2009年12月8日火曜日

小が大を呑む・・・

景気対策盛り込んだ第二次補正予算案がどうやらきょうは決まるとか。亀の横やりで1,000億円の追加。なんか浮かんでくる旧態依然の政治の在り方。たして二で割るーーーというやりかた。1千億は二ではないけれど。


理数系出身の鳩山くん、方程式を解くのは得意なんだろうけど、実際の政治の場での連立方程式にはとみに弱くみえ。連立方程式を解くのに四苦八苦の様子。


衆院選で圧勝した民主党。議席は衆参合わせて400以上。それがその一割にも満たない少数政党の国民新党や社民党にいいようにいびられ。振り回され。沖縄基地問題の難しさの理由に「連立維持」を挙げてみたり。あの選挙で国民が信を託したのは民主党。他党ではない。連立がなければ政権維持が出来ないっていうわけでもないのに。単なる国会対策なのに。


民主党のカラーが見えない。


思わず浮かぶ山崎豊子の小説。ドラマ。華麗なる一族での銀行合併。小が大を呑むって構図。まさに少数政党に呑み込まれているような感ありの大政党民主。参院選の帰趨見るまではこの不可解な連立方程式は解けないのかと。


四次連立程式なる言葉が永田町で出来上がりつつあるとか。沖縄の負担軽減、日米同盟、連立政権、国益。からみあったこの四つの要素をどう解くのか。


折しも今日は68年前の真珠湾攻撃、日米開戦の日。真珠湾の海底に沈んでいる特殊潜行艇のように開戦以来の"ナゾ"が未だ尾を引き、解明に至らず。普天間移転が新たな「密約」を産むやもしれず。


誰か潜行して交渉してる人っているのかな。いますよ。時として政治は無力でもあり。海図の無い船出の民主党なのか。参謀本部、軍司令部の意向、不透明のまま・・・・。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...