2010年6月3日木曜日

鳥のまさに死なんとする・・・

穏やかな日。空は晴れ渡り、鳥の声が聞こえ・・・。いいな自然界は(笑)。


一羽のハトが去りました。鳴き声を残して。


「鳥のまさに死なんとす その鳴き声や悲し 人のまさに死なんとすその言やよし」。論語の言葉ですが。思いのたけをぶちまけたハトの去り際。その言や良しとするか。どうも長広舌から窺えるのは「自己中」の人柄とも。日本人は判官贔屓と申しまして、去り行く人を悪し様には言わないんですが。"死者"にむち打つようなことは言わないしないという"美徳"があるとも言われているのですが・・・。


自分たちの報道で世論を"誘導"し、世論調査で辞めろ、辞めろと迫り。紙面でも語り口でも「辞めろ」と迫ったマスコミ。実際辞めてみれば「投げだし」「無責任」とくさす。是が世間というものか。


勇気振り絞ってオザワ道連れにすれば、後継選びで「小沢の影」とか「影響力」とかこれまたクサス。小沢と鳩山の間で何があったのか。政界には裏のまた裏もあり。何が誰の真意で、事実は何か。当事者だってわからないこと。


段々不愉快になってくる政局報道。社説もさることながら、テレビは一体何考えているのか。どの画面見てもやれウブカタだとかなんとかだとかテレビ出たがり呼んできて訳のわからん奴に訳のわからんこと言わしている。極めつけは渡部恒三。ひっぱりだこ。なんであの人が・・・。黄門さまなんて異名つけてもてはやすテレビ。彼が喋っていることにいかなる意義ありやと。一人だけ正義の味方気取って(爆)。グダグダと効かない薬の効能書きみたいなことばかり。


どうやら形勢は菅直人の様子。次期首相。またメディアはこぞってクサスでしょうね。あることないこと取り上げて。多分「風見鶏」とでも言うのでしょう。


「やはり菅さんでしょうね。なんかカンジ悪いけど」と昨夜の飲み屋のおやじの弁。


済州島で一人鳥を見ながら退陣を決意したというハト。金子みすずの詩をどうぞ。


きのふもけふもこの岸へ、
かはるがはるにくる波よ。

いま來た波は、あの波は、
どこの國から來たのだろ。

いま退く波は、あの波は、
どんな岸までゆくのだろ。

波に浮かんだ海の鳥、
おまへはきつと知つてゐよ。

もしも教へてくれるなら、
こんどの祭に招(よ)んであぎよ


民主党には大波が襲い、政局というお祭りが始まっています。ハトはもう招かれていないけど。



“チェルノブイリ”異聞

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