2010年6月24日木曜日

究極の"業界用語"

テレビを見ているといわゆるタレント、芸能人がやたら"業界用語"を連発しています。一例。「マイウー」。吹き出しまで作って。美味いってことです。皆様ご存知のように。言葉をサカサマにして言う業界用語。もともとはバンドマンで流行っていたコトバ。バンドマンはどこから仕入れたか。多分、落語、寄席からではないかと思うのですが。


業界用語はあくまでも業界用語。意味不明のものも多々あり。テレビ関係者だけが使っているのなら、それはそれでよろしいのですが。電波に乗っけるとなると問題ありです。変な業界用語が日本語として定着してしまう。これは恐ろしいことと。ただでさえ日本語が乱れているというのに。


業界用語、隠語。それはその社会だけに通用させるもの。一般化しては意味が無い。別の例えですが、「薩摩弁」。単語自体が独自。訛りとは違う。なぜか。江戸時代、幕府の隠密が入ってくるのを見分けるために考案されたコトバ。


ヤクザ屋さんにはヤクザ屋さんの独自の隠語あり。流通業界でもあり。ヤクザで思い出しました。相撲賭博。話題の阿武松部屋。


落語の世界での業界用語を使った一文。「あのタレは、トバはいいけど、セコトウスケで、おまけに阿武松(おうのまつ)」。訳せば「あの女は着ている物はまずまずだが、器量がまずいうえに、大メシ食らいだ」ってことになります。


阿武松とは4代目の横綱、阿武松緑の助のこと。彼はとにかく大メシ食いだったらしい。


タレントさんの業界用語と比べて、やはり落語の世界の隠語、業界用語はどこか粋で洒落。以上は前座、前口上。


真打ち、トリは・・・・・「ぶら下がり」。いつの間にか定着したマスコミと政治家との"業界用語"。総理大臣の前にマイク突き出し。総理番の若い記者がみんなで付き合わせて質問をメモを読みながら質問する。この「ぶら下がり」という変なコトバがすっかり定着。それ自体が政治の劣化とも思えるくらい。新聞も好んで使い、記事にして当たり前の言葉にしてしまっている。


ぶら下がり。あんまり気持ちのいいコトバではありませんよね。ぶら下がる・・・・何を連想します。


そもそも今のように「技術、機器」が進んでいない時代。一本のマイク、一台のカメラのコードで録画録音。それを各社で分けた。コードがぶら下がっているjことからテレビ、ラジオの人達が呼んだ言葉。


記者会見とは似て非なるもの。それがいつしか言葉含め定着。それをやるかやらないかで内閣記者会と官邸側でもめているとか。嫌味で言えば「ぶら下がり」とは一斉報道、メディアスクラムの原点かとも。究極の業界用語でございます。


参院選公示。矮小化されて消費税論議だけが前面に。選挙の業界用語「七つ道具」をひっさげて候補者達は・・・・。マニフェストに始まってアジェンダなんていうカタカナ語ばかりが飛び交い。これらも一種の"業界用語"かもと。



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