2009年12月19日土曜日

無い袖は振れない

町を走っていると目に付いた看板。「成人式の着付け予約賜ります」。あらら、そうか、もう年が明ければすぐ成人式か。きょうのように雪の舞う中振り袖着込んで。中身はともかく華やいだ光景。袖を振ってよちよち歩くお嬢様達。


で、思わず浮かぶ「無い袖は振れない」って諺。文字通り。袖が無ければ振りようもない。昔は着物の袖にゼニを入れていたところから、ゼニの入ってない袖はどうしようもない。持って無い物は出しようがないって事。袖の中から何も出ず。


年の瀬。借金取りも必死。「無い袖は振れない」ってカラの財布を見せる経営者もいるとか。曰く「ノースリーブ経営」って言うらしい。街中。金融逼迫。振りようにも振ることが出来ない企業も出るはめに。手形を振ることも不可能だって。


国の財政とて同じ。借金まみれのこの国。歳入ないのにあれ出せ、これ出せ。袖の無い洋服ではいくら腕を振れと言っても所詮無理なのに。無い袖を振るのが知恵だとばかりに。


しばらく前に鳩山君が言ったとか。「無い袖は振るものだ」と。未だ意味不明の「袖論議」。皆さん、袖の無い着物を着た書生さんなのか(爆)。


新年。羽織袴で、大きな袖をつけた着物姿で鳩山君登場してくれるのか。


財政のみならず国政全般、その運営脇甘し。名付けて「ノースリブ国家」と呼ばれるのか。成人式までには朗報を(爆)。予約殺到中なのでありまして。



“チェルノブイリ”異聞

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