2009年10月20日火曜日

ぼっち

一週間前、13日に書いた話。田んぼの中のオブジェ。あの田んぼの中にポツネンと立っている物は「ぼっち」と呼ぶんだそうです。農家の人に聞いた話。


昨夜は農場経営者や酒蔵経営者らと一献。もちろん若手。駅前の酒蔵経営の居酒屋。繁盛してました。なんと二組も顔見知り・・・。挨拶もそこそこに二階の部屋へ。初めて入ったところ。昔ながらの風情あり。


そこでまずは例の物のことが話題に。テリーさんが教えてくれた「はせ」は稲穂の天日干し。「はぜ」と呼ぶところもあり。はせ棒、棒はせ。名前の由来は不明のまま。で、刈り取られた田んぼに藁を積み上げているのは・・・。「ぼっち」と呼ぶとか。藁を天日で乾燥させ、それを棒で叩いて砕き、畳作り用に使ったり、家畜の餌にするとか。最近はコンバインで皆刈りとってしまうせいか、この「藁」が不足。輸入に頼っていると。そういえば、藁を棒で叩く作業をしている農家の光景、テレビか映画で見た記憶あり。記憶と言えばゴッホの作品「積み藁」も去年拝観。画の積み藁は大きかった。


で、このぼっちーーー。ひとりぼっちと重なる。ひとりぼっちとは独法師と書くそうな。ほうしがぼっちに変わって行ったとか。あてもなくさまよい歩く三界坊・・・。独法師。たんぼに立っている姿はさながら行乞に歩く修行僧が、野にたたずんでいる姿にも似て。これが名前の由来か。亭主の勝手なこじつけ。



田におかれた「ぼっち」は愁いをもてくる秋の名勝か。ひとりぼっち・・・。書家のたまご、建築屋、内装屋。農場経営者は音楽家でもあり。合わせて6人の飲み会は盛り上がり楽しく。店には演歌。♪ひとり酒場で飲む酒は・・・♪、悲しい酒が流れていたけど亭主は悲しくない酒でありました。早々に退散はいわずもがな(笑)。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...