いきなり演歌。春日八郎で恐縮。歌っていうのは、突然浮かんで来て、つい口ずさんでしまうものなんですね。別に粋な黒塀を見たわけじゃないんですが^。多分、don爺の部屋で太地喜和子の話をしたからかもしれませんーーー。
昔、「お富さん」という歌が大流行しました。歌舞伎の"源氏店"から作られた歌。その二番の歌詞。
♪かけちゃいけない他人の花に 情け掛けたが身の定め 愚痴はよそうぜ お富さん♪というくだりがありました。「情け」といえば、この情けとはちょっと意味合いを異にしますが、「情けは人のためならず」という言葉があります。この言葉の意味が誤解されています。「情けをかけることが相手のためにならない、相手のことを思うなら情けをかけるな」。こんな意味にとられています。でもこれは間違った使い方。本来の意味は「苦しい、困った状況にある人に情けの手を差し伸べておけば、やがて自分がそういう状況になった時に相手から救いの手が差し伸べられてくる」という意味です。変なたとえですが、「情け」という保険、先行投資みたいな意味でしょうか。
いろんな人から「情け」を貰いました。にもかかわらずーー。まだ、何ほども恩返しが出来てない。そんな忸怩たる思いにとらわれています。♪せめて今夜は さしつさされつ 語り明かそよお富さん エッサオー茶碗酒♪。一人酒になったりして・・・。
2006年5月29日月曜日
“チェルノブイリ”異聞
ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...
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新しい年となった。雪の中だ。 良寛の詩作を引く。「草庵雪夜作」の題名。 回首七十有餘年 首 ( こうべ ) を回(めぐ)らせば七十有餘年 人間是非飽看破 人間の是非看破(かんぱ)に飽きたり 往来跡幽深夜雪 ...
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そう、あれは6月の初めだったか。 急に視力が悪く、パソコンの画面が見え難くなった。 脳梗塞で入院した時、最初に診察してくれた当直の麻酔科の医師が「白内障が出てます。手術した方がいいですよ」と教えてくれていた。 その後転倒して、それも二回。 CT 検...