デジャヴ。辞書によると「既視感」「既視体験」とあります。フランス語。心理学用語。dejavu。一度も経験したことがないのに、かつて経験したことがあるように感ずることーーーと書かれています。また、過去に実際に体験したという確固たる感覚ーーーという意味もあるそうです。
昨日、友人の会社の新年会。出入り業者さんも交えての恒例の集まり。友人の社長が挨拶でこのデジャブを言い出しました。「我々は中小企業である。長年中小企業をやってきた。昨今の経済危機。まさにデジャヴ、既視感だと思っている。1974年以降、円高、狂乱物価、総需要抑制策などが次々と打ち出され、景気は急速に悪化した。仕事もなかった。だけどどうにかそれを乗り切ってきた。今、またそれが目の前にある。今はどうやって我々が持っている経営資源を生かすかが大事。大企業の今の経営者は、1975年当時の経営の厳しさをわかっていない。経験していない。我々には既視感がある。厳しいのは皆同じ、その中で何をやるかが問題だ。学者やアナリストに答えを求めない」。そんな事を熱く語っていました。
デジャヴ。心理学用語が経営に使われる。というよりも懐かしい言葉を聞いた気がしたのでありまして。昔、郡山にデジャブって名前のクラブがあった(笑)。若い頃聴いた歌の中に♪デジャブの香♪ってフレーズがあって、どんな香水だろうかって気になっていた(笑)。日頃耳のすることのない「コトバ」に久々接した気分で。
デジャヴという現象。なんと70%に人が体験してるということです。亭主にもあります。ある街に行った時、「ここ知っている、来たことある」って感じたことが。テレビでみる光景。「そこ知ってる」って思ったことが。どう考えても行っていないのですが。
光景だけでなく、人との出会いにもデジャヴ的なことがある。政治にもあるかも。いつか来た道ってことじゃないでしょうが、夢幻とは違うデジャヴ現象。歌の題名にも、歌詞にも最近、デジャヴって言葉が登場しているようです。♪恋はデジャヴ♪とか♪久しぶりにデジャヴ♪とか♪さよならデジャブ♪とか。
現世(うつしよ)はデジャブ・・・・なのかも。