久々事務所。日常を取り戻そうとするのですが、なかなかシンクロしてくれない。体調は風邪をこじらせたまま。犬の去ったことが実感出来ず。犬中心だった生活といなくなった生活とがシンクロしない。
シンクロ。同調って意味なんでしょうが。おととい、サトシくんの誘いで「アブラクサスの祭り」という映画の特別試写会とやらにちょっと顔を出して。
主人公の僧侶でハードロッカーだった男が叫ぶ日常。「シンクロしない」。寺で飼っている犬。まさに死期を迎えている。その死と彼のライブをシンクロさせようとする主人公の言動と行動。
アブラクサス。アブラカタブラ。天使か悪魔かわからない創造主。まさか犬の死がかかわる映画を見ようとは。シンクロし過ぎて怖い。
映画の原作者は、三春の福聚寺住職、玄侑宗久。かれの芥川賞受賞作の受賞後第一弾の作品。玄侑宗久さんのお話しもあって感心するところもあったのですが。
シンクロしすぎちゃった風邪。治って欲しいな。呪文となえてもいいから(笑)。