総選挙も佳境。声を涸らしての選挙カーが表通りから裏路地まで。今も通っていきましたよ。連呼、連呼、手を振り、飛び降り、握手しながら・・・。拡声器の音量はマックス。ウグイス嬢は悲鳴に近く。
「よろしくお願いします。ご声援下さい、手を振ってのご声援、窓から顔を出してのご声援ありがとうございます」。
孫と一緒にそれを見ていたおばあちゃん。「これあげておいで」と孫に5,000円手渡す。戸惑う孫。隣の人がたずねる。「どうしたの、おばあちゃん」。「だってゴセンエン下さいって言ってるから。あの人の親には世話になったから」。ご声援、ゴセイエンがゴセンエン、5千円に聞こえたらしい(爆)。
いや、これはウソですよ。ウソ、嘘。酒場談義のネタ。誰かが言っていただけ(笑)。
投票日まで一週間切って。さ、最後の追い込み。日本国中連呼の嵐。気力と体力勝負。握手で手は腫れ上がり、声は枯れ。
「オネガイ」にかき消されるゆく蝉時雨
必死に頑張る自民候補にまたもや麻生くんが水をさす。冷や水を。
「カネがねえなら結婚しないほうがいい」。
選挙が終われば早や九月。静かな静かな里の秋ーー♪が待っている。誰かは秋風の冷たさが身に染み、誰かは白玉の美酒を飲む・・・。