2019年7月4日木曜日

「猿芝居」のいくつか

もう七月。「思う」ことはさまざま為れど、書けない、書く気にならない無力な日々。
政治が世の中の動きがあまりにもバカバカしすぎているから。

トランプと金正恩の板門店の「会談」を見て、思わず“猿芝居”という言葉が浮かんだ。トランプが猿に人相が似ているというわけでも無いが。
ツイッターでトランプが正恩に秋波を送り、正恩が即反応、会談に至ったと多くの無能なメディアが報じている。

外交交渉とは「裏方」がいて、何回も意向をすり合わせ、「首脳」はそれに乗っかっての「いいとこどり」と相場は決まっている。
というより、そうやって成り立って来たのだ。

ツイッターが取り持つ縁なんて有り得ない。

「拉致問題解決に協力するとトランプは安倍に言ってきたという。被害者家族は騙されている。板門店で「拉致」のことなど話題にもならず、それをメディアは誰何しない。
「自分が直接出向く」と息巻く。
ミスターX。小泉訪朝時のような黒子はもはやいない。

盟友ドナルドからは“報告”はないようだ。

参院選が公示された。安倍はまたぞろ福島で郡山で遊説第一声を上げた。
選挙のたびごとに福島を選ぶ。
あの「3・11」後の時ならそれも理解できないことは無かった。

安倍の「オトモダチ」のNHKの世論調査でも、もはや原発問題に関心があるとの答えは8%だった。
選挙の争点から「原発」は徐々に薄まって行く。

悲しい現実。

年金、2千万円の貯蓄。争点に急浮上した。
「年金2千万問題」を公表した官僚は金融庁、経産省から更迭された。
クビ・・・。

自分たちの都合の言い様に選んだ“有識者”なる鵺のような“専門家”。
その“答申”を政府は受け取り拒否というストライキ的対応。

結局、高齢者の不安を煽り、年金の世代間格差が国民を“分断”する。
マクロ経済スライドなどという言葉で煙に巻いて。

消費税10%へ。サヤを稼ぐかのような「悪巧み」に走る奴らのなんと多い事か。
キャッスレス決済が「便利さ」の名の下に社会に混乱をきたしている。

反政府の歌を歌った歌手は、「音楽が政治に介入すべきでない」と叱られる。
安倍は芸能人を招きよせ、若者を理解しているようなフリをする。

たしかにNHKさまによれば18歳から30歳までの若者には安倍支持が多いという。
「権力」と戦ったものだけど。昭和の若者は。香港の若者は。
国民栄誉賞を“拒否”したイチロー。格好いいな。

思いつくままに、取りあえず思いつくままの事象を列記しても、事に限りが無い。

身近なメディアのテレビは安倍批判からすっかり腰が引けている。
大方、コメンテーター含め「応援団」が闊歩している。
一部の番組を除いては。

選挙になるとテレビは各党党首を並べての“討論会”をやる。
1人の持ち時間を強制されて雁首をならべてしゃべっている。
なんとも「茶番」としかいいようがないのだ。

一月振りの“暴論”でした。


“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...