2009年4月17日金曜日

来ましたよ。給付金申請書。

数日前。ポストを開けたらA4判の封筒。「定額給付金申請書在中」と。ついに来たか。申請書(笑)。定額給付金の是非を論ずるものではなく。しかし、なんとなく複雑な心境で開封。うん、やはりお役所からの書類。ゆっくり読んで理解しないと。添えられた「手引き書」の通り銀行振り込み欄に記載。簡単ていえば簡単。名前にフリガナつけて、申請日書いて、ハンコ押して、自宅の電話番号書いて・・・・。


そのあとがちと面倒。身分を証明するものと銀行口座のコピーを添付しろって。運転免許証と銀行の通帳コピーしてのり付けしましたが。1万2千円プラス年寄り手当8千円。もちろん亭主の分(笑)。給付開始は4月27日から。


書類の標題。定額給付金のお知らせ。公印省略の市長名。おととい再選された。表題の下の文言。


「景気後退下での市民の不安に対処するため、市民の生活支援を行うとともに地域の経済対策に役立てることを目的として定額給付金を給付します」。


ちょっと待ってよ。これって市が発案した政策ではないでしょ。オバカな麻生自民党と公明党の与党による意味不明のバラマキ政策。「国からの指示により給付金受給の手続きしてください」って書くのが市の正しい在り方じゃないの。


市民の一人であります。不安はあります。その不安は今の2万円ではなくもっと将来の不安。まだ生活支援して貰わなくても明日の米は買える。2万円じゃ不安解消されないし、生活支援と言われても・・・。地域の経済対策。銀行振り込みされたものをわざわざその2万円だけ下ろして経済対策の名のもとに"浪費"するんですかね。


なんかもらうことにちょっと"罪の意識"みたいな物を感じたり。今まで払った税金の還付と受け止めようと思ってもどうも釈然としないものを感じたり。でも国庫に戻す気はないから振り込んでもらいますが。


どうも不可思議に思えるもの一つがこの「給付」に関する事務的経費。800億円はかかるというじゃありませんか。経費かけないと行き渡らないってのは当然。しかし、この制度やらなければ800億円もの「無駄」は無かった筈。市役所の業務も煩雑を極めるでしょう。振り込みでいくらか儲けた感じがするのは銀行だけか(笑)。銀行だってあまり有り難くないかも。


しかし。この書類受け取ってさらさらと手続き出来る人はまだまし。どうしていいかわからない高齢者だっているはず。コピーしろって言ったってコピー機なんかあるはずもなく。コンビニ行けば金払わねばならず。大丈夫かなコンビニでコピーしていて。


送られて来た封筒の下の方に書いてありました。「定額給付金等の給付をよそおった振り込め詐欺や個人情報の聞き取りにご注意下さい」って。そう。そういう被害が出ることを役所でも十分予測しているんですよ。「手続き代行します」ってだまし取る輩だって出てくるはず。コピーの途中で個人情報はぬすみみること可能。代理申請も可能。手形の割引ではないけれど一万円手渡ししてあとは手数料替わりに抜き取る輩だって出るはず。これらの「犯罪防止・対処」にまたまた警察含め費用がかかる・・・。


詐欺師ではないので手口は予測できませんが(爆)、そのうち定額給付金詐欺ってニュースが飛び交うことにもなりかねず。


面倒な書類書くのが大嫌いな亭主。有り難みは全く感じておらず。黙って税金安くしてくれる方がよっぽど有り難い。


今朝の新聞に載っている公務員のボーナス特集。とんでもない金額。皆、100万円超。その彼らも定額給付金は受け取る・・・・。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...