2011年3月24日木曜日

この国の姿 その6

ツィッターにおもしろいつぶやきがありました。

真っ先に「買いだめ」するオバサンが、真っ先に「福島の野菜は買わない」って言い出す。
防風林みたいな身体のくせに、風評被害を増長させる。

みのもんたがテレビで「ナスがいい」って言えば店頭からナスが無くなるまで買いあさる人達なんだから、科学的に説明するのは無駄。というのも。

様々な人間模様。どれも日本人。東京の金町浄水場から、乳児の摂取”基準値”を超える放射線ヨウ素が出たと発表されるや、首都圏からミネラルウオーターが消えた。買い占めに走った人の頭の中からは乳児という言葉は消えている。乳児が大人に入れ替わっている。

きょうはその摂取制限注意が解除された。かわりに松戸とか茨城の浄水場で検出される。
行政が手当してるけど、もう自助努力ではミネラレウウオーターは買うことが出来ない。

東北に水を。善意と好意で送った人たちが、一晩たてば自分たちが水に悩む。

大人は飲んでも大丈夫って言っているのに。

NHKは各地の放射線量を伝える。「高い数値」と連呼する。通常、平時よりは数値は高いけど前の日からは減っている。「高い時よりは減った」となぜ言えない。

福島県内の放射線量。郡山も減った。福島市も減った。郡山1,4マイクロ。福島4,72マイクロ。以前より低い。7とか2台だたのに。人がよりつかないといわれるいわき。郡山より低い。南相馬は郡山並み。県庁があるからってわけじゃないけど福島市は数字だけでいえば多いのに、避難所含め人であふれかえっている・・・。

郡山の浄水場でも「乳児に摂取させないように」って数字でた。もうどこにも水は売って無いはず。

知り合いに暴力団の組長がいます。電話がかかってきました。広域指定暴力団の郡山の組。北海道はじめ、各地から支援物資集めて郡山の避難所に若い衆が持ってきた。組名はもちろん名乗らず架空名義でおいてきたという。物資運んできた若い衆たちは帰りのガソリンが無いって困っていたという。
件の組長、愛車のベンツが瓦礫でつぶされた。今は軽自動車に乗っているという。
阪神淡路大震災時の広域暴力団、山口組の”支援””活躍”ぶりは今でも語りぐさだとか。

民の苦しみは民にしかわからないということか。

テレビの人たちは口をそろえて国を責める。国がなんとか対策を講じないとと。国とは政府を指していっているんでしょう。もちろん、どうしようもない政権に身を任せてしまているという諦念はありますが、買いだめ、買い占め、風評をまき散らす一部の民を責めてもいいのでは。テレビで能書きたれてるお方たち。

テレビに疲れた人はラジオをどうぞ。毎日の細かい生活情報を得るにはラジオが一番。今見直されるラジオ。どこの店が何をやっているか。どこの食堂がやっているとか。ランチの値段まで。だいたい500円。
給水情報や放射線情報まで、町の名前あげて放送。素人ぽいパーソナリティーは言う。「大人が飲んでも大丈夫です。問題ありません」と。念のためとか、一応とか曖昧な言い方しない。それを聞いたリスナーは断言されると安心する。だれかさんの会見よりも。

ラジオふくしまという局とFMふくしま、それに郡山には去年出来たばかりのココラジってミニFMがある。ミニFM、そんなに取材者はいないはず。なぜか細かい情報まで届けられる。

我が家の町内会は全く機能していない。どっかで回覧板が滞っていた。ポストの中で。その家、”逐電”したのか。もぬけの殻。気づいた隣の人が回収してあわてて個別にまわした回覧板。4冊。10日も前のゴミ収集のお知らせだったり、もう終わってしまったはずの町内会総会延期のお知らせ・・・・。

隣の町内会では地震直後に町内会長さんが壊れた家がないかどうか様子を見て回り、戸別訪問したという。自分の家は倒壊寸前だった。今も住めるような建物でもないのに。FAXも駆使して回されたお知らせ。ゴミと水に関する件。隣の町内会さんの回覧を見せてもらいました。はい、当町内会にはもちろん何も回ってきていません。

さまざまです。ほんとさまざまです。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...