2009年5月8日金曜日

顔の見えない社会

東京は慶応病院でした。毎度の定期診察。もちろん何も無しでありまして。


病院の入り口入った途端になぜかいつもと雰囲気が違う。そう、患者さんも職員も看護師さんも皆「マスク、マスク」なのであります。マスクーー不思議ですね。顔の識別がつかない。鼻と口が覆われていると顔が見えない。


マスクが病院の中を動き回っているって感じなのでした。


そして、職員が外来患者に調査票なるものを渡している。必ずご記入下さいと。館内放送でも再三の呼びかけ。


診察前にお伺いします。10日以内に新型インフルエンザ流行地に行きましたか。え、え、え、え流行地ってどこ?メキシコとアメリカなの。他の国もそうなの。一人か二人の感染者を出した国も流行地っていうの。へそ曲がりはすぐに言葉尻を捕まえたくなり。


おとといから今日までの間、37,5度以上の発熱を一回は認めました。〇か×か。変な日本語。またまたへそ曲がり(笑)。


質問項目はこの二点だけ。余り意味のない調査票。ものものしさと何かはしてますよっていう医療機関としての義務果たしかと言えないことも無いような。


もちろん両方とも×をつけて渡してきましたが。


風邪の症状を訴える患者の診察を拒否している医療機関もあるという。無責任というか逃げるが勝ちっていう医者の本分忘れた醜さが報道され、きょうで患者が2000人を越したといわれ。


新型インンフルエンザに恐れおののくこの社会。


病院を出て駅へ。駅から駅へ。またも気がつく「マスク」の乱舞。ほとんんどマスクで顔を覆った人ばかり。東京。顔の見えない社会の出現。


良いことなのか、おかしいのか。都会はウイルスに翻弄されていました



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...