日曜日を週末というのかどうか。カレンダーでは週の初めにありますが。それはともかく。昨日、今日となにやら会合だらけ。風邪は治まらず。犬の介護。はい、大変であります。
昨日は福島新樹会の研修会。安岡正篤の「日本精神の研究」。大正末期に書かれた一文。抜粋。
「人々は皆、群集の陰に隠れて切実なる自己の反省を失い、道徳的勇気も残るかたなく銷磨して、互いに卑陋な小我を固執し・・・」「現代のかくのごとき頽廃はその縁由を物質文明に有すると思う・・」「現代人の大いなる禍は帰するところ、人間の機械化に依る人格の破たんにある・・・」。
なんか、今のこの平成の世の中を喝破してりるようで。つい、笑えてしまいました。笑い。それはリリーフランキーの小説、「東京タワー」の中の一節と酷似していたから。言わんといするところが。
日進月歩、道具は開発され、延命の術は見つかり、私たちは過去の人類からは想像もできないような「素敵な生活」をしている。しかし、数千年前の思想家や哲学者が残した言葉、大昔の人間が感じた「感情」や「幸福」に関する言葉や価値は、今でも笑えるくらいに、なんにも変わっていない。
そうなんです、この"笑"なんです。
早帰りしようとしていたら知り合いの某上場会社の社長とぱったり。ちょこっとお付き合い。美味い寿司御馳走になり。対価は話を聞くこと笑い。爺も歩けば人に当たる(爆)。
今日はこれから一平ちゃんの主宰する玄粒書道会の設立10周年記念大会。酒、ふんだんに用意してあるといわれるものの、昼間からこの体調では飲むわけにもいかず。夕方帰ってきて、また"犬介護"。そして、夜は、なだめすかして寝ないと。犬も亭主も「天命、天命」(爆)。