「こんちわー。駅前交番の大栗です」。事務所の扉を開けて元気な声。「おおお、どうした」。「お久し振りです。お元気そうで」。「元気だよ。ちょっと太ったんじゃないかい」。「はい、夜勤が多くて夜中に食べるので、ちょっと太ってしまいした」。
久しぶりに"巡回"に来た駅前交番クン。赴任してきてから半年くらいになるでしょうか。ある日突然訪問してきていろいろ話をして。それからたびたび寄っているらしいいのですが会ったのは三回目。
担当地域を巡回し、地域住民の動静を把握、防犯に務めたい。使命感に燃えて地域課のお巡りさんの仕事をこなしている交番くん。最初の訪問時にすっかり仲良くなり、あるタウン誌に彼の事を書いたら、それが地域でけっこう反響を呼び。署内で"有名人"になったとかならないとか。
プライバシーを盾に巡回訪問もままならないご時世。彼の"悩み"聞いたり、警察官としての"使命"を説いてみたり。昔あった地域住民と駐在さんとの関係。市民生活に溶け込んでいたお巡りさんがいなくなり、怖い、嫌な警察官だけが目立つようになった昨今なのですが。
「非番の日も出勤多いんです。この前のコンビニ強盗の捜査で」。そっかそっか。ご苦労さん。「たまには子供と近くの公園に行って走っているんですが、なかなか痩せないです」。若いと思っていたら家族あり。警察官の官舎住まいと。
元来は警察嫌いの亭主(笑)。いや、悪いことをした訳ではないんですが。なんとなく(笑)。要人警護のspには親しくしていた人もいるし。郡山の歴代署長とも仲良くしていたんですが、町を車で走って居るときに警察見るとビビる(爆)。何故・・・・。
とにかくーーーー。彼を含めて駅前交番のお巡りさんの巡回復活は事務所界隈の住民には評判良し。お巡りさんが廻ってくれていると安心だと。そう、老人世帯も多いんです。古くからある町には。
立ち話だけだった今回の訪問。そのうち飲みに行こうか。是非、是非お願いします。電話番号は彼のノートに記載済み。「夜の駅前、私服のパトロールも良いもんだよ」。「そう思います」。さてさて怪しげな店にでも連れて行ってみるか(爆)。
前回来訪時は盛夏だった。汗でぐしょぐしょだった。今回は涼しげ。亭主の事務所を去った途端、隣の家の玄関でまた大声をかけていました・・・。ちょっと太ったせいか、後ろ姿は以前にも増して頼もしく見え。