2009年8月22日土曜日

見えざる敵

ついに新型インフルエンザが「流行」ということになりました。マスコミ報道は明日にも日本国中がインフルエンザ患者だらけにならんかという集中報道。半年前と同じ。まさにパンデミック。


ちょっと時計の針をもどしてみると・・・。新型インフルエンザ、豚インフルエンザが脅威とされて最初の頃。発生源はメキシコだということで渡航歴がどうだの、空港での検疫体制がどうなのって。連日のまさに「テロ」との戦いの様相。戦闘服ならぬ防護服。防空ずきん姿ならぬ防疫マスクの一億日本国民。夜中に記者会見して、まさに日本沈没声明のような会見した舛添くん。あとからハシャギ過ぎって身内からも言われ・・・。そして気がつけば世界中に蔓延。


どこからどうやって来たのか新型ウイルス。誰にもわからない。経路など全く不明。そして始まった見えざる敵との"戦い"。


当然と言えばいいのか。過剰反応と言えばいいのか。とにかく防ぐ手だては誰もわからない。うがい、手洗い。マスク。何とも非近代的。竹やり戦術。学校から帰って来たら「手を洗いなさい、うがいしなさい」。終戦後の子ども達はそれが日課だった。トラフォームなんて目の病も蔓延していたし。毎日目を洗い・・・。


ワクチンが無い。これほど世の中進んだというのに。何でもクスリ、クスリ、クスリ浸けの世の中になったというのに。ようやく10月頃からはワクチン接種始まるとか。今度は誰から先に接種するのかで侃々諤々。カンカンガクガク。誰を先にするにしてもかかる費用は最低5,000円くらいとか。貧乏人はワクチン打てない。


プロ野球にはじまりスポーツ選手にも患者続出。イベント休止。選挙運動にも影響。やがて始まる新学期。学校閉鎖は当然あり。企業も工場も休業。


リーマンショクで陥った世界同時不況。すこし持ち直しかと思ったらインフルショック。経済に与える影響大。実態ではなくマインドによるインフルエンザショック。


とにかくマスク、マスク。増産増産。ワクチン開発中でフル稼働の製薬業界。うん。この業界は確かに空前の売り上げ記録。儲かる。人の集まるところは閑古鳥無き。豚に勝てない鳥。


とにかく「安全」に過敏な日本国人。強弁するなら安全な食を求めすぎた故に落ちてしまった免疫力。スナック菓子で育った子供に免疫力有りやいなや。


やがて登場するであろうインフルエンザ特効薬詐欺事件。火事場泥棒は世の常であり。


風が吹けば桶屋が儲かる。風が吹けば土埃。目をやられてメクラが多くなり、メクラは三味線弾きに。三味線の皮が足りずにネコを殺す。ネコがいなくなればネズミが跋扈。桶を噛む。で、桶を買い替える人続出ってお笑い。


インフルエンザウイルス蔓延すれば回り回ってどういうオハナシが出来上がるのやら。医療機関も大変でしょう。過労死出るかも。「まずは保健所へ」。前回の騒ぎの時のお上のお達し。過労で体調崩した保健所職員数知れず。


「専門家」もお見立てによれば秋にはもっと爆発的に流行するとか。一億総インフルエンザ罹患者。さてさて誰がどうやってこのウイルスという見えざる敵と戦うのか。ミサイルもなにも全く機能しない。


でも・・・・毎年の季節性のインフルエンザに比べてそんなに凄いのかどうか。この新型と言う奴。正確な所は誰もわかっていない。とにかく言えるのは当分、このニュースだけってこと。ノリピーニュースより上の話題になることだけは正確。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...