2010年6月10日木曜日

政局と政策と

昔、田中角栄さんという人によく言われました。「政局や人事ばかり追いかけている政治記者はダメだ。大物に成れない。政策を勉強しなさい」と。この言葉の触発されたのかどうか。必死で政策を勉強した同僚記者がいました。田中角栄さんが自民党の都市政策調査会長をやっていた頃。まとまったその要綱。件の記者は迷うことなく読みこなし、わかりやすい記事を流れるように書いていた。亭主はチンプンカンプン(笑)。そして彼は「大物」になり、最後の最後まで田中角栄さんと親交を結んでいた。信頼も厚かった・・・。


さてさて、爾来マスコミ・メディアの政治担当記者はどうしているか。記者だけではなくコメンテーターとか解説者とかいう人達含めて。政局の時はいきいきとし、報道時間も長く、大騒ぎ。それがいったん落ち着いて政策がニュースになる、それに対する的確なコメントが求められるとどうなるか。まともな情報が発せられるか。どうもそうではないようで。


昔、通産官僚から評論家、作家になった堺屋太一さんの言った戦後日本の三大神話の一つ。「日本という国は官僚が優れているから政治家がどんなひとであっても大丈夫なんだ」。


政策報道は勉強も強いられるし、地味だし、難しいし、余り面白がられない。政局はなんたって面白い。夜討ち朝駆け、身を粉にしても。人間模様が垣間見える。駆け引き、裏技、騙し合い・・・。官邸や自民党担当記者は政局、政局。政策は各省庁担当記者にお任せ。だって官僚が政策作っていたから。


ここ数日。政局ばかり報道することに自戒の弁を述べる向きもあり。かといって「反省」程度で終わっているようですが。


近づく選挙。マニフェストなるものが表舞台へ。政策論議強いられるメディア。その報道姿勢は。あら探し、けなし、見当はずれ。何処まで深く掘り下げて伝えてくれるのか。しかも分かり易く。


郵政改革法案はたしかに「政策」。それを盾に取ったように今日も離脱云々の政局報道が行われるのでしょう。


何でも反対。何でもケシカラン。批判の言辞だけしか出てこない自民党も哀れ。そりゃ支持率上がりっこないは(爆)。



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