4年前。郵政民営化を掲げ、「自民党をぶっ壊す」と宣言して300議席を獲得したコイズミ自民党。
そうです。彼の言ったとおり、自民党はどうやら「ぶっ壊れ」ます。ぶっ壊れるようです。コイズミの掲げた公約は4年の年月を経て実現された・・・。(笑)。
世論調査。選挙情勢調査。今朝は毎日新聞。なんとまたもや驚愕の数字。民主が320議席、いや330までも行きそうと。自民は下手をすれば二桁に転落。
この通りなら自民党はおしまいですな。この失地回復にはどうやっても10年以上かかるでしょう。
昨日、一昨日と自民支持の友人から電話殺到。昨夜は差しで懇談。まさに茫然自失の態。彼らにとっても信じられない結果。
麻生太郎が昨日来県。それを見ていると、この世論調査の結果とが結びつかないと。街頭演説には人がかなり集まっていたから。
知り合いの特定郵便局の人も嘆いていました。「どこに投票すればいいのか難しすぎる」って。
自民の敗因。すべからく指揮官麻生に帰するでしょうが。完全に解散の時期を読み間違えた。しかし、彼だけじゃない。安部、福田と次々に小泉構造改革路線の軌道修正をしてきたことも一因。そして麻生によるコイズミ路線の完全否定。4年間の「ぶれ」の蓄積が招いた結果かも。
善し悪しの議論ではなく、4年間誰もが小泉改革続行、断固支持を言っていたなら、これほど歴史的惨敗をきすことはなかったかも。
政界引退するコイズミの「置き土産」。ぶっ壊れた自民党。もしかして彼はほくそえんでいるのかも(爆)。
そして友人たちの心配。選挙後の自民党はどうなるのかと。もはや選挙後の心配。目先の戦には目がいかなくなってしまい。期待できるのは政界再編のみかと。民主がいつまで一枚岩でいられるかと。誰が自民党を立て直すんだと。
ともかく・・・。これでみんな思うでしょう。小選挙区制の怖さを。その時の「風」「空気」によって権力構造が一大変化をもたらすってことを。
2009年は200Q年。Qの意味するものは・・・。
「出て壊し、入って壊す小沢流」。かつて小沢一郎政治を揶揄した一句あり。コイズミがほくそえみ、小沢の高笑いが聞こえてきそうなのであります。