2009年8月6日木曜日

せなサマ

昨夜はプール仲間の「オジンの会」。駅前の大衆食堂で。餃子、焼きそば、焼きうどんつまみながらビール、酒、焼酎・・・。たわいのない会話の連続。どこかで地縁血縁で人がつながっている地方都市。誰かの話になった時、「あれはだれそれのせなサマだ」。「せなサマ」。福島県の方言。今、若い人はほとんで知らないでしょうが。「せな」とは「兄」。「兄様」ってこと。なぜか郡山の方言がそれなりにわかっている亭主。別に研究したわけでもないけど。「せ」は兄や夫の呼称。親しみをこめる「な」という接尾語。


次に飛び出したのが「ごせやげる」。腹が立つ、いらいらするって意味。世話が焼けるということから来たのか。


やはりオジンの会。訛り、方言は凄い、凄い。そしてそれなりに味がある。上野駅にたたずむ啄木の心境むべなるかな(笑)。


方言、訛りと言えば、どうも釈然としないサントリーのお茶「イエモン」のCM。宮沢りえと本木雅弘の関西弁。どう聞いてもイントネーションが違う。関西弁と一口に言っても大阪と兵庫と京都では違うけど、このお二人の京都弁もどき。どうもいただけない。無理矢理真似してるってとこか。なんか「味」が違う。


ドラマもそう。例えば「吉展ちゃん事件」のドラマ。刑事も犯人も、特に犯人は福島県出身なんだけど役者さんの方言はなじめない。無理矢理なまろうと・・・。しっくり入り込めない。


言葉とは耳から入って記憶し口から出もの。土着の人の訛り、方言と、付け焼き刃で覚えた方言、なまりは大いに差異あり。「もどき方言」はちょっと・・・・。


亭主の郡山生活22年。回りは土着ばかり(笑)。流ちょうな東京弁がもう喋れなくなっているようで・・・。いやーあやまった(爆)。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...