2010年2月3日水曜日

いい加減にしてよ「常套句」

例えば火事。「警察と消防で出火原因を詳しく調べています」。当たり前でしょ。調べるのは。テレビのニュース。火事の時には必ずつく最後のアナウンサーの言葉。常套句。新聞ならば「原因を捜査中」と。


火事があったら原因を調べるのは当たり前のこと。それも詳しく調べるのは当然。それがお仕事。それがニュースとして伝えられるなんて。変わらぬ安易な報道姿勢。調べるってのはニュースでも何でも無い。調べなかったらニュースになる。


犬が人を噛んでもニュースではないが人が犬を噛んだらニュース。そんな"名言"あり。


百歩ゆずって原因を調べていますって一回報道したら、後日判明したときそれを扱かったことあるんでしょうか。大事件や放火でないかぎりニュースにはならない。というか、放送した途端にその火事は忘れられている・・・・。


きょうも火事のニュースあり。はい、予期に違わず常套句で締めくくられていました。記者もデスクもアナウンサーもこれでよしと思っている。テレビ報道の貧困さ。


常套句をもう一つ。「成り行きが注目されます」。NHKでよくあるんです。特にニュース9のあの田口さん。注目されるなら後追いしろよ。略して「なりちゅう」。一応ご法度の常套句とされているんですが。


雪や風。天気予報。「今後の気象情報にご注意下さい」。誰だって気にしているよ。


どいつもこいつも、もう少しまともなこと言えないのかって(爆)。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...