2008年10月8日水曜日

株価が1万円を割った日

ついにというかとうとうというか。株価。アメリカでは1万ドルを割り、日本でも1万円を割りました。4年10ヶ月ぶりとのこと。新聞は号外出すはテレビはニュース速報流すは。何やら世界的恐慌が押し寄せてくる気配。

27兆円もの公的資金をつぎ込むブッシュ政策も議会を混乱させただけで「焼け石に水」。こんなことならやらなければ良かったってホゾを噛んでいるかもしれず。

実体経済には影響ない。日本の金融システムは安定している。総理大臣初め関係閣僚はこぞって「沈静化」を図ろうとするけれど、嘘、嘘。実体経済には影響出ているし、金融機関だって危ない。日本だけが安泰なんてことはあり得ない。地方銀行だって決算大幅下方修正。大幅利益の予測がいきなり大幅赤字の決算予想。

株を始め金融システムは崩壊の危機と言っていいのかも。貸し渋り増えるでしょう。いや、もう貸しはがしはやっているし。だって銀行の貸し倒れ引当金はとんでもない金額にまで増えている。貸して倒れたらそれこそ銀行がもたない。

中小、零細企業はこれから年末に向けてつぶれるところ続出かも。日銀は金融機関には短期で札びらを放出するけど、運転資金の必要なところには回らない。景気は冷え込む一方。

「内需拡大の緊急経済対策を」。政治家はそう叫ぶけれど、何が有効な手だてか。方途が見つけられない状況なのでは。だって、猫の目にように変わる株価、金融界の騒乱。円高。車の輸出だって大幅減。すでに始まっている「リストラ」。

株を売って国債に。それだって危ないかも。じゃどうなる。決まっているでしょ。どんどん増える「たんす預金」。現金だけが頼りの世の中に。

金融機関を狙った強盗犯罪よりも空き巣の方が・・・なんて考えるけしからん輩もありか。進む円高、株安。投資家だけの問題じゃない。物価は上がるだろうし、庶民生活にも影響出てくる。出ている。

誰も正しい処方箋なんか書けっこない。穏やかな秋空がうらめしく見えて・・・・。せめて健康維持だけは(爆)。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...