2011年3月3日木曜日

困った時のネット頼み

昔は、困った時の神頼みって言ったんですが。なにしろIT,ハイテクの時代。ネットに頼る人が多いようで。

今年初めのある会社の新年会。「余興」はクイズ大会でした。雑学の。司会をしていた亭主は冒頭言いました。「携帯電話は絶対使用しないでください。電源を切ってください」と。なにか分からないことがあったら携帯から検索するってのは今は普通の事。便利な世の中。

で、話題の京大をはじめとする数カ所の大学入試でのカンニング騒ぎ。ケータイというIT機器とネットというソフトを上手く使った仕業。”犯人”とされる受験生はさっき身柄確保されたようですが。

またもや山形、仙台は大変でしょうね。大勢の報道陣の方々が押しかけて。彼の母親やおじいちゃん、おばあちゃんまでカメラとマイクが取り囲む。
やった事はとんでもないけど孫の成長を生き甲斐にしていた祖父・祖母には気の毒すぎる。

カンニングはやってはいけないことです。何がどうであれ彼は間違ったことをしました。しかも偽計業務妨害罪を適用されるまでの。

彼が集積したネットや携帯の知識、技術がこうさせたのか。その意思を阻む体制を学校側がとっていなかったのか。
どうしても合格したかったのか。面白がってやったのか。
学歴偏重社会のもたらした現象か。
ネットの「副作用」か。

いろんな角度からいろんな見方が出てくるでしょう。

亭主も入試ではないけれどカンニングやったことあります。隣の席の奴の答案用紙のぞき込んだ。カンニングペーパー作った。丸めて持っていた。隣の奴に覗かれないよう腕で答案用紙隠したこともあった。

「あなたの大事な弟がカンニングをしました。あなたはそれに気がつきました。大学に通報しますか。黙っていますか」。サンデル教授の問いかけの一つ。カンニングは「悪」だという前提での設問ですが、今回の「事件」、サンデル教授に解説してもらいたいもの。

カンニングなどに思いも至らず必死に勉強してきた他の受験生にとっては、とてもじゃないが許されざること。彼の行為は糾弾されて然るべきなんですが。

テレビの世界だってカンニングってあります。広い意味でのカンニング。「カンペ」と称するもの。カメラの下か上にセリフや歌詞を書いた紙を差し出す。画面には映らないように。
プロンプターという装置があります。手元の原稿読まないでカメラかその脇に字が出てくる装置。アナウンサーはだから真正面向いて喋っている。凄い人だと思わせている。

総理大臣だってこのプロンプター使ってましたよ。喋ること間違えないように。オバマだってそう。

改めて思います。科学技術の進歩っていろんな事をもたらすんですね。

カンニングと語源調べるためにヤフーの知恵袋使ってしまいました。米語ではcunning。ずるい、悪質、狡猾などとベストアンサーには書かれていました。コインは三つだったかな。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...