昔、一時期、牧伸二の「ウクレレ漫談」というのは大流行していた。
♪ああ、やんなんちゃった、あああああああア驚いた♪っていう合の手の乗せての世相風刺。
世の中の不条理、おかしさ、間尺に合わない事、ばかばかしさをウクレレのメロディーの乗せて笑い飛ばしていた。大衆はそれに笑いと拍手をもって賛同の笑いを送っていたっけ。
敬虔なキリスト教信者で牧師の人が、ホームレスを家に連れてきて食事をふるまう”奉仕“を続けている。それを知っている息子は学び、知って、政治的思想とは無関係に安倍政治を否定する。
それを「殺す」と脅す人がいる。そんな脅しに屈するわけもないのに。世間はその親子を“否定”する。
ローマ法王が訪米した。政治家との昼食会を断り、ニューヨークのホームレスと彼らと同じような昼食を共にした。法王は大歓迎された。ニューヨーク市民は惜しみない拍手を法王に送った。
法王は国連総会で演説をした。満席だった。日本の総理も演説した。どうってことない言葉の羅列だけのようだった演説。席はまばらだった。2割もの人が聴いていたのかどうか。聞いた人がいようがいまいが、彼はプロンプターを見ながらの演説に超満足のご様子だ。
♪ああ、やんなっちゃった・・・♪だね。
シリアの難民支援にカネを出すと言った。難民を受け入れるとは決して言わなかった。人道問題を人口問題にすり替えての発言すらしていた。シリアの難民はたぶん10数人だと言う。受け入れたのは。
人口問題にすり替えるどころか、それを女性の活躍とか高齢者の活躍と言う問題にすり替えていた。
若い「生産人口」は温存しておこうってことか。役にたたない高齢者よ戦場に行け、活躍しろってことか。
生めよ増やせよ。あったな、そんなスローガンが。
お側用人の官房長官は、著名な芸能人の結婚問題に絡めて、これを機会に女性が子供を多く生んでくれればいいとのたまわった。
4年前、福島では子供を産むことをためらった若い母親が何人もいた。
最近、癌で亡くなった芸能人、癌の手術をした芸能人。福島を気にかけて、訪れてくれていた人だ。
「福島に行ったから癌になった」と平気で興味本位で大嘘を飛ばすネットの輩がいる。
一億総活躍社会だと大見得をきっている。GDPを600兆円増やすと言う。
日銀短観ですら、大企業に恩恵、中小にはしわ寄せと言っているのに。
東京オリンピック、森喜朗の大チョンボ。競技の追加。野球やソフトボールなど。皆、安倍の息のかかった政治家たちが顔をのぞかせる。
政治家の為のオリンピックってことなのか。
予選は福島で開催しようと言う。風評被害の払拭になるからと。県知事も同じことを言う。
いい加減にしろよ。風評って何かを真剣に考えろよ。
予選会やったって悪意でまかれる風評なんて無くならないさ。
♪あああああああア驚いた♪
もうウクレレの弾き方も忘れてしまったけれど。
宮武骸骨ありせば、彼が編集、出版していた「滑稽新聞」になんと書いただろうかとふと思う。
2015年10月1日木曜日
“チェルノブイリ”異聞
ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...
-
新しい年となった。雪の中だ。 良寛の詩作を引く。「草庵雪夜作」の題名。 回首七十有餘年 首 ( こうべ ) を回(めぐ)らせば七十有餘年 人間是非飽看破 人間の是非看破(かんぱ)に飽きたり 往来跡幽深夜雪 ...
-
ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...
-
そう、あれは6月の初めだったか。 急に視力が悪く、パソコンの画面が見え難くなった。 脳梗塞で入院した時、最初に診察してくれた当直の麻酔科の医師が「白内障が出てます。手術した方がいいですよ」と教えてくれていた。 その後転倒して、それも二回。 CT 検...