2007年4月2日月曜日

3R

早いものでもう四月なんですね。四月っていろんなものが変わるー。その一つに容器包装リサイクル法の改正があります。
なんでも3Rというキャチフレーズがついています。
reduceーリデュース。容器のゴミを抑制する。スーパーやコンビニでのレジ袋を極力やめる。
reuseーリユース。使い捨てにしないで、洗って何度も使用する。
recycle-リサクル。捨てられたゴミを再生し、資源として再利用する。
こんなことが呼びかけられています。たいへん結構。ぜひぜひーーーなんですが。

これと期を一にしたような変な出来事。ある地方都市が「ごみ有料化」。つまりゴミ袋を一枚60円で売り、それに入れないゴミは収集しなという条例を作ったところ、駆け込みゴミ捨てで、空き地に大きなゴミの山が出来たとか。撤去するのに何千万円の費用がかかるそうです。
笑えるような笑えないような。

今度はゴミの持ち去り禁止条例。ゴミ集積所のゴミを持ち去ったら犯罪になるのです。資源ごみは。捨てられた資源ゴミは公共のものということでしょうか。

いつの頃からでしょう。使い捨て時代というのが到来したのは。すべてゴミ問題の原点にはこの使い捨て商品という問題があるのです。
子供の頃、ゴミは庭に穴を掘って埋めていました。そんなに大量のゴミは出なかった。例えばスイカ。皮の部分はきれいに切って漬け物にしていた。
魚の骨や頭は猫の餌だった。プラスティク容器なんて殆ど無かった。紙パックに牛乳も無かった。ポリ袋も無かった。壊れた物は修理した。今は新しいものを買ったほうが修理するより安い。

経済成長、便利な世の中。その副産物がゴミの山。燃えないごみとして出された家庭用品の中には再生可能、いや、そのままでもまだまだ使えるものが野積み。しかし、それを持ち去るわけにはいかない。
衣料品だって使い捨て。「お下がり」なんて感覚なし。流行のファッションという流れがまだまだ着られる洋服を捨てさせる。

皮肉なことが山積する富める国ニッポンです。



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