2009年5月13日水曜日

NHKの「ニュース感覚」

小沢一郎クンの"突然"の代表辞任。予測されたこととは言え速報見て「あらら・・・」って。


あす13日に予定されていた党首討論を控えての敵前逃亡か麻生クンに一泡吹かせたのか・・・。


時宜に叶っていたのか。時期を失したのか。衆目相半ばというところでしょうか。


NHKの昨夜7時のニュース。もちろん大々的に取り上げられ。事実は伝えられているのですが、なんか物足りない。記者レポート、解説含め。昨日の時点で知りたいのは、「なんで今日という日を選んだの」ってこと。それがいささかも明快でない。後継者の話は今日からでも良いのであって、昨日の時点での辞任の意味をちゃんと伝え教えて欲しかった。NHKに弱い「時代を読み解く能力」。


しかも噴飯物だったのは関連ニュースで長々やっていた世論調査。きのうの放送っていうことが決まっていたからでしょう。もちろん小沢辞任を受けての調査結果ではない。麻生内閣支持率が上がり30%台。民主党は支持率下げ。次の総理に相応しいのは麻生っていう数字が上がり、小沢は半減。総選挙での投票先も自民上がり民主下げ・・・。


小沢くんは辞めるって言ったんですよ。もうこの世論調査結果は何のニュース性も持たない。金かけてやった調査だろうけど放送に値しない。反古同然の結果なのに。この「感覚」。いったいなんと見ればいいいのか。


敢えて言わして貰えば、小沢が辞めても麻生の支持率は上がっており、民主党は下降しているという世論誘導のアナウンス効果狙いかと。さすが「皆様のNHK」(爆)。


報道に携わっている者には「捨てる勇気」も必要なこと。昨日の夕方の時点ではこの調査結果のニュースは捨てるべきだった。だってなんの意味も持たないもん。辞める前だったらそれなりのプレッシャーを小沢クンに与えたかもしれないが。それとも小沢クンは事前にこの調査結果知っていて敢えて昨日の夕方という発表時期を選んだのかな。小沢vsNHK(笑)。


時々、いや、いつも変なNHKの「ニュース感覚」。7時のニュース、視聴率高いんですよね・・・。



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