2016年5月12日木曜日

間尺に合わないこと

間尺に合わない。損をするという意味だけでは無い。どこか納得がいかないという解釈で使わせてもらう。

自動車税の納付通知が来た。なんと7千円も高くなっている。
13年以上乗った車。排ガス規制がなんとやら。
その“公文書”の行間からにじみ出ている「お上」の言葉。

「お前の車はもう13年以上も乗っているんだぞ。この排ガス低減を目指す“先進国”にあって、そんな車に乗っていることは世の中に公害をまき散らしていることになるんだぞ。
ハイブリッド車や電気自動車に早く買い替えなさい。新車に買い替えなさい。
言うことを聞かないから”罰“として税金を上げてやる」と。

車を買い替えれば“優遇税制”が適用される。新車を買えば自動車メーカーは儲かる。新車出荷台数は国の経済指標の一つだ。
自動車メーカーは儲かるよ。いや、儲けさせねばならないのだ。

車の面倒を見てくれている整備士くんが言った。
「車は10万キロ乗ってからパフォーマンスがよくなるんですよ」。

そう、彼はちゃんと車の面倒をみてくれている。手入れもしてくれている。

まだ走行距離は10万キロちょっとだ。20万キロまでは十分乗れるはずだ。

たしかに燃費はよくない。しかし、この車が発生させる排ガスってどこにどんな“害”を与えるのだろう。

たしかに、正直言えば、新しい、さまざまな装備の着いた車は欲しい。でも、買えるわけがない。年金暮らしに毛の生えた程度の収入では。

保険料も上がった。仕方ない。補償額を下げることにした。自車両保険はやめた。

自動車税、揮発油税、道路財源に消える。

車と道路と税金と。

どこかたどっていけば、電源3法と原発立地との関係にも似ているような。

「物は大事に使いましょう」。子どもの頃の“道徳”の教えだ。

車を大事に使って高い税金を払わされる。つまり、消費文明の象徴としての日常に欠かせない車。その在り方。

高齢者の交通事故が多いという。人間が運転しないで、コンピューターに車を運転させる時代。

新しい車、バックモニターやサイドモニター、自動ブレーキ。そんな車は確かに安全には資する。
その代り、人間の”能力“は低下する。判断能力も含めて。

事故が起きないことにこしたことはないのだが。

なんとも取りやすい税金なんだ。自動車税は。

折しも、いわゆる「パナマ文書」、租税回避、タックスヘイブンの事が問題視されている、されるようになった。

違法ではないから問題ではない。“当事者”とされた人たちの言い分だ。
国家予算に匹敵するくらいの“税金”が払われていないとうこと。

納税通知が来たからってわけじゃないが、なんか腹の虫が収まらないようなきがしての“戯言”。

てやんでえ、もってきやがれ、どろぼう~って

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...