2010年2月28日日曜日

exhibition エキシビション

エキシビション。展示という意味。公開演技ということらしいです。少なくともスポーツでは。冬期オリンピック。世界中を沸かせたフィギアスケート。その有終の美を飾るのが競技の上位入賞者によるエキシビション。冬期オリンピックの競技ではこの種目にしかないプログラム。


楽しみにして見ました。どれも美しく、感動的であり、それはスポーツと芸術が融合された美でありました。勝ち負けでの涙ではなくその美しさに見ている者は泣けてくる。芸術なのだと。


バンクーバーからの中継。地上波はテレビ東京。系列局の無い地方はBS頼り。


折からチリ地震による津波警報発令。画面の4分の一は日本列島の地図と赤の警報点滅。スケートの画面が見にくい。どこのチャンネルを回しても同じような点滅画面。テレビとしての報道姿勢としては当然ということなのでしょうが。つい思ってしまう。BSまでも「速報」かと。


録画して後からと思っても、録画したものにもこの画面は消えない。スケート見る方の「集中力」は完全に途絶える。たしかに、スケートどころではない、災害が来るのかもしれないのだから。そう思う反面、なんでもこういう情報を出し続ければ、変化のない情報。点滅地図を出し続けることが報道機関テレビとしての使命なんでしょうが、どうも、出しておけばいいというような「免責」を感じてしまう亭主は不心得ものか。地上波とBSとでは差別、区別があってもいいような。フル画面で4年に一度しか見られない「エキシビション」を心行くまで見たいというのはおかしな考えか。不心得ついでに言えば、津波で避難する必要のない内陸部の人も多々あり。無関心な人も。それが世の中というものとも。


ただ今、津波情報入りつつあり。いまだ日本列島被災は無い様子。警報が狼少年であってくれればいいと。


エキシビション。展覧会って意味もあるのでしょう。ムソルグフスキーの展覧会の画。題名は「pictures at an exhibition」。この曲に付けられた訳詞あり。


 


      地球はひとつなのですが、
      世界はひとつではないのです。
      世界をひとつにしようとして、
      あまたのいくさがありました。


      世界はひとつではないのです。
      それをみんながわかったときに、
      世界はひとつになるのです。
      たったひとつの地球のうえで。


どこか、オリンピックの精神につながる。銀盤に舞う若者たちのこころはみんな一つのように見えていました。


チリへ、ハイチへ。支援。やりましょう。世界を一つのものにするためにも。津波が列島に被害を与えないことを祈りつつ、ちゃんとフィギアのエキシビションを見たいと思う欲望も捨てがたく。


 



2010年2月26日金曜日

2.26という日

2.26と言う日はなぜか歴史の彼方の日を思い浮かべるのですが。それから70年以上も経って・・。


平和の祭典が繰り広げられており、事件を知る人とて無く。


女子フィギア。冬期オリンピックのクライマックス。リンクの上で、インンタビューの席でそれぞれが涙をこぼし。スポーツの歴史に残る日となったかも。


長かった4年間を4分間で終わらせる。それぞれがそれぞれの事をやり遂げ。素晴らしい若者達に心から拍手を。惜しみない拍手を送る。


連日、連日のフィギア報道。それらをものともせず自分たちの演技をやり遂げた若者達。それぞれがそれぞれの事情を持ちながらも。


真央ちゃんは日本人だから日本という国を背負って。未来は血は全く日本人だけどアメリカ国を背負って。オリンピックというのは国と国の闘いなのか。自分たちの闘いなのか。


試合は終わり。まだ彼女たちはマスコミから解放されないだろう。でも早く自分の時間の戻してあげたいと。過酷な練習に耐え抜き、試合ではものすごい精神的重圧を受けて。それぞれの涙にそれぞれの意味があると。


鈴木明子の涙に一番打たれたかも。メダルには届かなかったけど彼女は十分金メダルに値する。悔しいだろうけど泣くな真央ちゃん。史上初のアクセル2回を飛んだんだよ。


それにしても彼女達選手をどれくらいの人達が支えたことか。演じるのは一人だけど、多くの人達が演じさせた。そこには"絆"があった。


金銀銅という三つのメダルで結果を分けるのが忍びない気持ちに。ヨナを越える選手はもう出ないかも。彼女の敵は今後は彼女自身。自分が自分を越えていく。「長かった4年間があっという間に終わったという感じ」。真央ちゃんの言葉は重い。


2010.2.26。日本の女子フィギアスケートは歴史に名を刻んだ日と。よかったよ。君たちは今という時代に生まれてきていて。2、26事件の青年将校も、オリンピックの選手も「日本」という国のことを真剣に思っていた。思っている。



2010年2月25日木曜日

深い霧

今朝の霧は予想外。凄かった。山の中じゃないのに。平野なのに。羽田も凄かったとか。3万人に影響でたとか。霧の中をライトをつけて走っていると、迷いそうになる。そう、今の日本と同じ。


日本人は坂の上の雲を目指して登ってきた。山のまで来て雲の中に入って迷った。山の上で迷って右往左往ってのが今のこの国ってとこか。


トヨタの問題も霧の中に入ったよう。成長のスピードに人間がついて行けなかった。豊田社長の反省の弁。トヨタだけじゃありませんよ。技術革新の進歩に人間はもうついていけなくなっている。五里霧中の世界にいる。


トヨタ問題。アメリカの脅しか。貿易摩擦とは言わないけど政治的思惑ちらつく。アメリカは議会や政府が前面に。なぜか日本政府の声が聞こえない。社員の前で泣く社長。おそるべし、同族意識。


なにかとおかしな検察。厚労省村木局長"事件"。証言がことごとく検察の「でっちあげ」を暴く。検察にも霧が・・・。亭主が記憶している中の汚職事件。黒い霧事件。吹原産業と黒金泰美。その残滓が・・・・て話もなぜか聞こえてくる。誰の話って。言えませんが。


審議拒否やめちゃった自民党。なんともだらしない。拳ふりあげてこれじゃ完敗。国会をつつむ霧。♪霧にむせぶ夜♪は良い歌だったけど。



2010年2月24日水曜日

「小沢辞任」で困るのは

昨日は岩瀬郡の町会議員、村会議員さん、町長、村長さん達の研修会。「政局展望」。1時間半話してきました。


政権交代あった。新しい時代だ。しかし景気は回復しない。地方はどうやっていくのか。それぞれの方が一様に思っている課題。それを解きほぐす術は語れず。参院選までの"展望"を勝手に亭主なりに喋って来ましたが。


小沢が辞めるか辞めないか。マスコミと政治動向、世論操作に皆さん関心がお有りだったようで。


小沢が辞めないと民主の支持率はまだまだ下がる。誰もクビに鈴つけられない。小沢がまともな政治家だったら"私怨"や"野望"を捨てて、政権交代に望みを託した民意に応えたほうがいいのに。


でも後は誰に託すの。選挙の陣頭指揮。辞められたら当座、鳩山は困る。


小沢辞めろと吠える自民。本音はちと違うかも。小沢が居るから攻撃材料あって鳩山政権を攻められる。辞められたら攻める目標が無くなる。参院選まではその座にとどまっていて欲しいと思ってるんじゃないか。


だって自分たちだって・・・・・。(爆)。


政治の話は面白い。喋っていても楽しい。感謝ってとこか。終わって「宴会」。天栄村の旅館で。村の名物、ヤーコン料理に舌鼓。名産品として売り出し中。米は台湾に「輸出」しようとの目論みありと。村は村でガンバッテいる。


盛り上がった宴席で酒交えて延々政治談義。なんと運転代行呼んでもらって郡山へ。かなりの長距離。1万円は覚悟してたらなんと。6,000円でいいですよって。郡山の代行ではあり得ない金額。ここでも地方は身を切るように努力していると(笑)。


たまに町村議員さんたちとゆっくり話するのもいいもんだと。亭主も勉強した次第。



2010年2月23日火曜日

新聞崩壊

広告費。ついに新聞がネットに抜かれて第三位。電通の調査。これを新聞記事にした新聞記者もつらかったでしょう。


「日本の総広告費は7兆円。そのうち2兆円がテレビ」。大まかな数字をひっさげて以前は話をしていたのですが。テレビも2兆円を大きく割り込み1兆7千億くらい。ついに総広告費は5兆円台に。新聞の下落率高く18%余り減らし6千億円台とか。ネットが急伸だそうです。


ネットにどれくらいの広告効果があるのか。依然疑問はあるのですが、事実は事実。既成のメディアは惨敗。


総広告費の衰退。それはいわずもがな。景気が悪いこと。過日の講演でも話してきたのですが、広告費の推移は景気を見る上で重要な指標であると。


広告費が減っても新聞はまだ販売費、購読料収入があるからまだしのげるかも。広告費頼りの民放は辛い。事業収入などで補ってもそれも限界あり。


勢い、新聞・テレビ界のコスト削減に向けての"努力"、計り知れず。結果、報道内容にも影響あり。アメリカでも新聞の衰退甚だしく。新聞崩壊とまで言われ出しているとか。


新聞は独禁法違反すれすれの商法展開してくるでしょう。オシガミ商法とか。内容よりも販売、発行部数を購読部数を増やさねば。


落日のJALの光景を新聞、テレビに見るがごとし。流通業界も大手スーパーや百貨店の売り上げが7兆円。なんとネット通販も7兆円市場になったとか。


ことごとくネットが市場を支配し始めた。ネットの"闇"を破る手だてはもはや見つからないのか。無理でしょうね。政治家がネットでつぶやくのを善しとしている時代なんだから。


不況の新聞、テレビ、雑誌。ますます"権力"にすり寄る気配濃厚。この"権力"とは。決して民主党政権には非ずと。



2010年2月22日月曜日

"辞めろコール"が聞こえてきそうで

海の向こうのバンクーバーでは日の丸をふって「ニッポン」コールがわき起こっているのでありますが。さてさて当の国内ではといいますと・・・。


長崎県知事選で民主大敗。新聞の勝手な世論調査では鳩山内閣の支持率が不支持に負け。参院選も民主に入れない人が増えているとか。


のんきなとうちゃん鳩山くん。「景気と政治と金の問題がそういう結果になったのでしょう。真摯に受け止めます」と優等生答弁。敵失みて小躍りする自民は「説明責任」ふりかざし、審議拒否へ。小沢、国会に出てきて喋れってことなんでしょうが、喋ったらそれで説明責任とやらが果たせたことになるのか。なんとも稚拙な国会対策。言い訳聞いてもはじまらないだろうに。


当の小沢は世間の風の冷たさ何処吹く風。島根に乗り込み、なんとドン青木幹さんに対抗馬。地元のテレビ局アナウンサーとか。相も変わらぬ人気頼みの"人選"。自民もオリンピックに出た岡崎朋美に声掛けとか。世の中をバカにするのもいい加減にしてよって。


しかし、まあ、義理も人情もないのか小沢くん。さんざん青木幹さんの世話になっておいて。自民党の中でも出馬に異論あり。それこそ自浄作用待てばいいのに、自分が刺客になるなんて。怖いお人じゃのう。


なんでもありの政局となって来た気配。あすは「これからの政局について」という講演あり。小沢君をどう読み取るか。考えないと(笑)。


マスコミも、世論なるものも小沢くんへの"辞めろコール"が大きくなることは必至。どこまで柳に風と聞き流していられるのか。表面上は傲岸不遜そうにしている小沢くんだけど。


2月22日は「猫の日」だとか。ニャンニャンニャンと猫の鳴き声の語呂合わせ。小沢は猫ではないと思うけれど、誰もあの太い首には鈴をつけられず。飼われている鳩が自分のクビにつけられている輪っかをはずせるかどうか



2010年2月19日金曜日

これも「げんかつぎ」

久々繁華街へ。それほど繁華していない昨今。居酒屋。広い店なのにお客は二組。ご時世ですな。大変だと思う飲食店。


で、近くには新しい店がオープン。前が何だったのかは思い出せず。花輪がずらり。「○○さん江」。そう例えば「祝、開店。からから亭さん江」という具合。普通の言葉なら「江」でなく、というか「江」の意味がわからん。「へ」と書くはずなのに。


これって、たしかに「へ」なんですが、そこが商売の験担ぎ(げんかつぎ)というか。「へ」だと「屁」なる。屁にもならないってことになりそうで縁起が悪い。で、「江」という字をあてたとか。日本語の妙というべきか。粋というのか。


げんかつぎ。漢字をあてると験担ぎ。縁起をかつぐってのが由来。えんぎを反転させて音韻が変化。「ぎえん」が「げん」になったとか。反転読み。昔はその筋の業界用語。


それはともかく。なんで「へ」が「江」なのか。水商売だからサンズイがいいてことなのか。「へ」は「ヱ」もあれば「会」もあるのに。


たとえば「住之江」なんて屋号付けたら「江」がだぶる(爆)。そうだよ。なんで東京は昔は江戸だったのか。「へ」と「江」。どうでもいいことに悩んでいた昨夜の数分間(笑)。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...