2009年3月21日土曜日

「反省」とか「正直」とか

数日前の新聞各紙にあった全面広告。「イオンの反省」。カラーページに巨大な白抜き文字が躍って・・・。


「世の中の変化に対応できず、お客様を見失っていたことを反省」。「お客さまが本当に求めていた商品やサービスを提供できていませんでした」。


何を今更って感じを持った亭主は変人でしょうかね。反省という言葉を"巧み"に使った"誇大広告"ってとってしまう。今更反省の弁を述べるってことは、これまではなんだったのかって。イオンの社長が考えたのか、宣伝担当が考えたのか、広告会社が持ち込んだ「コピー」か・・・。逆転の発想の広告とでもいうのでしょうか。


岡田社長が記者会見。「食品などを2割から4割値下げする」とか。値下げしてもやっていけるってことは今までの価格ってなんだったのか。コスト削減で埋め合わせるっていうことなんですが。


だから物の価値、値段がわからなくなる。値づけってどうなっているのかわからなくなる。「お客さま第一、お客様サービス」ってどこでも言う。それを大仰に掲げているところに限ってそれが全く為されていない。理念の"偽装"って思われるところがいっぱい。


イオンとヨーカドグループとの値下げ合戦。値が下がることは悪いことでは決してありませんが、どうもこうした広告手法には言葉の軽さが感じられて・・・。


麻生くん。国会答弁や記者とのやりとりで、時々使う「正直申し上げて」。本人は素直に心情を吐露してるって意味なんでしょうが。何処でも何でも「正直」に言うのが当たり前。当然。正直って言葉を使うには普段は不正直だってことなのか。正直であるのならそんな言葉を使うことも無い。いや、思い浮かぶはずが無い。不正直の裏返し・・・。


何がどうなっていて、ほんとのところは何なのか。訳がわからず迷わされ続けている毎日・・・。


なんかみんな「猿芝居」のようでありまして。



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