選挙が近くなって。なにやらマスコミ毎度の一極集中報道。議員の世襲制是非論議。たしかに永田町のセンセイ達が言い始めたからマスコミがこぞって取り上げるのか。マスコミが書くからセンセイ達も騒ぐのか・・・。
おしなべて。マスコミ論調は世襲制けしからん。世襲議員の数からはじまって固有名詞まで。どうも「悪」といわんばかりに。そういえばかつては「あいつは二世議員だから」っていさいさか揶揄した表現を使ったこともありました。
地盤、看板、カバン。選挙に勝つための三種の神器(笑)。二世議員とは即おぼっちゃま議員との"認識"で。
結論。選挙区制度が変わり中選挙区から小選挙区になったという事情はあるでしょうが、世襲議員の善し悪しは所詮選挙区の有権者が決めること。ダメなら、使い物にならないなら落とせばいい。使えるなら、有能だと認めれば一票いれてればいい。
議員に限らず世の中世襲だらけじゃないですか。医者の子は医者。野球選手の子は野球へ。芸能界だってなんと二世のタレントさんが多いこと。
親の背中を見て子は育つ。親の職業を継いでくれるのは有り難い息子。餅は餅屋っていうじゃありませんか。物事はそれぞれ専門家に任せたほうがいい。
とはいうものの。政治の専門家。これはちと困りもの。世間知らずの政治専門家が増えても困る。医者が世間を知らないってのが問題にされているように。
「一般の国民代表が国会に行く機会が少なくなる」。これも世襲反対論の一つの論拠。ガキの頃から金と謀略と根回しばかり見て育った息子は親から学んだ背中をそのまま踏襲しかねない。しかし、中にはアンチ親っていう世襲さんもいないとも限らず。
莫大な親の遺産を相続した鳩山兄弟とか麻生財閥の末裔とか。そんな人ばかりではなく、まともな政治を目指して頑張った親の二世だっているはず。要は志と資質の問題。世襲より悪いのは「弔い合戦」。政治の何たるやを知らずにお情けで当選した人達の方が問題なんではと。
世襲報道。こぞってしばらく続くでしょうね。マスコミ関係者にも「世襲」はけっこういますよ。記者の子は記者って(爆)。コネがあるのかどうか知りませんがネ。