きょう8月1日は「肺の日」というんだそうです。国民的記念日ではないけど(笑)。日本呼吸器学会が決めた日。肺の日記念フォーラムというのに行ってきました。
講演者は坪井病院の副院長坪井永保氏。呼吸器科の権威。しかも禁煙外来担当医。もっか亭主の主治医。かかりつけ医。禁煙外来行っているわけじゃありませんが。無呼吸症候群の診察でお世話になって以来のお付き合い。なぜか気が合い。もちろんこのフォーラムも坪井先生に誘われたわけで。
「肺をこよなく愛している」。それが彼の"哲学"。肺の話、COPD,つまり肺気腫か。肺の生活習慣病。それになんといっても禁煙のお話。いかにタバコが肺は言うに及ばずすべてに悪いのかという、なかなか上手い講演。メタボリック症候群、それは肥満、高脂血症、糖尿、高血圧。これが死への四重奏。カルテット。それにたばこの害を加えると死の5重奏。クインテット・・・。それが持論。しかし国は、日本の医療行政は4重奏にはうるさいが5重奏にはまだまだ・・・。検診対象の項目に呼吸器関係が少ないとか。
たばこのニコチンは脳のドーパミンを出す。だからニコチン中毒ができる。今はニコチンパッドのようなものだけでなく飲むクスリもできているとか。
とにかく「いかにタバコが悪いか。肺は全身の鏡」っていう話をたっぷり。喫煙者をなくそうという真摯な姿勢。
まったくもって納得。しかも喫煙率と経済成長をからめた話なんかは面白い視点。高度成長とともに喫煙者は増えた・・・など。そうか、みんな貧乏になればタバコ買えなくなる・・不見識な発想をする亭主。
亭主の喫煙癖を知っている坪井先生。普段はあまりうるさくいわないけどこの講演に誘ったわけがわかった。感謝、感謝。
知識は十分吸収。怖さも再確認・・・。
でも、でも、でも・・・。元肺がん患者はいまだ未練にさいなまれ(爆)。素直に「ハイ」と言えない自分(爆)。
次回先生と会った時になんと言われるか。たぶん何も言わないでしょう。亭主は試されている・・・(笑)。
ま、せんせい、気長に・・・よろしく。(ペコリ)。