バングラディデュ、ダッカでのテロ。
語る言葉を持てない。語りようがないのだ。
無差別な殺人行為、“コーラン”を唱えられなければ殺すということ。
ISという組織、集団とどう対峙し、非道な行為を止めさせることが出来るのか。
イスラム過激主義集団をどう見ればいいのか。
さきのトルコ、イスタンブールでのテロでも然りだ。
これでは地球上は全部が戦闘地域と言えるのかもしれない。
ISという集団を無くすために、過激派集団を無くすには激しい空爆しかないのか。
彼の地に住む“無垢”の民をも犠牲にすることを厭わずに。
国連をはじめ、国際社会は「無力」なのだろうか。
いま、世界を覆っていることに限りない「不安」が付きまとう。
事の重大さを思う。
JAICAとして、人々を援助しようとする人がテロのターゲットに。
余りにも、我々の常識からすれば「不可解」すぎるのだ。
英国がEUを離脱する。先行きは「不透明」だ。
「不確実性」が増す。
多くのイスラム教徒は、「排除」の対象とされるだろう。
ルペンが登場し、多くの支持を得ている。トランプが多くの支持を得る。
宗教、人種などによる差別が台頭するのだろうか。
「不寛容」な「不寛容さ」が持つべき価値観として再来する。
21世紀という時代は、後年、どんな表現で歴史の中で語られるのだろうか。
「不見識」な言葉や思考が飛び交う。
自らの身を思えば、やはり“老後の不安”なるものがつきまとう。
政治への「不信感」は増す。あまりにも「不作為」なことが多すぎる。
今の時代を読み解くことは「不可能」に近い。
論語に「不憤不啓」という言葉がある。憤せずんば啓せず。
自分が物事を理解するのに苦しんで、知ろうとする努力に燃え、発憤しなければ、自分の中の悩みを啓(ひらく)ことが出来ない、解決出来ない、知識を得ることが出来ない。そんな意味と捉えている。
墳という字は、今は“憤怒”の墳と置き換える。
理性を保ちながら、世の中の事に怒りを持って“対処”しないと、どう読み解けばいいのかが見えなくなってくるとでもいうことか。
「不」という字に翻弄され、やりきれない思いが錯綜しているのであり。
2016年7月3日日曜日
“チェルノブイリ”異聞
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