時々、晴れた夜空に煌々と輝く月を見ます。人間が月に行こうが行くまいが、地上から見る月はたった一つの月・・・。
村上春樹の「1Q84]を読みふけっています。見事に展開される「春樹ワールド」。
先月末、この「1Q84」も発売広告を新聞で見てすぐamazonへ。予約。お届けは6月10日頃とか。amazonnにはbook1しか無く、即刻ショッピングカートに入れ。
翌日駅前のデパートにある八重洲ブックセンターに立ち寄りました。なんとbook1もbook2も大量に平積みされている。でももうamazonで申し込んじゃった。買わずに帰ってきましたが。
数日後amazonから「お知らせ」。「1Q84」を購入されたお客様へ。本の"主題歌"、ヤナーチェクのシンフォニエッタが収録されたCDの案内。またもすぐにカートへ。そして翌日にはbook2の案内。またもやカートへ。
CDはすぐに配送されてきました。やがて本も。1だけ。CDかけて本を繰る。はい、亭主は村上ワールド、春樹マジックの虜となり。
本の冒頭に記されているのがジャズのスタンダードナンバー、♪it's only a papaer moon♪の歌詞の一節。本を読みすすめるうちにその「引用」がおぼろげながらわかってくる。主人公の一人、青豆がある日突然見たのが二つの月。そして老婦人との会話。「400年前の人たちも、私たちと同じ月をみていました」・・・・。
知り合いの女流書道家が夫婦の"絆"を双子月と呼んで書いた作品を思い出したり。月は二つあるのかも・・・すでに春樹の世界に染め上げられており(笑)。
book2はまだ配送されてきません。1は終わってしまった。ヤナーチェクの管楽器と打楽器の音が耳に残っています。続きを演奏したがっています。
amazonではなく平積みの本を書店で買えばよかった。反省、後悔(笑)。もう本屋にも無いようだし。届いたbook1も初版ではなく2刷だった・・・。amazon依存症の亭主。一番早く便利だと思っていたけど今回ばかりは違った。版元があまりamazonに出さないのか。
早く来い来い。配送しましたメール。月が二つの訳を早く知りたい。昨夜もこの本が話題になり、なかなか買えないって泣いてた人もおり。(爆)。村上春樹文学と音楽とのコラボレーション。音楽を使いこなす作家。
今日は桜桃忌。太宰も音楽は書けなかった・・・。