福島放送の夕方のワイド情報番組に出演していた看板女子アナウンサーが昨日で"卒業"しました。卒業というのは一つの業を終えることであり、彼女は今後ともアナウンサーという仕事は続けていくのであって、卒業という言葉は必ずしも正確な表現ではありませんが、契約期間満了ということで会社を辞め、新天地を目指して旅立っていきました。
青森県むつ市生まれ。長らく仙台でいわゆるフリーアナウンサーをしていました。縁あって3年前に福島へ。3年間、福島放送の"顔"でした。決して派手ではなく、落ち着いた雰囲気が視聴者の方々に好感をもって迎えられていたようです。昨夜は彼女の送別会。顔を見に行ってきました。泣きながらの別れの言葉ー。涙の中には悲しさとともに一つの達成感もあったかもしれません。いわゆる局アナ(社員アナ)とは違い、フリーというのは努力と実力がなければ、なかなか仕事がありません。だから仕事に対してはハングリーであり、手を抜きません。たった一人の女の子によっていろんなことを学んだ"社員"もいることでしょう。極言すれば、たった一人のフリーアナウンサーによって、その会社のイメージも変わり、その人が出ているということで、その番組を見てくれた視聴者も多いはずです。一人の女の子によって会社が支えられていたー。それが地方のテレビ局の一面です。福島生活3年の思い出を財産に、彼女は仙台に戻り、再び、フリーアナウンサーの仕事を探すことになります。一生アナウンサーをやりたい。それが彼女の「夢」なのだそうです。夢が叶うことを祈っています。
好きな言葉の一つを彼女に送ります。
過去が咲いている今 未来の蕾でいっぱいの今
2006年3月1日水曜日
“チェルノブイリ”異聞
ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...
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新しい年となった。雪の中だ。 良寛の詩作を引く。「草庵雪夜作」の題名。 回首七十有餘年 首 ( こうべ ) を回(めぐ)らせば七十有餘年 人間是非飽看破 人間の是非看破(かんぱ)に飽きたり 往来跡幽深夜雪 ...
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そう、あれは6月の初めだったか。 急に視力が悪く、パソコンの画面が見え難くなった。 脳梗塞で入院した時、最初に診察してくれた当直の麻酔科の医師が「白内障が出てます。手術した方がいいですよ」と教えてくれていた。 その後転倒して、それも二回。 CT 検...