2011年3月23日水曜日

この国の姿  その5

東京目線。よく言われることなんですが。テレビの報道姿勢。ま、全て東京発で成り立っているんだから。

報道番組のキャスターやレポーター。それに新聞も含めた記者。東京にいる人。ある一つの仮説めいたものを持っていて、ゲストの話しをそこに導こうとする。無理矢理にでも。特に原発。

たとえばいわきに行ったレポーター。瓦礫と人の全くいない場所だけ写す。人はいるんだよ。東京の人に恐怖心植え付ける。
岩手や宮城の避難所。なんとか泣かせるように話しを持っていき。お涙ちょうだいに仕立て。中継の時間にあわせるため被災者を寒空に立たせて待たせて。

自己演出、やらせといってもいいような。

市長や町長のインタビュー。「今一番困っているものなんです」。決まり文句の質問。「あんたのインタビューだよ」。そうはいえない。テレビを過信してるからなにか援助がくるかと思って必死にしゃべる。全部困っているんだぜ。

放射能汚染問題。ことさら危機感を煽っているとしかいえない報道姿勢。学者が危険無いといっても、しかし~と危ない話しに持っていこうとしている。

何回も書いてるけど「ただちに」とか「今すぐ」とか「念のため」って言い方やめてよ。枝野くん。はっきり物を言うって評判いいようだけど、実は変なんだよ。君の一言で何百万人の人が動揺したり動いたり、噂まきちらしたり。
会見の言葉使い、前後の脈絡よく吟味してしゃべってよ。最初に一言、ガンとやれば、後から否定的なこと言っても最初の一節がもうすり込まれてしまっている。

水道水に100ベクレルのヨウ素。会見に臨んだ記者はたぶん東京人か。乳児持つ母親なのか。水道局責め立てる。ヒステリックに。そのころ厚生労働大臣はその事実を知らない、知らされていない。

牛乳、野菜。次々に出荷停止命令出す菅。そして、摂取しても人体に影響ないって付け足す。

過剰反応病に犯されてしまった消費者とやらは大騒ぎ。店頭から野菜が牛乳が姿消す。産地の如何を問わずに。

政府も消費者がどうだこうだ、流通業者も消費者がどうだこうだ。お店も「お客様が・・・」と。消費者っていったいなんだい。誰だい。野菜農家だって酪農家だって、立場変えれば消費者。見えない影におびえるかのごとく消費者ってお化けにおびえる行政。

震災よりも、大津波よりも、原発事故よりも、一番怖い物。それは人の心理。不安心理を煽っている政府やメディア。

やがて魚も店頭から姿消すことになるかも。今を騒いで大事にして、一週間後、一ヶ月後が見えなくなっている。

あのですね。みなさん。つい10日あまり前には日常だったことが今では日常じゃ無くなったんですよ。計画停電も然り。

安心、安全神話にどっぷり浸かって来た人たち。価値観、生活様式、社会構造。全てが変わってしまっているんです。

東京でミネラルウオーターパニックが起きないことを祈るのみ。

それにしてもどうにかしてよ、やめてよ。ACC、公共広告機構のCM.。あの馬鹿げたアニメの音楽聞くだけでストレス倍加。仁科亜紀子ももういいよ。オシムももういいよ。
CM出稿は無いんだから景色の映像でも流しておいてよ。ま、そういうローカル局もあるけれど。

テレビ局も広告収入ゼロ。頑張ってやっているけどもしかしたら経営難で・・・・ってことになるかも。
恐ろしけど。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...