2016年7月14日木曜日

「天皇退位」と「憲法」と

昨日、NHKがスクープした独自と銘打った天皇退位の意向問題。
他のマスコミの追いかけ報道含め、各社それぞれ“取材”はしていたのであろう。

問題はなぜこの時期にNHKがやったのか。そして宮内庁がこぞって否定しているということの“怪”。

天皇陛下がその意向であることは、これまでの言動や発言からして、あまりにも唐突なことではない。

しかし、皇室典範にも書かれていないことを承知の上で、その「ご意向」を漏らしていたとすれば、陛下の真意はどこにあるのだろうか。

少なくとも、宮内庁が今後否定しようとも、陛下が記者会見でもしない限り、このことはなかなか“続報”としては伝えられまい。

これだけの問題になった以上、政府や国会は、女性天皇の問題も含めて、皇室典範の見直しに取り組まねばならなくなる。

皇室に関する記述がある憲法2条に書かれているように。

しかも、それは急を要することなのだ。

内閣や国会が、まず取り組まなければならない課題は、この皇室典範ということになるのではないか。

それを改定するにも2年や3年は有にかかる。

いわゆる「改憲」を優先議題にしているわけにはいかなくなるのではないか。

天皇は全くの「護憲論者」だと思っている。

これまでも憲法や戦争の問題について、安倍政権との”違和感“を与えていたことは間違いない。

まさか天皇が、安倍政権を忌避して、改憲問題に踏み出させないように、天皇の“権能”の範囲内で、身に代えてと思われたとも考え難いが。

はるか数百年前の幕府と天皇との数々の軋轢の歴史があったことを考えてしまう。

なぜ、この時期に、参院選が終わったこの時期にこのNHKのスクープ報道なのか。
後追いにしては完璧なまでの他者の動き。

報道を否定する宮内庁。しかし、宮内庁への取材でわかったとクレジットをつけている記事もある。

今、天皇家の周りでは何が起きているのか。

すべては天皇がどこかの機会で自分の意向をはっきり表明する以外に、このことの“真相”は不明だ。

とにかくこの天皇のご意向は、改憲論議の帰趨に大きな影響を与えることになろう。
象徴だ、元首だと書き直す以前の問題として。

そんなことをふと考えてしまったやぶにらみ論。

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