キムタクのおかあさんに会いました。59歳とは思えない、お若くてお綺麗な方で。しかもなかなか善いお仕事をされている・・・。いえ、本人に直接あったのではありません(笑)。新聞紙面で(爆)。
朝日新聞の2面。「ひと」というコラム。「ことのは語り」は母親の子育てを応援するという見出し。木村方子(マサコ)さん。
いい年をこいて亭主はなぜか昔からキムタクが好きでありまして(笑)。歌はへたくそだけど役者としてのキムタクが好き。何をやっても地でやってるのか同じようにしか見えませんが、それはそれで、彼の持っている、醸し出す雰囲気が好きなのであります。「あんなイモのどこがいいの」ってバカにされたりしますが。
だから当店の「ことのは語り」でも時々キムタク登場しちゃうんです。
記事を読むと、この方子さんは牛乳屋さんの娘。サラリーマンの夫と20歳で結婚。キムタクと弟のアメフット選手俊作さんを産んだ。いいおかあさんと言われたくて理想の枠を作り、自分を閉じこめた。ワタシはダメねと自己否定ばかり。睡眠薬と安定剤のお世話に。52歳になってトンネルを抜けた。「良妻賢母はやーめた。息子は息子達」て。16年かかった結論。家庭では台所が親子の会話の場所。息子達には3歳で包丁を持たせリンゴの切り方遊びした。
脱サラした夫と医食同源の考えにたってイタリア料理店を。片や、自治体やPTAから呼ばれて月の半分は食や子育ての講演をして歩いていると。名刺の肩書きは「ことのは語り」。
「赤ちゃんの時のにおい、ほっぺの柔らかさ。母親は宝物を持っている」と。そうか、キムタクはおかあさんの宝物だったんだ。彼からにじみ出る雰囲気はお母さんから貰ったものなんだ。
そして子育て奮闘中のお母さんを勇気づけたいとこういう。「寝る前、鏡に向かって、きょうもがんばったはねって、自分を褒めてあげて」。
今の今までキムタクの出自なんて知りませんでしたし、知ろうとも思ってみなかったけど。なんで朝日新聞がこの方子さんを取り上げたのかも知りませんが、ああ、いい母親でよかったと。
子供は親爺の背中を見て育つーーとよく言われますが、母親のどこを見て育つのでしょうか。生き様全てかな。ふと、リリーフランキーの「東京タワー」という本を思い出し。ボクとオカンと時々オトン。母親は毎日の人なんだ・・・。ふと、自分の母親の事を想いだし。こんなダメ男でも一応はちゃんと育ててくれたんだと。位牌にチーンしてきました(笑)。