借りてまでの整理資料とは・・・。いやきっと借りて無いんでしょう。いや、借りてはいるが"秘密の事務所"替わりに長期で借りている"隠れ事務所"かも。ま、どこにどんな「書斎」を持っておられてもそれをとやかくいうものではありませんが。字面だけ見るとはなはだ違和感あり。


夕食はホテルの中の寿司屋で秘書官ととられた由。ホテルの密室での空白の2時間半(笑)。下司はすぐ何かを勘ぐる(爆)。


首相動静。いつも首相の後をついてまわっている通信社の記者に秘書官が「発表」。それが各社に配信。そのまま記事にって流れ。記者だって資料を整理していたなんて誰も信じていないかも。だけど「中味」を知るよしも無し。読まされる、見さされるほうは隔靴掻痒であり。


昨日も麻生君は洋服屋さんでお買い物だったようで。たしかにいつもいい洋服をお召しになっている。本屋の行ったときなどはこれみよがしに「こんな本を買った」とばかり本の名前まで「発表」するのに。買い物や、資料整理の実態はわからない・・・。「歴史は夜つくられる」、「歴史はホテルでつくられる」・・・・。なのかな(笑)。



2009年5月10日日曜日

餅は餅屋っていうけれど

選挙が近くなって。なにやらマスコミ毎度の一極集中報道。議員の世襲制是非論議。たしかに永田町のセンセイ達が言い始めたからマスコミがこぞって取り上げるのか。マスコミが書くからセンセイ達も騒ぐのか・・・。


おしなべて。マスコミ論調は世襲制けしからん。世襲議員の数からはじまって固有名詞まで。どうも「悪」といわんばかりに。そういえばかつては「あいつは二世議員だから」っていさいさか揶揄した表現を使ったこともありました。


地盤、看板、カバン。選挙に勝つための三種の神器(笑)。二世議員とは即おぼっちゃま議員との"認識"で。


結論。選挙区制度が変わり中選挙区から小選挙区になったという事情はあるでしょうが、世襲議員の善し悪しは所詮選挙区の有権者が決めること。ダメなら、使い物にならないなら落とせばいい。使えるなら、有能だと認めれば一票いれてればいい。


議員に限らず世の中世襲だらけじゃないですか。医者の子は医者。野球選手の子は野球へ。芸能界だってなんと二世のタレントさんが多いこと。


親の背中を見て子は育つ。親の職業を継いでくれるのは有り難い息子。餅は餅屋っていうじゃありませんか。物事はそれぞれ専門家に任せたほうがいい。


とはいうものの。政治の専門家。これはちと困りもの。世間知らずの政治専門家が増えても困る。医者が世間を知らないってのが問題にされているように。


「一般の国民代表が国会に行く機会が少なくなる」。これも世襲反対論の一つの論拠。ガキの頃から金と謀略と根回しばかり見て育った息子は親から学んだ背中をそのまま踏襲しかねない。しかし、中にはアンチ親っていう世襲さんもいないとも限らず。


莫大な親の遺産を相続した鳩山兄弟とか麻生財閥の末裔とか。そんな人ばかりではなく、まともな政治を目指して頑張った親の二世だっているはず。要は志と資質の問題。世襲より悪いのは「弔い合戦」。政治の何たるやを知らずにお情けで当選した人達の方が問題なんではと。


世襲報道。こぞってしばらく続くでしょうね。マスコミ関係者にも「世襲」はけっこういますよ。記者の子は記者って(爆)。コネがあるのかどうか知りませんがネ。



2009年5月9日土曜日

民生委員の方々と

「何々したいと思います」。テレビでアナウンサーが連発する言葉。早速行ってみたいと思います。戴いてみたいと思います。ラーメン屋のレポート。思うって言葉のはき違え。


コンビニ、ファミレス系マニュアル敬語。「これでよろしかったですか」「何々に成ります」・・・。


そんな曖昧な言葉が氾濫する世の中。


「曖昧さの中の心地よさ」。こんな題名で講演をしてきました。民生委員・児童委員の日の記念講演だそうで。安積方部の会長をしている同志のテリーから依頼され。


「普段は固い話しばかりしている人たちだから、気のおけない話をしてよ」とのありがたいご依頼。日常会話の中の曖昧言語や日本の文化の曖昧性をからめて自論を。きっちり一時間。


楽しくやらさせて戴きました。約50人ほどの委員の方。真剣に聞いていてくださりました。聞いていてくれているかどうかは表情見ればわかる。


時々耳にする「民生委員」てどういう仕事をしているのかよく知りませんでした。まさにボランティアの固まり。亭主の「駄弁」が何かのお役に立てたかどうか。「言葉」の面白さ、不思議さ、世情との関連・・・。そんなことを感じていただければよかったかと。


書くのもいいけど喋るのも楽しい。準備でちょっと疲れましたが良い場を与えてくれたテリーに感謝であり。


民生委員の日っていうのがあるのも知りました。今月の12日から18日までとか。地域社会がこういう人たちに支えられているってことも学んだ次第。どっちが「講師」だったのか・・・・。きょうもお勉強した亭主。



2009年5月8日金曜日

顔の見えない社会

東京は慶応病院でした。毎度の定期診察。もちろん何も無しでありまして。


病院の入り口入った途端になぜかいつもと雰囲気が違う。そう、患者さんも職員も看護師さんも皆「マスク、マスク」なのであります。マスクーー不思議ですね。顔の識別がつかない。鼻と口が覆われていると顔が見えない。


マスクが病院の中を動き回っているって感じなのでした。


そして、職員が外来患者に調査票なるものを渡している。必ずご記入下さいと。館内放送でも再三の呼びかけ。


診察前にお伺いします。10日以内に新型インフルエンザ流行地に行きましたか。え、え、え、え流行地ってどこ?メキシコとアメリカなの。他の国もそうなの。一人か二人の感染者を出した国も流行地っていうの。へそ曲がりはすぐに言葉尻を捕まえたくなり。


おとといから今日までの間、37,5度以上の発熱を一回は認めました。〇か×か。変な日本語。またまたへそ曲がり(笑)。


質問項目はこの二点だけ。余り意味のない調査票。ものものしさと何かはしてますよっていう医療機関としての義務果たしかと言えないことも無いような。


もちろん両方とも×をつけて渡してきましたが。


風邪の症状を訴える患者の診察を拒否している医療機関もあるという。無責任というか逃げるが勝ちっていう医者の本分忘れた醜さが報道され、きょうで患者が2000人を越したといわれ。


新型インンフルエンザに恐れおののくこの社会。


病院を出て駅へ。駅から駅へ。またも気がつく「マスク」の乱舞。ほとんんどマスクで顔を覆った人ばかり。東京。顔の見えない社会の出現。


良いことなのか、おかしいのか。都会はウイルスに翻弄されていました



2009年5月5日火曜日

郡山市環境保全公社Lー6号

世の中ゴールデンウイーックとかで。大連休の方々も多く。"愚策"ETC1000円にのせられて高速道路は渋滞、渋滞とか。


休み、遠出が国民の"義務"とばかりに、なんで皆さんあちこちに(笑)。大型連休よそ目に働いている人も多数あるのに。それも遠出客当て込んでの儲け仕事ではなく、普段の仕事をこなしている人も。テレビも新聞ももちろんニュース価値認めずですが。


今朝、ちょっと寝坊。月曜日は燃えるごみの日。ポリ袋下げてゴミ置き場に・・・。時すでに遅し(笑)。収集車は走り出している。やばい。どっか他のゴミ捨て場に持っていかないと・・・。とーーー。すれ違いざまのゴミ収集車が亭主の脇で急ブレーキ。運転席にはスキンヘッドの恐そうなお兄ちゃん。30歳くらいか。窓を開けて笑顔で声をかけてくれる。


「後ろ開けたから入れていいよ」。そうほんと優しそうな笑顔で。初めて収集車の中にゴミ入れ体験。入れるのを確認するやいなやまたもスピードを上げて次の収集所に向かう車。「ありがとう!!」。お兄ちゃんにこころから礼を言いました。


その収集車。郡山環境保全公社L_6号。思わずどこの車か見た亭主。産廃やゴミの収集システムがどうなっているのか全く定かではありませんが、「情」と「意気」に感激した次第。決められた時間の中での作業やっているのでしょう。時々出会う収集車はいつもかなり急いで作業をし、走っているように見受けられます。所定の場所でなく途中での一端停止。「うん、なかなかやるもんだ」。街で出会ったらとてもじゃないが「恐い」系の風貌のお兄ちゃん。心根の優しさ。人はみかけじゃないよ。


こんなおにいちゃんのちょっとの気遣い。しかも、もしかしたらルール違反かもしれない途中でのピックアップ。だけど、こうしたことが街を優しくさせ、人が人を人として感じられる。


やさしいゴミ収集車のお兄ちゃん、今度会ったら手を振るからね。キミは良い仕事してるよ。そのお兄ちゃんがつけたのか、公社がつけたのか。車のナンバープレートは「福島 と ・・・1」でした(爆)。あっち系の人がやりそうなナンバーの付け方(笑)。



2009年5月3日日曜日

人、動物病院へ行く・・

豚インフルエンザにかかった人の話しではありません。


昨夜、久しぶりに郡山の超繁盛店、天麩羅佐久間に行きました。遠来の客ありで。


何かの話で・・・・・。おやじ曰く。


「おらげの女房がナイ、山形行った時に犬に噛まれてない。狂犬病になるかもしれないって言ってナイ、動物病院サ駆け込んだだナイ。そしたら動物病院のセンセンに言はっちゃ。"当院では人間は診察できません"って」。


当然でしょ。なにかと天然の翠おくさん。旦那のマー坊。


おそるべし。天麩羅野郎(爆)。


五月の陽気のせいでしょうか(笑)。


豚インフルエンザに、もし感染した人が居たら必ず行かなければならないのは保健所ですよ。



2009年5月2日土曜日

当世喫茶店事情

ちょっと大上段に振りかぶったようなタイトルで恐縮。


先日東京に行き。葬儀。葬祭場は江戸川区の葛西。地下鉄東西線を降りて徒歩7分くらいのところ。棺を乗せた車を見送って疲れた体を休めようと思い。足取りも重く駅界隈に。コーヒー飲んで一服。次の予定まではまだ十分時間ある。楽になりたい。本でも読みながら・・・。喫茶店を探したんですが・・・。目に付くのはファミレスだけ。ちょっとやわらかめの椅子のあるゆったりした喫茶店。コーヒーの美味しい喫茶店をと思うものの見つからず。たまたま駅前で駐輪場を整理しているおじさんに声を掛け。


「どっか喫茶店ないですか。ファミレス系でなく。ゆっくり出来るところ」。「えーーありますよ。その角曲がった先に街角という店が。古い店なんですが」。行ってみました。店が開いてない。閉まっている。営業していないんです。戻っておじさんに伝えると絶句。最近までやっていたんですがね・・・。致し方なし。駅構内のカフェと書かれた店にはいりました。どうも食事中心の店らしく。コーヒーだけ所望の客にはいささかあたりが強かったように感じられ。トイレに立ったあと戻ってみるとまだ残っていたはずのカップも下げられ片付けられており。


知人との待ち合わせ場所。六本木のアマンド前。なにせ簡単な待ち合わせ場所はそこしか浮かばず。ところがアマンドも改装中。まさに店の前での待ち合わせとなり。で、ミッドタウンという未知の場所へと。カフェなるところがあり、比較的ゆっくり話は出来たものの値段のお高いこと(笑)。


一人でゆっくり本でも読みながら、音楽聴きながら、静かに人と話をゆっくりする・・・。「お茶でもいかが」「お茶飲みしよう」。そんな場所が急激に減っていることを実感。昔はどこにでもあった喫茶店が無い、少ない。


郡山でもそうです。スターバックス、ドトールコーヒー。飲むとこの今や定番。しかし、そこは古の喫茶店の雰囲気ではなく。


ゆっくりくつろぐ喫茶店は無くなったような。ただコーヒーを、それも余り美味しくないコーヒーを飲むだけの店しかないようで。


ルノアール、風月堂、ホテルのロビー。ゆったりした時間を楽しむ場所が減ったような。ご時世なんですね。時勢と書いたほうがいいのか。


喫茶店。歌の舞台にも度々登場し、恋人との思い出の場だった。小説にもよく登場していた。喫茶店は思索の場所でもあった。そんな街の光景が見えなくなっている・・・・。プラスティックのカップを持って歩き、職場でそれをたしなんでいるのがファッションといわれる時代になっている・・・。コーヒーのテイクアウト。そんなもん昔は無かった。クラシック喫茶やジャズ喫茶で半日過ごしていた。それは決して無駄な時間では無かった・・・。


春の日のぼやき。



2009年5月1日金曜日

凪・・・


陽光がまぶしく、まさに春爛漫。風も穏やか。陸上も海上もでしょうか。凪っていう陽気。少なくとも表の気配の中に立ってみると凪って言葉がふさわしい。


ゴールデンウイークってこともあるのでしょうか。永田町も凪のようで。一時吹いていた解散風も、政局風も止まったようで。西松献金事件をめぐる動きもまったくの凪。自民党に飛び火かと思われた事件もぱったり止まり。連日の「関係者によると」っていう報道も途絶え。検察さまの捜査はその後いかが相成っているのかと。時々世論調査なるのもが報道さっるものの、なんかぴんと来ず。麻生君は中国でご満悦だし。小沢くんの影はチラつく程度だし。


そう。あの西松献金事件ってなんだったのかと思う。解散総選挙が遠ざかるにつれ、事件の影響や「政権交代」への影響は五里霧中。


今朝の新聞によると、奇しくも西松の社長が「凪」って言葉を使っていたようで。入社式でのあいさつ。「凪いだ海での出航を用意できなかったことを申し訳なく思っている」って。え、新入社員採ったんだ。社内はまだ嵐なのかな。


凪いだ陽気と安穏を決め込んでいる場合じゃありません。メキシコ、アメリカで猛威をふるっているかに想像する豚インフルエンザ。ハリケーン並みじゃありませんか。ついにフェーズ5。世界的大流行。パンデミック。非常事態宣言を発する国や都市。ウイルスが飛び交っているのは明らかなのに特定できない原因や発祥地。一種の「テロ」かも。ウイルステロ、豚テロ、遺伝子テロ・・・。


流行のファッションに身を包んで口にはマスク。マスク、マスク。異様な光景。面妖な人々の群れ。経済活動に与える影響は計り知れず。金融危機につづいての世界的インフルエンザ危機。もしアフリカの飛び火したら、いやきっとすると思いますが、医療施設の完備してないところ。いったいどういう事態になるのか・・・。目に見えない細菌と人知との戦い。世界中の人を恐怖にさらす。そう、やはり「テロ」ではないのかと。


おとといは亡くなった肉屋の恵子さんの葬儀に。悲しさにこころ打ち震え。その後初めての六本木ミッドタウン行き。ついでに"桧町公園"も散策。芝生で憩う人々・・・。夜は乃木坂で昔の職場の同期入社の会。懐かしい場所での懐かしい話の連続。まさに洪水のように。時の流れを噛みしめ・・・。きのうは東京疲れ。二日間の当店閉店。からから亭の景気は「凪」か(笑)。


なぜかやること溜まっています。焦っています。こころは波立っているのであります(爆)。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...