始めて選挙権を持って以来、ずっと違和感を持ち続けている制度。総選挙と同時に行われる最高裁判所判事の国民審査。あの何人かの判事の名前が書かれていて○か×をつけるやつ。
今回も前の総選挙後に選任されて9人の判事がその対象に。新聞も一回はその名前を書きますが、また、なんかの広報にも名前が載りますが、誰が誰やらわかる筈もなく。裁判官あがり、弁護士あがり、行政官上がり・・・。知らされる「経歴」はそれだけ。例えば裁判官上がりがこれまでどんな事件に関わりどんな判決を出してきたのか・・・。知ってるひとはまずいない。どんな事件の弁護をしてきたのかもわからない。
ここ数年、冤罪事件も含めてある意味で「裁判不信」が起きています。裁判員制度も出来た。司法改革なんていうのが声高い言われている。しかし・・・。最高裁の裁判官の名前と顔なんてわからないのに○×つけなくてはならない。
憲法の規定にあるからー。どうも惰性的に行われた「慣行」のような気がしてならないのです。なんの基準もないのに判断させるなんてあまりにもばかばかしくおかしい・・・。
かたや国会議員を選ぶ選挙ではやれマニフェストだのなんだの。「膏薬」じゃない「公約」並べ立て。それを吟味して選びなさい。一票を行使しなさいとワイワイやっているのに。
未だこの国民審査で「罷免」された人は無し。でも毎回出るかなりの×。それも多少の個人差あり。なんの根拠もなく、"適当"にマルバツをつけている人が殆どでしょう。
占領軍の「おしつけ」なのか(爆)。そろそろこの奇っ怪な制度やめませんか。開票の手間省きましょいよ。これだって"無駄遣い"の一種かも(爆)。