多分、地震のせいでしょうがパソコンが機能しなくなり、いや、機械ではなく回線。無線ランでは接続出来ない状態になっています。
すっかりご無沙汰というか閉店状態のからから亭。いま、ちょっと”間借り”しての営業。本当の実在する飲食店さんは殆ど閉店、でも、どうにか開店にむけての努力がされているようです。
一週間前までのこの国は情報化社会といわれ、あらゆる人が、様々な形で情報化社会の恩恵を享受してきました。
大地震と巨大津波。通信インフラをことごとく壊し、携帯電話も機能せず。突然情報過疎におかれた人達は絶望感とパニックに襲われます。
なんの疑いもなく当然として受け入れてきた様々な先進文明。それがことごとく破壊され。
新聞の情報は余りにも遅すぎます。勢いテレビに頼る。テレビが伝えているものは何か。テレビとしても初めての経験。何をどう伝えるか模索の中の情報提供。誤報だって含まれます。その誤報ほどまことしやかに伝播される・・・。何を伝え、何を伝えなかったのか。伝えたことに誤りはなかったのか。やがて総括が求められる。
ここ最近ツイッターというツールを我々は手に入れた。真偽取り混ぜてツイッターからは様々な情報が吐き出されています。紙面に反映されない取材結果をつぶやく新聞記者。テレビ記者。既存のメディアが取り上げない情報が140文字の中で吐き出されて行きます。市井の人達が身近に起きていることを訴えます。悲鳴もあります。善意もあります。
「拡散」。この二文字を使ってツイッター情報が言の葉になって伝えられ増幅されています。
東京電力の原子力発電の事故。一番知りたいのが情報。それが開示されているのかどうかさえ分からない状態。
政治は機能しているのか。していない。党利党略が渦巻いている。乗り切れば政権浮揚などを考える総理大臣。ついに与野党救国内閣を呼びかけると、政治的思惑でそれを断る自民党。
国民の生命、安全、財産を守るとういうのが政治家に課せら使命であるにも拘わらず。党利党略に走る国会議員なるものを国民は見放す。なんの役にも立たないやつらを。原発20キロ圏から30キロ圏に行けよ。その実態をみてこいよ。
マスコミ報道を信じるかどうか難しいが、菅は「東日本はつぶれる」と言ったという。馬鹿な。
間抜けな顔して記者会見。言うべき言葉はただ一つ。「東日本はつぶさない、この国は俺が守る」。嘘でもいいからそう言うべき。彼がもしリーダーであるならば。
これがこの国の姿・・・。
助け合っている被災地の人達がいる。子ども達も。パニックに陥って停電を嘆き怒り、買いだめ買い占めだけに奔走する首都圏の人達がいる。
多くの善意やその行動が思うに任ぬような規制をする権力。風評を信じ、被災地に向かわない運転手もいるとかいう。
それもこの国の姿・・・。
原発の現場では己の死を賭して、死を覚悟して、メルトダウンは俺が防ぐと作業を続ける人達がいる。東京ではわけのわからぬ記者会見に一回でたまま”雲隠れ”状態の社長がいる。大企業の社長が。担当大臣は物流拠点や燃料輸送の確保など、美味しい話になると饒舌に説明する。原発のことでは出てこない。対策本部で情報に接しているというのに。
確かな情報が無ければ噂は噂をよぶ。根も葉もない噂が拡散されていく。
いつか来た道の戻っていくような、今のこの国の姿・・・。
近々また綴ります。
“チェルノブイリ”異聞
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