2010年2月26日金曜日

2.26という日

2.26と言う日はなぜか歴史の彼方の日を思い浮かべるのですが。それから70年以上も経って・・。


平和の祭典が繰り広げられており、事件を知る人とて無く。


女子フィギア。冬期オリンピックのクライマックス。リンクの上で、インンタビューの席でそれぞれが涙をこぼし。スポーツの歴史に残る日となったかも。


長かった4年間を4分間で終わらせる。それぞれがそれぞれの事をやり遂げ。素晴らしい若者達に心から拍手を。惜しみない拍手を送る。


連日、連日のフィギア報道。それらをものともせず自分たちの演技をやり遂げた若者達。それぞれがそれぞれの事情を持ちながらも。


真央ちゃんは日本人だから日本という国を背負って。未来は血は全く日本人だけどアメリカ国を背負って。オリンピックというのは国と国の闘いなのか。自分たちの闘いなのか。


試合は終わり。まだ彼女たちはマスコミから解放されないだろう。でも早く自分の時間の戻してあげたいと。過酷な練習に耐え抜き、試合ではものすごい精神的重圧を受けて。それぞれの涙にそれぞれの意味があると。


鈴木明子の涙に一番打たれたかも。メダルには届かなかったけど彼女は十分金メダルに値する。悔しいだろうけど泣くな真央ちゃん。史上初のアクセル2回を飛んだんだよ。


それにしても彼女達選手をどれくらいの人達が支えたことか。演じるのは一人だけど、多くの人達が演じさせた。そこには"絆"があった。


金銀銅という三つのメダルで結果を分けるのが忍びない気持ちに。ヨナを越える選手はもう出ないかも。彼女の敵は今後は彼女自身。自分が自分を越えていく。「長かった4年間があっという間に終わったという感じ」。真央ちゃんの言葉は重い。


2010.2.26。日本の女子フィギアスケートは歴史に名を刻んだ日と。よかったよ。君たちは今という時代に生まれてきていて。2、26事件の青年将校も、オリンピックの選手も「日本」という国のことを真剣に思っていた。思っている。



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