2010年6月2日水曜日

「鳩山」を見誤っていたマスコミ

英断と言うべきか、一種の茶番というべきか。鳩山、小沢道連れ心中。激震と言えば激震。予測の範囲といえばそれまた然り。誰がシナリオを書いて演出は誰だったのか。


午前10時前に流れた鳩山辞任の速報。その1,2時間前までのマスコミ。新聞の朝刊も。きのうの鳩山の左手の親指立てたポーズをあげつらい、したたか、しぶとい、鈍感などなど罵詈雑言を浴びせていました。そして両院議員総会後のコメント。「一世一代の名演説」と褒めそやす。政治も劣化しているがマスコミの劣化も甚だしいと。


その日その日の表面的出来事だけを追い、政局を見通せていない。洞察力無し。そのマスコミ報道を受けての世論調査。そりゃ支持率低下は当たり前。


誰もが数日前までは小沢が鳩山の首に鈴をつけると思っていた。おっとどっこい。小沢に鈴着けたのは鳩山の話を信ずれば鳩山だった。鳩山の顔を立てた小沢のシナリオか。


大きな目を潤ませ「思い」を20分間にわたって述べた鳩山。さぞかし無念とは拝察するものの、所詮自らが招いた種。自分で刈り取らねば。


数日前の当店亭主。「もののふの進退はある日ある時一瞬にして決めるべき」と書いた。鳩山がもののふかどうかはともかく。マスコミはいささか鳩山を見誤っていたのではとも。済州島で見た鳥を我が家の鳥になぞらえるあたりは情緒過ぎとは思うけど。沖の鴎よ伝えておくれ。歌の文句じゃないけれど。


うがった見方。小沢を切るためのは自らが共倒れしないと。そんな「思い」もあったのか。鳩山、すっきり。小沢渋面。それはテレビの画像だけのこと。二人の間のやりとりは永遠の謎かも。


さてさて民主党にとって吉とでるか凶とでるか。鳩山決断に依然異を唱える自民党。ここ数日は次期首班めぐる民主党関連ニュース。またまた霞む自民党。やはり小沢のシナリオか。


株は値上がりしてるというけれど民主の支持率上がるのか。マスコミを騙し続けた鳩山くん、あっぱれ!(爆)。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...