2011年3月2日水曜日

これって「商魂」じゃないの

昨日の朝日新聞に奇妙なお知らせが。

学割で新聞購読を 期間限定キャンペーンという見出し。「朝日新聞社は、ひとり暮らしの学生の皆さんを応援するため、朝日新聞の購読料を通常より安く抑える学割キャンペーンを実施します。幅広い情報が欲しい。就職に役立てたい。そんな方々に手軽に新聞を読んでいただけるよう、経済的な負担を軽くした特別プランです」。そして、料金は通常3,007円が2,000円だと。

人の見方はいろいろです。「就職試験などには新聞記事からの出題も多い。一人暮らしの学生には朗報」と見る人ももちろんいるでしょう。

亭主はへそ曲がりです。素直に受け取れない。「なんだい、体のいい販売拡張告知じゃないか」って見てしまう。

いま、新聞社の経営は思わしくありません。一義的には広告量の低下。二番目が購読者の減。総体的に新聞の発行部数は減っています。

正確な実数かどうかは定かではありませんが、読売新聞が1,000万部をかろうじて越え、朝日新聞は大きく水をあけられ805万部の二位。三位は毎日で391万部。次いで日経、中日、東京、産経となっています。その次はなんと東スポ。223万部。

天敵読売に負けている朝日新聞。巻き返しの秘策として「学割」採用かと。
ケータイ、ソフトバンクからヒントを得たのか(笑)。それならついでに可愛い犬か猫かアヒルでもCMキャラクターにしてみたら(笑)。でも朝日はどちかというとau派なんだけど。

発行部数で新聞の優劣が決まるわけではありません。記事の内容や記者の質。骨太記事は毎日や東京に多かったりして。

新聞社とてやはり民間企業。天下国家を論じても自分たちが食っていけなければどうしようもない。
「購読料があるだけいいよ。こっちは広告料だけだよ」。僻む民放。税金の如く、いや税金よりも過酷に取り立てるNHKの聴取料。

さてさて、更なる”秘策”が登場するんでしょうかね。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...