2010年8月18日水曜日

世代の差

昨夜は亭主主宰の「粒々塾」。早いものでもう5回目。「言葉」についていろいろな角度から話をしてきています。塾生も"定員"をほぼ満たすまでに"成長"し。


ちょっとイタズラをして宿題を出しておきました。好きな言葉、力を貰った言葉、座右の銘などをそれぞれ話せと。みんな考えていたのでしょう。いい言葉を吐いてくれました。自分で考えた言葉あり、古人の名言を引いたものあり。学生時代に先生から学んだ言葉あり。


なんでこんなことをしたかというと、ハイネの言葉を持ち出す為のイタズラ。「矢は弓弦を飛び去るやいなや、もはや、射手のものではない」。矢とは言葉のこと。皆なの前で口にした言葉には「責任」を持たねばならない。重さを感じなければならない。彼らはきっと自分が言った言葉を大事に生きて行くだろうと。


20代、30代、40代。そこには言葉をめぐっての世代の差はありませんでた。皆、しっかりした若者だと。世代間格差。世論調査ではよく言われます。特に選挙。若者と中高年の間に「差」を見て取ろうとする。政党支持率がどうだこうだと。余り意味のあることとも思えず。


高齢者のことを若い記者が書く。若者のことを中高年の記者が書く。記者達の書く「言葉」に世代の格差はあるのかどうか。


「歸國」という字は戦後「帰国」になった。「歸國」という字はパソコンでは出ない。「外地で死んだ英霊達が歸へる國は無くなった」と。「国」には帰れないとあのドラマの作者は言いたかったのかも。歸國と帰国とには明らかに世代の差はあるかもしれないが。


講義後の懇親会。30代の若者が問いかけて来た。「学生運動が盛んだった時代の若者と僕らのような世代には違いがあるのでしょうか、差はあるのでしょか」と。「時代を否定するエネルギーが若者には必要だと思うよ」。そんな答えしか渡せなかったけれど・・・。


 



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