2010年6月18日金曜日

過ちを改むるに・・・

過ちを改むるに憚る事なかれ。はい、勿論論語を元にした有名な諺。


菅新政権、参院選マニフェストに関連して「消費税増税、10%アップ」打ち出し。すかさず公約違反と批判の声。はい、マスコミなんですが。たとえば朝日新聞の本記。


「民主党が昨年8月の総選挙で掲げたマニフェストは消費税率の引き上げに触れておらず、当時党代表だった鳩山由紀夫前首相は「私どもが政権を担う4年間、消費税の増税をする必要がない」と明言していた。党代表が菅氏に交代したとはいえ、わずか1年足らずで党の基本政策をひっくり返したことは、党内外の批判を呼びそうだ。


"くせ者"はこの最後の一行。内外の批判を呼びそうだ。内外ってどこの誰。書いてるアタナでしょ。自分の意見は言わずなんでも"伝聞的"にやらかす。記者会見でも然り。「そういう声がありますが」とか。何処の誰の声。アナタの声でしょ。漠然とした世論とか世間とか風聞にかまけて疑問をぶつける。どうも姑息としかいいようがない。反対なら反対と書けばいい。そして一方の社説。そこから滲んでくるのは"歓迎"の筆致。


自民党がいち早く消費税10%アップを言い出した時は批判的な記事は散見されなかった。どうも政策議論になるとマスコミは定見を欠く。一年たらずで基本政策をひっくり返した。いいじゃないですか。そのままやってろと言うことですか?。間違いに気づいて改める。いいじゃありませんか。公約違反、マニフェスト違反とやり玉にあげてなんの得やある。


しかも衆院選で信を問うとまで踏み込んだ。いいじゃないですか。勇気あるじゃんって。


抱き付きだとか、擦り寄りだとか。そんな批判は次元が低い。


もちろん貧乏亭主、税金が上がるのは嫌ですよ。困りますよ。でも、この国の将来考えたら、切る物は徹底的に切って、上げる物は上げないと成り立たない。飴だけばらまいた鳩山政権。菅直人よ、敢えて悪者になりなさい。本当にそれしかないと信じるなら。国民福祉税を持ち出した細川政権は瓦解した。その徹を踏むか否か。


嗚呼、またも気になるマスコミ論調。無責任論調。みんな一緒に真剣に考えようよ。オランダ戦控え、岡ちゃんも選手と一緒に真剣に考え議論している。スポーツメディアも勝つための方策を真剣に考えているように映るのですが。



“チェルノブイリ”異聞

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