2009年5月2日土曜日

当世喫茶店事情

ちょっと大上段に振りかぶったようなタイトルで恐縮。


先日東京に行き。葬儀。葬祭場は江戸川区の葛西。地下鉄東西線を降りて徒歩7分くらいのところ。棺を乗せた車を見送って疲れた体を休めようと思い。足取りも重く駅界隈に。コーヒー飲んで一服。次の予定まではまだ十分時間ある。楽になりたい。本でも読みながら・・・。喫茶店を探したんですが・・・。目に付くのはファミレスだけ。ちょっとやわらかめの椅子のあるゆったりした喫茶店。コーヒーの美味しい喫茶店をと思うものの見つからず。たまたま駅前で駐輪場を整理しているおじさんに声を掛け。


「どっか喫茶店ないですか。ファミレス系でなく。ゆっくり出来るところ」。「えーーありますよ。その角曲がった先に街角という店が。古い店なんですが」。行ってみました。店が開いてない。閉まっている。営業していないんです。戻っておじさんに伝えると絶句。最近までやっていたんですがね・・・。致し方なし。駅構内のカフェと書かれた店にはいりました。どうも食事中心の店らしく。コーヒーだけ所望の客にはいささかあたりが強かったように感じられ。トイレに立ったあと戻ってみるとまだ残っていたはずのカップも下げられ片付けられており。


知人との待ち合わせ場所。六本木のアマンド前。なにせ簡単な待ち合わせ場所はそこしか浮かばず。ところがアマンドも改装中。まさに店の前での待ち合わせとなり。で、ミッドタウンという未知の場所へと。カフェなるところがあり、比較的ゆっくり話は出来たものの値段のお高いこと(笑)。


一人でゆっくり本でも読みながら、音楽聴きながら、静かに人と話をゆっくりする・・・。「お茶でもいかが」「お茶飲みしよう」。そんな場所が急激に減っていることを実感。昔はどこにでもあった喫茶店が無い、少ない。


郡山でもそうです。スターバックス、ドトールコーヒー。飲むとこの今や定番。しかし、そこは古の喫茶店の雰囲気ではなく。


ゆっくりくつろぐ喫茶店は無くなったような。ただコーヒーを、それも余り美味しくないコーヒーを飲むだけの店しかないようで。


ルノアール、風月堂、ホテルのロビー。ゆったりした時間を楽しむ場所が減ったような。ご時世なんですね。時勢と書いたほうがいいのか。


喫茶店。歌の舞台にも度々登場し、恋人との思い出の場だった。小説にもよく登場していた。喫茶店は思索の場所でもあった。そんな街の光景が見えなくなっている・・・・。プラスティックのカップを持って歩き、職場でそれをたしなんでいるのがファッションといわれる時代になっている・・・。コーヒーのテイクアウト。そんなもん昔は無かった。クラシック喫茶やジャズ喫茶で半日過ごしていた。それは決して無駄な時間では無かった・・・。


春の日のぼやき。



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