2020年7月15日水曜日

コロナ渦の中の豪雨災害

「諸行無常」の世界に身を置いているような思いがする。
そして、助け合い強く生きようと懸命な人たちの姿を見る。

汚泥の中で働くスーパーボランティアの尾畑さんの姿に“安堵”を覚えてしまう。彼から受け取る“哲学”に感銘する。

3・11時の大津波とは違った「水の力」「水の恐怖」をテレビを見ながら思う。
しかし、この身は今回の豪雨災害を前にして何ら無意味な存在だ。

明らかに「予測不能」の豪雨・豪雨。
その中でも人は懸命に生きようと図る。
非情の雨は何日続いているのだろう。
河川のいくつが氾濫したのだろう。
家屋がいくつ流され、倒壊したのだろう。

地球は「異常」な星になった。科学雑誌によると北極の気温が38度を記録したという。海水温は上昇し、雨雲は列島の各所に停滞する。
雨が何時やむのか。泥の世界は屋内も屋外も区別が無い。

日本列島だけではない。中国でも洪水が多発しているようだ。高温に見舞われているとか。長雨が続いているとか。日本の気象は中国大陸からの気圧の影響が大きい。長江にある湖北省の三峡ダムが決壊寸前だと言われる。決壊すればそれこそ上海は水に沈むというくらいだ。

急速に開発された都市、武漢。武漢のもともとの自然は開発で破壊された。
その地の何かの生物を宿主にしていたウイルスが人間を宿り主にした。
日本に感染が拡大している新型コロナウイルスは武漢に由来するとされる。

その“武漢ウイルス”を日本は水際で阻止できなかった。
習近平の訪日実現をはかる安倍内閣は中国人の往来を許してきた。
春節で訪日していた中国人の大型トランクの中身はほとんどが「マスク」だった。

アマゾンの山林火災、オーストラリアの森林火災。森林に生息していた生き物はどうしたのか。
武漢由来の「新型ウイルス」ではない欧米に広がっているウイルスの由来は、南半球にあるのかもしれない。欧米を席捲した新型コロナ。

自然と人間の関係性は大きな曲がり角に来ているのかもしれない。
「ペスト」という歴史を体験した欧州も、新型コロナへの対応策を、医学的対策、すなわち、ワクチンや治療薬を持ち合わせてはいなかった。

「歴史は繰り返す」ということなのだろうか。

コロナ渦の中の豪雨被災。被災地の救済にも「コロナ」は大きな影響を及ぼしている。

東京の感染者は「最高レベル」に達した。国は「東京問題」だという。
そして、経済の回復のために、大手広告代理店を巻き込んだGO TOキャンペーンなるものを実施するという。

コロナ対策で「失政」を続けている安倍政権。経産官僚が支配する官邸。
毎日のように同じようなメンバーが顔を並べ、何が話し合われているのか。

コロナに関して安倍は沈黙を決め込んでいる。あんたも東京の住人やで。

雨は降り続く・・・。♪雨の慕情♪は歌えない。

地震が頻発している。不気味である。

豪雨被害の模様をテレビで見ながら夫婦二人で普通にメシを食っている。彼の地にはまともにメシを食えない人が多数いる。これからの住まいに途方に暮れている。テレビの画面に突如「地震」がスーパー表記される。
「コロナ」を伝える画面でも。

またも、阪神淡路の時もそうだった、3,11の時もそうだった。
古びた「方丈記」を手にする日々とかや。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...