2009年9月27日日曜日

8から20へ

通称サミット。今はGなんとか。金融サミットに出席、その前は国連で演説、温暖化会議でも演説。なにやらおおむね好評の鳩山外交。まことにけっこうであり。


サミットだのG8だのG20だのって新聞やニュースでなんの違和感もなく使われていますが、このサミットなるものそもそもは先進国首脳会議と呼んだ。最初は6ケ国。米・英・仏・伊・西独・日本。1973年フランスはランブイエ。いやいや懐かしいですな。初めて聞いた地名だったし。そう正確には主要先進国経済素脳会議って言ったと。オイルショックや世界不況克服のための会議。サミットってのは文字通り頂上ってことでしょう。世界の頂点に君臨してた、そう思っていた国の集まり。カナダが入ってG7。このGってのはグループって意味らしい。らしいっていうのは、一時グレートって思っていた人たちがいたから。で、冷戦終了。ロシア(ソ連)が入ってG8と。


ここで経済問題を中心に国際的枠組みを決めてきた。それが、今や主役はG20。そうです。もはやいわゆる先進国だけでは何もできない。中国はじめ新興国、途上国を交えないと。いや、中国が途上国というにはいささか疑義もありですが、新興国、途上国を無視して世界は動かなくなったという証拠。金融危機回避なんてアメリカの国債を一番買っている大株主の中国の意向を無視なんて出来っこない。


鳩山君はどうもG8っていう枠組みにいささか固執しているようですが、つまり8カ国なら首脳同士で忌憚のないやり取りができる。20にもなったら事前に「官僚」が調整しないとどうにもならないからってことのようですが、世界経済の牽引車は変わったと。


六つだった頂上がもはや二十に。山並も姿を変えた。温暖化による地形の変化かって(笑)。


それにしても「外交」ってなんとも不思議なもの。英語で紙に書いた原稿読み上げても拍手が沸くし。たった30分、しかも通訳入れての会談で「信頼関係が築けた」なんて。一目会ったその日から・・・ってことなのか。日本人同士だって、凡人同士は数時間あれやこれやと話し合って、酒でも酌み交わしてやっと相手のことがわかるもの。


30分で築けた関係は30分で消えるかも(爆)。ゲスの屁理屈であります。「恋」に時間は関係ないってか。同盟だって然りなのか。


でも、結論。とにかく、鳩山君、立派でしたよ。よろしかったですよ。(^^)// ハクシュハクシュ。さてさて帰国後は難題山積。がんばれユッキー!



“チェルノブイリ”異聞

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